お知らせ

ツヤは耐久性と高級感を生じます

愛知県のお客様から、輸入の木製玄関ドアが敷居に擦って開けづらくなったのと、劣化した塗装を塗り直したいというご相談を頂きました。

ドアメーカーは不明ですが、恐らくシンプソン(Simpson)製ではないかと思います。

一度キシラデコールで塗り直しをしたそうですが、防水性がない防腐塗料ですから、すぐに雨が染みる状態になったようです。

ドアが下がって敷居に当たってきていましたから、ドアヒンジを確認した処蝶番の金属が減ってきており、これがトラブルの原因だと思います。こうなってしまうと、ドアラッチの掛かりも悪くなりますし、デッドボルトで鍵を掛けることも固くて難しくなってしまいます。

まずは、ドア外部の劣化した塗装をサンドペーパーで出来る限り擦り取り、その上から着色塗料を塗って、最後にパラペイントのティンバーケアで防水塗装を施しました。

当初ドアの木の表面がガサガサになって薄ボケた感じでしたが、ティンバーケアを塗ったことで表面にツヤが出て防水性や耐紫外線性能も格段に上がりました。(写真は塗りたてなので、時間が経てばムラや光沢感は少し落ち着きます)

ティンバーケアは、100%のピュアアクリル塗料ですから、木の呼吸を止めないばかりか、水のような大きな分子を通さないという特殊な7分ツヤの塗料ですので、ドアの高級感もアップします。

その後、ドアの高さ調整を行いながら、減りづらいステンレス製のベアリング付き輸入ドアヒンジに交換して、最後にハンドルセットのラッチやデッドボルトの位置調整をして、ドア枠のウェザーストリップ(気密パッキン材)を交換してメンテナンスは終了です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、定期的又はスポット的な現状調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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外部でニスは使えません

北海道のお客様から、輸入の北欧系木製玄関ドアの塗り直しをしたいというご相談を頂きました。

ドアは、チーク材を表面に張ったスウェドア(SweDoor)です。

以前お客様自身がメンテナンスの為に、内装用塗料のニスを屋外側に塗ったとのことですが、写真のように部分的に剥がれてきています。

ニスは雨が当たらない室内で使う分にはいいのですが、防水性が要求される屋外での使用には適しません。また、屋外では劣化が早い為、所々で塗装が剥がれ表面がまだら模様になってしまいます。

NETで私共が扱っているパラペイントのティンバーケアを見付けて、お客様から木部の防水塗料として使いたいというお話を頂きましたが、ニスを塗ってしまうという程度の知識のお客様が適正に塗装が出来るかどうかは少々心配です。

いい加減にニスを剥がしてその上からティンバーケアで塗装をしても、そのうち下地のニスが剥がれて上塗りまでも一緒に剥がれてきては元も子もありません。

どんなサンドペーパーを使うか、どんな道具やハケが必要か、手順はどうか、そういったことは専門業者のペンキ屋さんしか分かりません。まずは、そういう人の知恵や経験を借りて、業者さんに塗り直し作業をお願いしてみることが一番です。

その上で、お客様自身もペンキ屋さんのやり方をまねて、次回作業をするというやり方が常道です。素人が何とかなるさと適当に作業をしても、耐久性や完成度を満たすことは難しいと思います。

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新しいタイプのロックですが・・・

横浜のお客様から、輸入のダブルハングの鍵が壊れたので交換したいというご相談を頂きました。

サッシは、アンダーセン(Andersen)製の木製窓。

新築したのが2002年ということですから、輸入住宅ブームがひと段落した後で施工された窓のようです。

アンダーセンの古いロック金物は、台座の下に部品が出っ張った形状をしていますから、木製建具(障子)には金物用の彫り込みがしてあります。こちらのサッシについては、そうした彫り込みがないですし、ロック金物の裏側は出っ張りがない平らな形状をしています。

ですから、こちらのものは現行のものに採用されている新しいタイプのクレセントロックになりますが、部品自体が樹脂で出来ています。

樹脂と言っても結構丈夫な素材ですから、あまり壊れるということはないと思うのですが、上下の建具の噛み合わせが悪かったりすると、鍵が掛けづらくなりクレセントの回転軸にストレスが掛かります。

恐らくそうした状況を改善せずに、そのまま使い続けてきた為にロック金物の破損に繋がったのではないかと思いますので、ロック金物の位置を調整してやるなどのメンテナンスが必要かも知れません。

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交換と同時に調整も

山口県のお客様から、輸入の複数のサッシについて部品調達のご相談を頂きました。

サッシは、ケースメントサッシ(横に開いていく窓)とスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の2つですが、今日は掃出しサッシの方を記事に書かせて頂きます。

その掃出しサッシは、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシ。

写真のように、ハンドルの脇に付いているロックレバーの先が折れて欠損しています。(通常は、二股のフォークのような形状です)

鋳物で出来ていますから結構丈夫なんですが、鍵が掛けづらくなってロックレバーを強く操作し続けると、このように折れてしまうことがあります。

掃出しサッシの鍵は、然程力を入れなくても軽い操作で開閉出来るものなんですが、ギュッと押し下げないと鍵が掛からないという状態になるのは、ドアのディメンションが狂っていることを意味します。

ドアがドア枠と同じように垂直となっていない場合や、ドア自体が長年の使用で下がってしまっているケースが考えられます。ロック本体が内蔵されているドアと、ロック受けがあるドア枠とが正しい位置になければ、鍵が掛けづらくなるのは自明の理です。

新しいロックレバーは、素材の厚みが増して頑丈にはなってきていますが、それでもドアの位置が調整出来ていなければすぐにまた折れてしまう可能性があります。

単純にロックレバーを交換すれば直ると考えるのではなく、ドア自体の調整を同時にしてこそ安心して長く使える掃出しサッシになることを覚えておいて頂きたいと思います。

勿論、素人のお客様自身では出来ないでしょうから、私共のような専門家に依頼して、ドアを調整してもらうことが大切です。

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割れやすいのか?

名古屋市のお客様から、輸入のオーニングサッシのペアガラスが割れたというご相談を頂きました。

サッシは、マーヴィン(Marvin)製のインテグリティ(Integrity)ファイバークラッド木製窓。

オーニングは、サッシの下の方が外へ開いていくサッシです。

今回、ペアガラスが割れたとのことで、写真を見る限り何かが当たったという感じではなく、熱割れ現象で自然にクラックが入ったという感じに見えます。

当初、私はこのガラスに防犯フィルムのようなものを張っていて、温度差によるガラスの膨張収縮をフィルムが抑え込んだことで、ガラスにストレスが掛かって割れたのではないかとも考えました。でも、お客様に聞いた限りではそういうこともなさそうでした。

最近、インテグリティのダブルハングサッシのガラスが割れて修理をして欲しいというご依頼が何件かありましたが、インテグリティというサッシ自体の構造的な問題でペアガラスが割れやすいということがあるかも知れません。(あくまで推測の域は出ませんが・・・)

ガラスの交換・修理の際に建具を分解するのですが、ペアガラスの両面共建具枠にしっかりと接着剤で固定されていて、ガラスが柔軟に動ける余地がないのです。

勿論それで建具が歪んだりしないようになっている訳ですし、防水性や気密性も保たれているのですから、必要なことではあるのですが・・・。

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レバーだけの交換は出来ません

東京都のお客様から、輸入の玄関ドアのハンドルセットの調子が悪いというご相談を頂きました。

玄関ハンドルセットは、ボールドウィン(Baldwin)製のマンチェスター(Manchester)という豪華なドア金物。

ご覧の通り、真鍮のきれいなゴールド色をしたハンドルですが、外からドアを開ける時に指で押すレバー部分がおかしくなっているそうです。

こういうケースでは、お客様からレバーの部分だけ交換することは出来ないかという問い合わせを頂きますが、メーカーは部品のみの供給をしてくれません。

玄関ハンドルのように毎日何度も使うようなものは、外側のレバーだけでなくドアラッチやデッドボルト・ラッチ、室内側のドアレバー等も同様に経年劣化を起こしているという状態ですので、不具合箇所を1つ直してもすぐに他も破損するのでハンドルセット自体を交換すべきというのが理由のようです。

ただ、このハンドルセットは国内では入手不可能であるばかりか、アメリカでも在庫が少なく手に入りづらいものとなっています。ボールドウィンは高級メーカーですから、本体価格も相当高いのですが、海外送料や通関費・関税を含めた経費を考えれば、更に費用は嵩みます。

取り敢えず、アメリカの調達先は確認出来ましたが、あとはお客様がご注文されるかという点は、私共では分かりません。

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外せないから、いろいろ準備します

奈良県のお客様から、玄関の靴箱として利用している輸入の収納折れ戸(バイフォールドドア)の調子が悪いというご相談を頂きました。

ドアは、ハローコア・ドアと呼ばれる中が中空になった比較的安価なものをお使いのようです。

2枚折れ戸を2つ観音開きのように開いて使う4枚折れ戸のタイプですが、両側の2枚折れ戸を閉じる際に、ドア同士が強く当たらないようにする為のドアストッパーが破損して外れてしまっているようです。

更に、ドアが傾いたり、高さが左右で違っていたりしているようで、その他の取り付け金物にも何らかの不具合があるようです。

どんな不具合なのかをメールで確認してもらうようにお願いしましたが、ドアの取り外し方法やどんな個々の部品が付いているのかをお客様自身が分からないということで、送って頂いた写真だけでおおよそ判断して欲しいというご希望でした。

確かにバイフォールドドアって結構取付け調整が難しく、一旦外してしまうとお客様では元に戻すことが簡単ではないかも知れません。

バイフォールドドアの取り付け金物は、寸法・形状が違うものがいくつか存在しますから、本来であれば事前に全て確認して部材を準備していかなければ、ちゃんとした調整・修理は難しいと思います。

ただ、遠方で直接事前調査が出来ない状況ですので、ある程度目星を付けた上で、複数の部品を用意してお邪魔する以外にはありません。不要となる部品もあるとは思いますが、それを覚悟でお客様にもご負担をお願いした処で、修理メンテナンスに伺いたいと思います。

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交換部品の特定が出来ました

愛知県のお客様から、30年前の輸入の洗面水栓から水漏れするので、修理出来ないかというご相談を頂きました。

水栓金具は、コーラー(Kohler)製のゴールド色のワンレバー水栓。

施工した住宅メーカーはトヨタ系の会社でしたが、既に輸入住宅から撤退し、直すなら水栓金具ごと交換するしかないということのようです。

また、商品の品番・品名なども図面などの記録には残っておらず、恐らくこれだろうという程度で、全くの手探りといった状態でした。

コーラーの海外サイト等で調べてみた処、それらしいものを発見出来たのですが、水漏れの不具合を起こす止水バルブ(カートリッジバルブ)には2種類あるようで、実際にどのタイプの仕様のものかは水栓を分解して現物を確認する以外に方法はありませんでした。

勿論、その前にアメリカのコーラーのサイトから英語で問い合わせを行いましたが、メーカーからは何の返事もなく、日本の小さなビルダーからの質問にはいちいち答えてくれないという対応でした。

そこで、先日お客様のおうちにお邪魔して、水栓を分解してみた様子がこちらです。実は、ここまでに分解するのには結構な時間と労力が必要でした。

不具合のあるバルブに到達するまで、様々なパーツを外さないといけないのですが、ことごとく錆び付いていて外すにはいろいろな水道工具やインチ対応の道具を駆使しなければなりませんでした。

錆び付いた部品を無理に外そうとすれば、部品そのものが壊れてしまいますし、下手に壊してしまえばそれこそ水栓金具自体を交換するしかなくなります。でも、写真の状態にまで分解出来ましたから、どんな仕様の止水バルブが使われているのか特定することが出来ました。

適合する新しいカートリッジバルブをアメリカから調達して、入手次第交換手配にお伺いする予定ですが、水栓本体の錆びの具合によってはバルブを交換しても変な隙間が空いてしまい、最悪水漏れが止まらないというリスクがあることを承知の上でご依頼頂きました。

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15年くらいしたら、交換しましょう

昨日に引き続き、三重県のお客様の輸入ダブルハングのメンテナンスについて書かせて頂きます。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)製インテグリティ(Integrity)のファイバークラッド木製サッシ。

修理前は写真のように側枠(サイドジャム)に装着されているはずのウェザーストリップ(気密パッキン材)が熱で曲がって反り返っている状態でした。

また、建具(障子)を吊っているバランサーのバネが弱ってきていて、窓(建具)が重くて持ち上げられないといった感じでした。

そこで私たちは、インテグリティ用のウェザーストリップと上下の建具に適合するそれぞれのバランサーをアメリカから調達して、現場で交換作業を行いました。

通常交換部材をお客様にチェック頂いて、メール等で詳細をお知らせ頂いてから手配に入るのですが、建具を外したりしたことがないというお客様もいらっしゃるので、こちらのお客様については調査費を頂いて詳細調査を事前に実施しました。

勿論、お金は掛かってしまいますが、お客様の労力や時間は掛かりませんし、計測を間違えるという心配もありません。ですから、現場の距離が遠くても、出来るだけ現地で調査をさせて頂く方がお客様とも直接お話も出来て信頼関係も築けます。

そして、こちらの写真が交換・メンテナンス後の写真です。

上窓用バランサーと下窓用バランサーの間にあるウェザーストリップが、上から下まで一直線に装着されています。また、上窓用と下窓用でそれぞれ長さの違うバランサーも、側枠の溝の中にきれいに納まっているのが分かります。

そしてこうした部材を装着する際は、周囲の掃除も行いますし、窓の開閉をよくする為に潤滑剤の塗布も念入りに行います。ですから、サッシの枠も非常に美しくピシッとした感じがしませんか?

その後、上下の建具を窓に装着し、最後に網戸を取り付ければ完了です。こうした作業を11ヶ所程度行いましたので、延べ3日掛かりました。

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何を直したのか、分かりますか?

週末三重県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシのメンテナンスをいろいろとしてきました。

サッシは、マーヴィン(Marvin)製のインテグリティ(Integrity)というシリーズのグラスファイバーを樹脂で固めた強化プラスチックでカバーされた木製窓です。

こちらの建具(障子)は、組み立てを強固な接着剤のみで行っている為非常に分解が難しく、無理に行うと木枠や外装のカバーを壊してしまうというリスクがあります。

私たちは独自のノウハウを使い、慎重且つ丁寧にこれを分解し、割れたLOW-Eペアガラスを新しいものに交換し、その後きれいに組み立てました。

勿論、雨漏れによる不具合が発生しないように、ガラスの外周りには防水処理を施し、室内側の木部もパラペイントのティンバーケアで防水塗装を行いました。

それを今回元のサッシへと戻す作業を行うと共に、両サイドの側枠に装着されていた気密パッキン材(ウェザーストリップ)とバランサーも一緒に交換してきました。

古いパッキン材は途中で千切れて、窓からヒゲのようにぶら下がった状態でしたし、バランサーのバネも劣化して伸縮しない状況でしたから、開け閉めが非常に重い感じでした。

こうした一連の作業を終えた状態が、こちらの写真です。正常だった昔のサッシがきれいに元通りになりましたので、不具合を知らない人が見ても何が悪かったのか全く分からないと思います。

また、作業の邪魔だった防犯用の面格子も作業の前後で脱着しましたが、こちらも丁寧に取付けを行っています。

インテグリティは製造時期によって使われている部材が全く違うこともあり、交換部材の調達が困難な場合もありますが、ここまで修復出来る専門家は国内でも数少ないかも知れません。

<関連記事>: 美しく蘇りました (2026年3月21日)

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