お知らせ : ページ 83

ガラス交換は出来るんですが・・・

東京のお客様からローウェン(Loewen)のスライダーサッシ(片側FIXでもう片側だけが開閉する引き違い窓)のガラスを交換したいというご相談を頂きました。

建具には雨が入っているようで、ガラスだけでなく建具枠自体も悪くなっているようです。

写真は、建具枠ではなく、大外の窓枠部分ですが、ここも雨が長年入っていたようで、木に水染みが出来ています。

写真だけでは判断が難しいですが、もしかしたら窓枠の一部の木も何某か交換が必要かも知れませんが、この製品自体が既に廃番になっており、交換部材の在庫も殆どない状態です。

それでも、他社のアルミクラッドサッシと違い、押し縁を外せばペアガラスの交換が可能だそうで、その点は不幸中の幸いでした。ただ、室内側が外せても、屋外側の防水(接着)材もガラスから外さないといけません。

可動する建具の方は、窓枠から外せば屋外側の作業も問題なく出来ますが、FIX(ハメ殺し)側の建具は窓枠に固定されている為、外すことが出来ません。

ですから、2階にあるFIX側の建具については、外部足場を立てて屋外側の作業が必要となる為、足場の費用が余分に掛かります。

もし窓枠や建具の木枠に著しい損傷が見受けられる場合、メーカー純正の交換部材はありませんから、建具屋さんに木を加工してもらって枠を一部付け替えるかしなければいけないので、時間も手間も大幅に掛かります。

そこまでして完全に直すのか、出来る処まで直して、後はある程度目を瞑るのか、苦しい判断に迫られる案件です。(それでも、費用は結構掛かると思いますが・・・)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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鍵の掛かりが悪くなったら交換です

緑区のお客様から玄関ドアのラッチの鍵爪やデッドロックバーがドア枠の受け金物にうまく入らなくなったというご相談を頂きました。

また、ドアも戸先側(吊元側でなくハンドル側)が下がった感じで、ドアが重さで倒れてきている感じがするということでした。

そのせいか、ドア下の取り付けてあるボトム・ウェザーストリップも千切れてきているようで、メンテナンスが可能かどうかという質問も頂きました。

こういう場合は、長年の使用で重いドアが下がってきて、ラッチ等が受け側の穴の位置とずれてしまっているのです。(こうなると当然ドア下が敷居にも擦るようになりますから、ドアが開け閉めしづらくなるはずです)

写真のように頑丈なドアヒンジも擦り減ってきているようで、この部材を新しいものに交換してやった上でドアの位置を上げてやって、傾き調整を行うことが必要となります。

ボトム・ウェザーストリップについては、近年これは付けない傾向にありますから、千切れたフィンはカットしてやってウェザーストリップそのものはそのままお使い頂くことをお勧めしました。

(ボトム・ウェザーストリップを新しいものにすると、ドア下が敷居に引っ掛かって、開閉が反って重くなります)

木製ドアの場合、太陽や風雨に当たって歪んだり反ったりしていますから、完全に隙間をなくすことが出来ないかも知れませんが、ドアの建て起こしの調整やウェザーストリップを工夫することで、ある程度は修正することが可能ですから、こういう機会に専門家に調整してもらうといいでしょう。

ベアリング付きの分厚いステンレスで出来たドアヒンジですが、家族がよく出入りする場所ですから、やはり10~15年で新しいものに交換して頂くと、いつまでも調子よくお使い頂けます。

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普段はあまり使いません

こちらは、守山区のお客様のおうちに取り付けられたシングルハングサッシ(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)のチルトラッチという部品です。

これは、開閉する建具を両サイドのレール溝に固定する為の部品で、ラッチの爪を溝の部分に引っ掛けて固定します。

建具は通常窓枠のレールに固定されていますから、ここをわざわざ操作して建具を外すということはありません。

ただ、サッシの屋外側のガラスを拭き掃除する時などは、建具を室内側に倒したり、建具そのものを外したりしますから、このチルトラッチを操作する必要があります。

ただ、このラッチ部品は樹脂で出来ていますから、太陽の紫外線などによって劣化してしまうリスクがあり、やはり定期的に交換することが大切です。

こちらの部品も操作レバーの部分が割れていて、操作に支障をきたしていますから、交換しないとそのうち建具が窓枠から外れてくるなんてことにもなりかねません。

この部品は、サッシ建具の両サイドに2つ付いていますから、おうちにいくつも上げ下げ窓はあると、結構な量を交換しなければなりません。

輸入サッシやドアは、消耗部材を交換すれば新築時のように使えるという感じで作られていますから、放置しないで定期的に交換するようにしたいものです。

因みに、この部品はダブルハングにも使いますし、上げ下げ窓だけでなく輸入の引き違いサッシにも装着されます。種類も多いですからサイズや形状に注意して部品を入手して下さいね。

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10年くらいで定期交換

こちらは、長野県のお客様からお送り頂いたガレージドアのトーションスプリングの写真です。

車2台分の大きなダブルドアのガレージドアなので、トーションスプリングも2つ付けられています。

そのうち、左側の大きなバネが途中で断裂して使えなくなりました。

トーションスプリングは、長年ドアを開閉していれば、金属疲労を起して切れてしまうのが普通です。その寿命はおおよそ10年。勿論、使い方や日頃のメンテナンスによっては、寿命が短かったり長くなったりします。

ただ、調子が悪くなってもそのまま使い続けることをすると、そのうちいきなり断裂してドアが開けられなくなります。

ですから、開閉には問題がないが少し変だなと感じた時に、早めに交換しておくことが大切です。(その際に、ドアの調整も行いますよ)

今回ご相談頂いたガレージドアは、トーションスプリングが取り付けてある位置が少し高い気がしますし、中央に取り付けるのが普通ですが、取付け位置が左に寄っています。

だからと言って大きな問題という訳ではありませんが、出来れば正しい位置に取付けし直す方がいいようにも思います。

場所が少々遠いので、施工可能な職人さんにお願い出来るかどうか確認した上で、お客様にはお返事を差し上げたいと思います。

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昨日、浜松で交換してきました

こちらの破損した建具は、ペラウィンドウ(Pella)製のダブルハングに使われていたアッパーサッシュ(上窓建具)です。

ご覧のように、建具の下枠の木が腐ってしまって、完全に脱落しています。

屋外側のアルミカバーとペアガラスとの境い目から雨が入り込んで、ここまで木を腐らせてしまうのです。

建てた住宅メーカーさんは、高級輸入住宅でCMなども打っていた大手さんですが、こういうケアの知識は全くないようです。取り敢えず、コロナ等で納期が掛かりましたが、無事に新しい建具を装着することが出来、安心しました。

勿論、屋外側の防水処理や室内側の木部防水塗装もしっかりやって、窓の開閉・ロック調整も行いましたから、非常に快適になったと思います。

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キャビネットの底板は大丈夫?

尾張旭市のお客様の処でキッチンシンクの輸入ストレーナーの交換をしたという記事を昨日書かせて頂きましたが、実はもう一つミッションがありました。

それは、写真にある輸入キッチンキャビネットの底板を取り換えるという工事でした。

写真は、レンジ下のキャビネットと引き出し式のキャビネットの底板が写っていますが、シンクキャビネットの底板は水漏れ等の影響からか、ぶよぶよしていて今にも抜けそうな状態でした。

ただ、給水・給湯の水道管やシンクからの排水管、別接続の浄水器の配管といった様々なものが、底板から立ち上がっているという感じでしたから、水道屋さんを呼ぶような機会がないと、配管類を外して底板を交換するなんてことはなかなか出来ない状況でした。

輸入キャビネットの底板は、木くずを圧縮して固めたMDFと呼ばれるプリント印刷された材料で、湿気や水分を含むと膨れて柔らかくなります。また、厚さが12mmしかありませんでしたので、強度的には少し心許ないといった印象でした。

そんな板の上に重い食器や鍋・フライパン、いろいろな食材や洗剤類が載せられていましたから、シンク以外のキャビネットの底板もたわんでしまっていたのです。

水道屋さんは午後に来てもらうことにして、早朝から大工さんと私の2人でキャビネット3ヶ所の底板を15mm厚の無垢パイン材の集成板に張り替えました。

一枚物の木製の無垢板ですから、見た目も強度も随分よくなったと思います。(配管類を取り外し穴も正確に明けましたので、シンク下も一枚物に出来ました)

板そのものは無塗装でしたから、取付け後にパラペイントの木部用防水塗料 ティンバーケアのナチュラルクリアを塗って水や湿気の対策も施しました。

こうやってメンテナンスをしてやれば、キッチンや洗面のキャビネットも更に長く使い続けられると思いますので、皆さんも是非見直してみて下さいね。

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鉄管だと腐食します

尾張旭市のお客様の処に伺って、キッチンの修理メンテナンスを行ってきました。

輸入のキッチンシンクの排水穴に取り付けてあったストレーナーと呼ばれる排水金具の配管が腐食して、配管から水漏れを起こしていたのを、新しい輸入ストレーナーに交換して修理しました。

恐らく古いストレーナーの排水管は、鉄製の管に銀メッキを施していただけのもので、ステンレスではなかったように思います。(場合によっては、銅製のものもありますが・・・)

日本では時に強い洗浄力の洗剤が売られていますから、鉄を錆びさせてしまうリスクがあるように思います。今回交換したものは、オール・ステンレスで出来ていますし、デザインもスマートな感じですから、交換してよかったのではないでしょうか。

輸入キッチンには、輸入のストレーナーが施工されていることがよくありますが、たまにはキャビネットの中を覗き込んで、裏からストレーナーをチェックしてみるといいかも知れませんね。

輸入のストレーナーにも種類がいろいろありますから、排水穴のサイズに合ったもので、お好みの機能が付いた商品を選ぶようにして下さい。私たち ホームメイドなら、キッチンだけでなく洗面の輸入排水金物も調達・施工が出来ますから、お困りの際はご相談下さい。

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全部のサッシがこの調子です

昨日、守山区の輸入住宅でサッシ等の修理調査を行ったという記事を書かせて頂きましたが、そのおうちの窓ガラスの状態をお見せしましょう。

写真は、窓が下から開いていくオーニングと呼ばれるサッシですが、白い格子が内蔵されたペアガラス内の周囲をご覧下さい。

何かうねうねしたものが出てきているのが分かります。これは、ガラスとガラスを接着してペアガラス内の気密を上げる為のスペーサーと呼ばれる部分に付いていた接着剤が劣化して飛び出してきている状態です。(ものによっては、表面が細かく剥がれてくる状況にもなります)

新築当初はこんなものは見えなかったはずですが、雨などが建具の枠の中に入り込んで、スペーサーの接着剤を劣化させたのだと思います。

現在国産サッシでもペアガラスが標準装備になっていますが、ペアガラスの構造は輸入サッシと全く同じですから、何もしなければこの輸入サッシと同様のトラブルが発生するはずです。

これを防ぐ為には、10年毎に建具枠とガラスとが接する部分を防水処理してやるというメンテナンスが必要です。外壁塗装の際に実施するのがいいですが、リフォーム業者も塗装屋さんもそんなことはやったことがありません。

私たちのように、知識と経験のある業者さんを見付け出して、そういうケアがいつでもやれる状況を作り上げることが大切です。でないと、このおうちのように全てのサッシのペアガラスを交換しなければならなくなりますから、注意して下さいね。

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今日は、盛りだくさんでした

建築・不動産業を営むお客様から、中古物件の輸入住宅をメンテナンスして欲しいので見てもらえないか、という相談を頂きました。

輸入サッシやドアのメーカーは、不明。一から全て調べて部材を探さないといけません。

また、20年も経っているおうちとあって、不具合箇所はきりがないくらいたくさんあります。

写真は、そのうちのシングルハングの樹脂サッシ。全てのペアガラスが内部結露を起こしているのか、ガラスの周囲にあるスペーサーの表面が剥離してきています。

こういう場合、ペアガラスの詳細寸法を確認して、輸入のガラス・メーカーに依頼をしなければなりませんが、上窓のFIXガラスは屋外側からしかガラスを外せません。ですから、2階のサッシは足場を立てなければ、採寸も交換も出来ないといった状況です。

次に、可動する下窓を窓枠に固定する為のラッチ部品が破損しています。建具の上部の両端に付いているのですが、爪が折れているものもあり、全てのシングルハングで交換する必要があります。

そして、両サイドの窓枠に装着されたコイルバランサー。これは、まだ切れてはいないようですから、窓を開けることは可能ですが、ギーッと音が鳴りますから、製品寿命はきているものと思います。(近い将来、バネが断裂するリスクがあります)

そして、下窓の周囲に付けられた気密パッキン材であるウェザーストリップも劣化したり潰れたりしていますから、交換時期だと思います。

ダブルハングだけでこれだけメンテナンス箇所がありますから、その他のサッシやドア類の修理を入れたら、相当な費用と時間が掛かると思います。

今まで何もメンテナンスしてこなかったという物件なんでしょうが、全部直して販売するとなると、結構な時間と費用を見越さないと割が合わないかも知れません。

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微妙な違いで取付け出来ない

藤沢市のお客様の輸入住宅で、来月輸入サッシのガラス交換を実施する予定をしています。

サッシは、ジェルドウェン(Jeld-Wen)製の樹脂サッシ。

ペアガラスが曇ってきているものが複数あって、それらの全てを交換するつもりです。

ただ、築年数が結構経っており、サッシのガラスを固定し、建具の中に雨が入らないようにするガラス押えと呼ばれる樹脂製の部品が少々弱ってきています。プラスチックは、可塑剤と呼ばれる物質で柔軟性(柔らかさ)を保っており、それがないと材料が割れてしまいます。

可塑剤は時間が経つと樹脂から徐々に抜けてしまいますから、そうなったら交換が必要になります。(言わば、消耗材と認識すべきです)古くなったガラス押えは、ガラスを交換する際に外したり付けたりして割れてしまうリスクが高まります。

今回それに備えて新しいガラス押えを2種類輸入したのですが、形状や厚みが若干異なっているようです。このデザインのガラス押えは、いろいろなメーカーが出しているのですが、しっかりした形状・寸法の記載がなく、調達してみるまで分からないことが多いのです。

特に差込みのファスナー部分は、ピッタリでないと窓枠に差し込めなかったり逆にブカブカして外れそうになったりしますから、注意が必要です。今回は、厚みが薄いものは適合しないような気がしますので、厚みのあるものを再度アメリカから入手しようと思います。

<関連記事>: ガラス交換前の調査です (2022年1月29日)
<関連記事>: 無事、交換及び防水工事が完了しました (2022年6月6日)

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