日本家屋の大規模改修
普通なら建替えられてしまいそうな古い家屋を何とか蘇らせたい。この改修工事は、そんな思いを受けての出発でした。
思いさえあれば、古い家でもこんなに素敵に再生できることを多くの人に知って欲しい。そんなホームメイドの思いを感じて下さい。デザインに配慮しながら、無垢のパイン材などの自然素材で造った住まいです。
まだ大丈夫!昔の大工の技が生きている
一見、古びていたが、木造の構造や屋根はしっかりしていた。炭を練り込んで焼いた銀黒の瓦は、今の陶器瓦とはものが違う。
これなら何とかなるんじゃないか。あとは、耐震性能や断熱性を上げる工夫を考え、豊かなインテリアを実現する。これが家づくりのテーマとなりました。
ダイニング側からキッチンを望む
アンティークなダイニングのシャンデリアから垣間見えるキッチンの白い輸入キャビネット。清楚だけれど、エレガントな空間にデザインしました。
ダイニングの照明は、カナダKichler社製。外観の和風さとインテリアのエレガントさとのギャップは、訪れる人に驚きを与えます。こんな雰囲気の中、心豊かに過ごしたいものです。
リビングルーム
黒いカッシーニのレザーソファと、白いドライウォールの壁のコントラスト。リビングの一角には、新たに薪ストーブも配置しました。
2つのステンドグラスの窓を通して、玄関からは淡い光がこぼれてきます。
エレガントなヴァニティー・ルーム
キッチンとお揃いの洗面キャビネットは、統一感のあるおしゃれさを演出します。
鏡や花柄の洗面ボウル、クリスタルの照明器具や蛇口もすべてカナダ製。日本の家であることを間違えそうですね。奥様のこだわりで創った清潔でエレガントな空間は、今もご自慢のひとつです。
リビングに存在感のある薪ストーブ
グリーンに塗られた鋳物の薪ストーブもカナダ製。子供たちの安全を考え、ストーブを囲むスクリーン・ガードを備えていますが、ストーブ本体も安全な2重構造です。
まわりのレンガもカナダ製。実際に外壁用に積むものなので、耐火性能・耐久性は保証付き!暖かい暖炉の火は、見る人の心を癒してくれる効果もあります。あなたのおうちにも楽しいオブジェとして如何でしょうか。