お知らせ : ページ 82

輸入玄関ドアのメンテナンス

恐らくカナダのトリムライト(Trimlite)製ではないかと思われる古いスチールドアのメンテナンスを行いました。

真っ赤に塗装された玄関ドアは、白いドア枠にもよく映えて輸入住宅らしい感じがよく出ています。

ただ、ドアヒンジの金属が擦れて重いドアが下へ下がってきていて、それが原因でドアハンドルのラッチの掛かりが悪くなったり、鍵の開閉も固くなっていて、ドアや金物へのストレスが大きくなってきていました。

この状態を放置すると、そのうちロックはハンドルセットが突然壊れるなんてことにもなりかねませんから、今のうちに元の状態に戻るようにメンテナンスを行うことになりました。

ドアに装着されていたハンドルセットは、ワイザー(Weiser)製の古いもので、同じデザインのものは製造されていませんでした。そこで、形状的に一番近いクイックセット(Kwikset)社のチェルシーというシリーズのハンドル及びデッドロックを取り付けました。

ただ、どうしてもドアの塗装をしていない部分が露出してしまったり、取付け穴の位置がずれてしまったりしますから、塗り直しや穴のパテ埋めといった補修作業は必要になります。

根本原因のドアの下がりについては、ヒンジを摩耗防止用のベアリング付き高耐久ヒンジに交換した上で、ドアの高さや左右の隙間調整を行い、ドアラッチやデッドロックバーが差込み穴に正確に入るようになりました。

そして、ドアの周囲にあった隙間についても、ドア枠のウェザーストリップを新しいものに交換して、許容範囲まで隙間風が入らないように出来ました。

ただ、スチールドア自体の歪みや反りといったものは、修正することが不可能ですから、どの位置が一番バランスの取れた感じになるか、ドアの建て起こしをみることが最も時間が掛かる仕事でした。

これは、技術や道具が仕事の重要な要素を占める訳ですが、それより施工者のセンスや忍耐強く工夫する姿勢も必要です。

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ミルガード製輸入サッシ用網戸固定クリップ

輸入サッシの網戸を窓に固定する方法はいろいろありますが、こちらの写真のように網戸の四方をこうしたクリップで固定する方法は、比較的やりやすいかも知れません。

多くの場合は、網戸に装着されたピンを窓枠側に差し込んで固定したり、板バネの力を利用して網戸を窓枠に装着するというものです。

そうした固定方法だと、バネが利いている為、ある程度の力がないとうまく網戸を付けられないのですが、クリップだとそうした力は要りません。

ただ、クリップはプラスチックで出来ている為、長い間太陽の紫外線に曝されていると割れたり欠けたりしてきます。クリップ自体は室内側にあるので、劣化する時間は長く掛かりますが、それでも20年もすると破損するものが出てくるのは仕方ありません。

小さな部品ではありますが、1つでも使えなくなると網戸が窓に装着しにくくなりますから、破損に備えて少し予備も調達しておいた方がいいと思います。

1つの窓に4個付いていますから、サッシが10ヶ所あれば40個必要です。予備を含めればやはり50個は購入しておきたいものですね。但し、サッシによっては、固定クリップの寸法がいろいろ違いますから、サッシに合ったものを手に入れるようにして下さい。

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ポジーの建具は手に入ります

豊橋のお客様からオーダーを頂いていたポジー(Pozzi)社製ダブルハングサッシ(上げ下げ窓)の交換用建具が入荷しました。

Pozziは、随分前に国内の代理店もなくなって、アメリカ本国でも製造を止めてしまったサッシ・メーカーです。

ですから、Pozziのサッシの木枠が腐ってしまった場合は、他社でサービスをしている建具の交換用キットに入れ替える以外方法がないと思っていました。

そうしたら、Pozziの従業員たちがサッシの会社を興したのか、古いPozziの建具を作ってくれるという情報を頂きました。

お客様のおうちのサッシは、建具(障子)の木枠が8ヶ所腐った処があって、合計16枚の建具(上窓と下窓の両方入れ替え)を交換する必要がありました。

他社のものは、Pozziの既存の窓枠はそのままに、建具のみを他社のものに交換するという形ですが、どうしても木枠の太さや金物の形状はPozziのものと違ってしまいます。

ピッタリ入るので然程違和感はないのですが、元々のPozziのサッシと全く同じで作ってくれるということですから、更に完成度は上がるはずです。

どこの輸入サッシ・メーカーのものでも、雨漏れによる木枠の劣化やペアガラスの内部結露や曇り、ガラスの破損といったトラブルは付きものです。

そういう時に、交換用の建具や部品が手に入るというのは、本当に有難いことだと思います。だって、今回も2000年竣工のおうちですから・・・。

<関連記事>: 8ヶ所直すのは、結構大変 (2021年9月11日)

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どうしてこうなったのか?調査中です

以前四日市のお客様の処でウッドデッキのリフォームやスウェーデン製の窓の防水処理などを実施したという記事を書かせて頂きました。

それから半年くらい経っているのですが、お客様から写真のようにデッキの塗料が部分的に剥がれてきたという連絡を頂きました。

デッキ材は、杉材に高温で樹脂を加圧注入して腐らない木にしたエコアコールウッドという材料です。

これは、元々木ですから塗装も出来るという触れ込みのもので、水性アクリルの塗料であれば臭いもなく安全だろうということで塗装をしました。茶色の水性アクリル塗料で着色した上で、耐候性が高いパラペイントのティンバーケア アクリルレインコート(ナチュラルクリア色)を上塗りしました。

でも、写真を見ると着色部分から剥がれているという感じで、塗料そのものが部分的に定着していなかったようにも感じられます。勿論、メーカーからは水性塗料は使えないという注意があった訳でもありません。

油性のステインを使えばいいと思われるかも知れませんが、どうしても揮発性の化学物質は含まれていますし、出来れば安全な塗料を使いたいというのが私たちの思いです。

何れにしても、もう少しメーカーに情報提供を行って、どうすればよかったのか、今後どのように対処すべきかを確認したいと思います。やっぱり、木に注入された樹脂が多い場所少ない場所があるんでしょうかねぇ?樹脂が溶けて着色するような塗料でないといけないのでしょうか?

因みに、エコアコールウッドは塗装をしなくても、防水性があって腐ることはありません。ただ、見た目がどうかということです。

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ワイザーの古いドアラッチ

群馬のお客様から玄関ハンドルのドアラッチの調子が悪いので、調達したいというご相談を頂きました。

ドアノブ・メーカーは、カナダのワイザー(Weiser)社。

現在のワイザー社は、日本でもメジャーなクイックセット(Kwikset)社と共通部材を使用するようになってきていますから、クイックセットのものに交換することが出来るようになってきました。

ただ、このドアラッチは、それ以前に製造されていたタイプのもので、クイックセットのラッチとは形状が異なります。ドアハンドルの軸が差さる軸穴が四角になっていることが、その違いなんですが、こうした形状のドアラッチは他社のものにもよく使われています。

他社のドアラッチがワイザーのハンドルやドアレバーに使えるかどうかは、穴の大きさと軸の太さの関係がはっきりしないので分かりません。

取り敢えず、ワイザー社が今でも作っている古いタイプのドアラッチをお客様にご案内しようと考えておりますが、新品のものは写真のラッチと多少形状が変わっているようです。

恐らく軸穴といった基本規格は今も昔も変わらないとは思いますが、軸穴の寸法についてメーカーが細かく案内してくれていないので、私共でも絶対大丈夫ですと言えないのが実情です。

輸入住宅ブームの際は、様々なドアノブ・メーカーのものが取付けされていますから、こうした消耗部材の交換品を見付けるのは結構大変かも知れません。

取付けが不安な場合は、いっそのこと新しいドアハンドルやドアノブごと交換するのが一番ですが、ドアハンドルの跡を塗装などできれいにする必要がありますので、気を付けて下さいね。

勿論、その際はドアの建て起こしの調整やドアヒンジの交換をしてやると、更に調子はよくなります。

<関連記事>: どこへ行ってたんでしょうねぇ? (2022年5月25日)

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古いですが、入手はまだまだ大丈夫

千葉のお客様からミルガード(Milgard)製ケースメントサッシ(もしかしたらオーニングサッシかも・・・)のロックハンドルを調達したいというご相談を頂きました。

ミルガードは、今は樹脂サッシを主に製造していますが、20年以上前にはアルミサッシも作っていました。

そのアルミサッシに取り付けられていたのが、このレバーハンドルです。今回ご相談頂いたのは、標準的な白色ではなく珍しい黒。

取付けビスも欲しいということで、いくつか予備も調達する形になると思います。(これも特殊なビスなので、なかなか手に入らないんです)20年以上前の1990年代のサッシ部品ですが、未だに入手出来るというのはすごいことですね。

こちらもいくつかサイズの異なるものがありますから、お客様に寸法や左右の勝手を確認して取り寄せることになると思います。交換すればちゃんと鍵が掛けられるようになりますし、これからも長くサッシをお使い頂けるはずですから、大切にして頂きたいものです。

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押し縁の取外しが問題です

横浜のお客様からメーカー不明のスウェーデン製のテラスドアに付いているペアガラスが割れたので、修理をしたいというご相談を頂きました。

おうちに付いている玄関ドアなどは、スウェドアの表示があるようですが、バルコニー等のテラスドアに関してはメーカーが分からないとのことでした。

頂いたいくつかの写真には、スウェーデンのサッシに付けられているロック金物が写っていましたから、スウェーデンのどこかのメーカーで製造されたものだと思います。

このドアは、ペアガラスが装着されたドアの外側にもう1枚強化ガラスが付いたドアがセットになっているようです。二重ドアにすることでガラスは3枚になりますから、寒いスウェーデンでは断熱性能のアップに役立つ構造になっているのです。

またドアとドアの間には目隠しのブラインドも挿入されているようですから、擦りガラス(型ガラス)でなくても、プライバシーを確保出来るデザインです。

木製のドアに装着されたペアガラスを交換して欲しいということですから、まずはペアガラスがどうやってドアに固定されているかを確認する必要があります。

ドアの框ごと全部分解しないとガラスが外せないという大げさな構造ではないと思いますが、もう少しガラスの周囲を拡大した写真を見ないとはっきりしたことは言えません。

ただ、今まで見てきたスウェーデン製のドアやサッシから考えると、ガラスの周囲に押し縁と呼ばれる固定用の枠材が回してあるのではないかと思います。新築から30年近く経っているドアですから、そうした材料も脆くなって下手をすると破損させてしまう恐れもあります。

ガラスの採寸調査や実際の交換作業の際は、弱い押し縁を外さないと作業は出来ませんから、いくつか必要となる工具や材料を予め準備して、万全の体制で臨まないといけませんね。それから、木製ドアの防水塗装やペアガラスの防水処理も忘れずに実施しないといけません。

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ウレタン塗装の劣化かな?

小牧市のお客様から、ヤマハ製木製玄関ドアの塗装が悪くなってきたのでメンテナンスしたいというご相談を頂きました。

今はもう作られていませんが、ヤマハの木製ドアは無垢材の木に家具塗装を施した重厚で美しいドアでした。

ヤマハのドアは、何度かご相談を頂いたことがあり修理させて頂きましたが、表面の塗膜が比較的弱い感じがして剥がれる傾向だったような記憶があります。

今回の写真のドアは、細かなヒビが入ったような不具合になっていますが、塗膜の割れだけでなく何らかの傷が付いたような感じがします。それでも、これだけ多くの傷を付けることはなかなか出来ないでしょうから、塗膜の割れが主な原因かも知れません。

こうした家具塗装の多くは、ピアノ塗装のようなピカピカしたツヤを出すウレタン塗装を施してあることが多いのですが、時間を掛けて丁寧に修復しないと、ちゃんと元通りにはなりません。

技術的に慣れたペンキ職人さんでないと、これに対処することは難しいでしょうから、進んで直そうと言う塗装業者さんは少ないかも知れません。

(薄く剥がれた塗装はちゃんと取り除いておかないと、新しい塗装ごと古い塗装が剥がれてきてしまいます。また、深く削ってしまうと表面の化粧材の木を傷めてしまうので、加減の仕方が施工を左右します)

今うちのペンキ屋さんも年度末で忙しい状況で、なかなか日程を取れる状態ではないですが、何とか早く修復してあげたいと思っています。

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これも修理出来ました

こちらは、玄関の下駄箱として設置された輸入のミラーバイフォールド・ドアです。

折れ戸の面材として一面鏡が張ってあると、お出掛けする際にちょっと身だしなみをチェックしたいという時は便利ですよね。

ただ、ミラーバイフォールド・ドアは、木製の折れ戸とは違い、スチールで出来たフレームに裏板を張って鏡をくっつけたという構造の為、然程の強度はありません。

また、フレームの四隅はプラスチックで出来たコーナー材が使われており、経年劣化で割れてしまうことがあります。このバイフォールド・ドアもそのコーナー材が割れていて、応急処置は出来ましたが、完璧には直せない状態でした。

また、その割れの影響でドアが重さで傾いており、開閉時にレールを走るローラーピボットと呼ばれる部品も破損していました。

ミラーバイフォールド・ドアなどという特殊な製品ですから、コーナー材だけを調達するなんてことは出来ないだろうと思っていましたが、部品メーカーをいくつか当たって交換部材を運よく見付けることが出来ました。(尚、ローラーピボットは、以前調達したことがあるものと同じでした)

写真は、樹脂製のコーナー部材とローラーピボットを交換して、ドア位置や建て起こし(水平・垂直)を調整した様子です。調子が悪くドアの開閉が全く出来なかったミラーバイフォールド・ドアが、見事にきれいに開閉するようになりました。

私が修理をする前に、リフォーム業者さんがいろいろ作業をしたようで、誤ったビスで無理な取付けが行われていましたが、何とか元に戻すことが出来てよかったです。

恐らくミラーバイフォールド・ドアを修理・調整出来る業者さんは、国内では殆どいないかも知れませんね。

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こんなことにはめげません

先日、浜松のお客様の処に伺って、ペラ(Pella)製ダブルハングの腐った木製建具を交換してきたという記事を書かせて頂きましたが、実はその際勝手口のテラスドアを一緒に交換するはずでした。

でも、それが出来ず、入荷してきた新しいドアをまた引き揚げてきたのでした。その理由は、写真にある通り、サイズ違いに拠るものでした。

幅は古いドアとピッタリ同じだったのですが、高さが38mm程度足りなかったのです。ドアを調達する前に、現地でドアに張り付けられた製造番号が記載されたシールも確認しましたし、不具合の合ったドアの詳細寸法も確認しましたから、ミスを犯すことはまずありません。

ペラの場合、製造番号のシールで製品のサイズや仕様、製造時期といったものが、全て記録されていますから、その写真をメーカーに送ればまず間違うことはないのです。(私はその意味までは把握していませんが・・)

勿論、何かの間違いがあってはいけませんから、サッシ内外の全体写真や実際の寸法を計測するのですから、それがあればメーカーも製品の確認が出来るはずなんです。

今回間違ったサイズのものが出荷されてきた原因は、元々の製造番号の記載が間違っていたということらしいです。

計測した寸法からすれば「3082」という数字でなければいけなかったのに、シールに記載された番号は、「3081」だった為、メーカーは自分たちが張り付けたシールを信じて、私が計測した実寸法を確認しなかったのです。

メーカーは自分たちの製品やそこに記載されたものは絶対だと過信していたのでしょうが、何か変だと思ったらそれをフードバックしてくれれば、私もサイズを再確認するなり何らかの対応が取れたはずです。

何れにしても、メーカーは非を認めて再度交換用のドアを送ってくれるようですが、また半年くらいお客様をお待たせするのは気が引けます。

輸入取引ではこういうトラブルが起こるリスクが必ずあります。そういう時私たちのような人間が間に入っていなければ、個人で交渉して問題を解決しなければなりませんから、お金より安心の方が得かも知れません。

でも、私たちはまた準備して取り換えに行かなければなりませんから、その手間は半端ないですよ。(当然、お客様にはこの費用の負担は掛けませんが・・・)

<関連記事>: ようやく交換出来ました (2022年8月24日)

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