カナダ ハンドカット ログハウス
春日井の田園地帯に突如出現した巨大なログハウス。
羽を休める鳥のようなイメージの大屋根と建物の右側に大きく張り出している屋根付デッキ。その屋根を支える巨大な丸太の柱が印象的です。
半永久の耐久性をテーマにした住まいは、屋根も焼き付け塗装のステンレス製。まさに、お社のような神々しい佇まいです。
カナダから到着した巨大なログ群
長さが12mもあるコンテナ3本に満載されたログを港に降ろす。名古屋港 飛島の広い仮置場に、ところ狭しと並べられたログたちは、圧巻としか表現しようがありません。
そう、この写真に写っている材木全てが、この家のログなのです。こんなにすごいことになろうとは、誰も想像できなかったはず。このログたちを搬入するには、現場付近では道幅4mしかないところも通らなければならないのだ。
この家を完成させる為に、天は試練を与えたのかも知れないですね。
隙間のない直径600mmの大径木
ログは、既にカナダで加工されてきた。まだ生木同然のログを1ヶ月間船で運んできたのだから、普通だったら曲がったり、縮んだりしていてまともには組み上がらない。だから、ログを再度こちらで加工しないと組めないだろうと思っていた。
しかし、思惑は外れたのだ。隙間なくガッチリと組み上がったサドルノッチは、カナダ人の技術の高さと樹齢120年以上のイースタンホワイトパインの素直な性質を物語っている。
大空間の吹抜けリビング
床や天井に節のあるノッティパインの無垢フローリングを贅沢に貼った空間は、ナチュラルそのもの。
リビングには、余分な家具を極力置かずに広い自由な空間を残してある。左側の掃き出し窓の向こうの屋根付のウッドデッキは、更なるリビング空間の広がりを演出します。
アイランド型センターキッチン
ダイニングとリビングとの間に位置するキッチンスペース。どちらの空間にも料理や飲み物を運べるという利点と、プライベートなダイニング空間をパブリックなリビングから遠ざける意味を併せ持つ。アンティークホワイトの輸入キャビネットとステンレスカウンターとのコーディネートが美しい。
奥様のこだわりで創られた「清潔で楽しい空間」がここにあります。将来、子供たちと一緒にお菓子を作れるといいなぁ。