インテリアもイギリスのイメージに拘った秀作
Country House Redという名の外壁カラー。窓やコーナーの白と赤茶の壁とのコントラストが家の輪郭をはっきりさせます。また、カジュアルな輸入の木質ラップサイディングが、イギリスの片田舎を連想させます。
日進市にある30数坪の輸入住宅ですが、素材やデザインは大きなおうちにも引けを取りません。機能性を備えたコンパクトさは、住みやすさともつながります。
灯をともしたリビング
ほの暗い室内に映えるアイアンのバラをイメージしたKichler社の間接照明。少しダークな木製モールディングで切り取られたドライウォールの壁にやさしい光を与えます。
明るすぎる国産の蛍光灯の光と違い、カフェのような落ち着いた雰囲気を演出します。
玄関の天井照明
アイアンデザインのシャンデリア。放射線状に広がる光と影は、訪れる人に感動を与えます。
主要な照明器具をアイアンで統一していますが、場所場所でデザインを変えて面白みを演出しました。何気ない場所にも美しさは潜んでいます。
マスターベッドルーム
ドライウォールの淡いピンクの壁に、真っ白なバラのシェ―ドを冠した照明スタンドが程よく甘さをプラス。アイアンスタイルのベッドフレームもカナダ製。窓から差し込む朝日で目覚めるのでしょうね。
あたたかさを感じるキッチン
ガスレンジはフランス・ロジェール社製。トップには、耐熱ガラスのふたがついていておしゃれですが、既に日本では販売が停止されています。そう、お客様は最後に手に入れられたラッキーな方の一人です。
ナチュラルなメープルの輸入キャビネットの上は、白いタイルカウンター。クラシックなダブルシンクには、ブラスのキッチン水栓を備えています。明るいデザインですが、逆にアンティークの食器を並べても絵になるキッチンに仕上げました。カナダのGE製アイスディスペンサー付冷蔵庫や60cm幅の食洗機は、存在感のある大きさですね。そして、床材は無垢のパインです。
キッチンの脇にある家事コーナー
パントリーとして作ったのですが、奥様の楽しい世界がここに凝縮されました。キッチンに隣接したスペースですが、ダイニングからは見えない場所にある誰にも邪魔をされない小宇宙。すぐに手に取りやすいように、全ての棚は、オープンなものを施工しました。
夕食までのちょっとした時間に、ここでパソコンや調べものをするのでしょうか。小さな空間ですが、ちょっとしたスペースをうまく利用すれば、楽しい暮らしが待っています。