お知らせ : ページ 66

温度差が大きくなると出てきます

岐阜のお客様からダブルハングサッシ(上げ下げ窓)のペアガラスが曇ってきたというご相談を頂きました。

サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッド木製サッシ。

同じ窓が2つ並んだ2連の窓のうちの片方で、上窓のペアガラスだけが内部結露しているとのことでした。

エアコンや暖房を使っていない季節には、こうした現象は出てこないのですが、外気と室内の温度差が大きくなる季節には結露したり曇ったりする状況が見られます。

夏場はペアガラスの室内側のガラスで、冬場は屋外側のガラスの内側でそういうことが起こるのですが、それは冷たくなったガラス側に中の湿気や水分が付着するからなんですね。

ペアガラスは通常外から中に空気が入らない気密空間になっているのですが、何らかの隙間が生じて雨水が中に入り込んでしまうとこういうことが発生します。ペラの場合、これを直す為には、上窓の建具ごと交換しなければなりません。

円安やアメリカでのインフレによる値上げ、海上輸送コストの上昇などで、交換部材の調達も高くなってきています。こうなる前に、出来ればおうちの全てのペアガラスサッシを防水処理しておくことが大切ですが、そうしたメンテナンスを知っている人は国内に殆どいません。

輸入サッシの専門家を見付けて、出来るだけ早くメンテナンスすることをお勧めします。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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折れるには訳があります

鳥取のお客様から輸入の掃出しサッシのロックレバーを調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、ミルガード(Milgard)製のスライディング・パティオドア。

室内側のハンドル部分に付いているロックレバーが、破損してしまったとのことでした。写真がそのロックレバーですが、レバー部分が真っ二つに折れていますし、ロックケースに差し込む部分の二股の爪の片方も折れています。

このレバーは鉄の鋳物で出来ていて、堅い反面強い衝撃には弱いという性質を持っています。鉄は鋳物にすると堅くなりますが、鉄そのものの粘りや柔軟性はなくなります。

ミルガードの古いロックレバーは、レバー部分の厚みが今のものよりも少し薄く、強度的に現行品より若干弱いと思います。それでも、普通にお使い頂いていれば、折れるということは起こりません。

折れた原因は、レバーそのものの強度不足というよりも、ロック(鍵)が掛けづらかったり、掛けた鍵が外れにくかったりして、無理にレバーを上下させたことだと思います。

つまり、本来のドア位置がずれてきて、ロックが掛かる位置も変わってしまった為に、鍵爪と受け金物との位置関係が正しくなくなったということです。

ドアの高さ調整や水平垂直の確認、ロック部材の位置関係の調整をしない限り、ロックレバーをいくら交換しても、また同じトラブルが発生します。

勿論、レバーの強度は上がっていますが、その分他の弱い部材に負担が掛かり、そちらの方に不具合が出ることを覚悟しなければなりません。部品交換の際は、ちゃんとその周囲の状況も改善して、無理なく操作出来るように調整することが大切です。

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ここまでよく我慢されました

静岡のお客様からスライディング・パティオドアのハンドルが破損したというご相談を頂きました。

サッシは、アルメトコ(Almetco)製の樹脂製掃出し窓。

写真が破損したロックレバー付きのハンドルセットですが、ハンドルの根元などが随分と破損しています。

原因は経年劣化だと思われますが、鍵がうまく掛からなかったり、逆に掛かったままロックが外れなかったりして、ハンドルを強く引っ張ったことも災いしたのかも知れません。

この状態で長く出入りをされていたでしょうから、結構不便だったと思います。これと同じ形状のハンドルは既に製造されていないようですが、同じ納まりになる違うタイプのハンドルが手に入りますから、心配される必要はありません。

でも、お客様は今後手に入らなくなるかも知れないということを心配して、余分にハンドルセットを購入されたいということでした。

確かに私たちが部材の調達の仕事を止めてしまうようなことがあれば、どこに依頼をしたらいいのか分からなくなるでしょうから、今のうちに心配を払拭しておきたいという気持ちも理解出来ます。

ただ、今回の破損がロックの掛かりに関係するものだとしたら、ハンドルの交換だけでなく、ドアの建て起こしの調整やロックの位置調整を同時に行う必要があります。

そういったことまでやれて、初めてスムースな開閉が可能となりますから、メンテナンスをしっかりして頂きたいと思います。

<関連記事>: 形は変わりますが、お使い頂けます (2022年11月7日)

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思わぬ所で苦戦しました

北名古屋市のお客様からご依頼を頂いていた水栓金具からの水漏れ修理に伺いました。

水栓は、アクアディス(Aquadis)製洗面水栓。

原因は、セラミックカートリッジと呼ばれる止水パッキン部品が不具合を起こしたことで、通常はこれを交換すれば解決します。

既に水栓メーカーはなくなってしまっていますから、こうした部品を入手することは非常に困難なんですが、今回部品をいくらか調達することが出来ましたので、交換作業を行いました。

よく見ると少し形状に違いはありますが、サプライヤー曰く、大きさや取付け部分の形状はほぼ同じで取付け可能ということでした。で、実際に取付けてみたのですが、ちゃんときれいに装着出来ました。

そして、作業完了ということで帰ろうとしたのですが、お客様からハンドルレバーの台座部分から少し水が染み出てきていると呼び止められました。

そこで再度水栓から止水バルブを外して装着し直したのですが、バルブの頭の金色の部分の根元から僅かに水が染み出てきています。

新品の部品なのに製造時の欠陥があるのかと思い、部品を引き上げようと考えていましたが、バルブの下に付属している赤いゴム部材の厚みが古いものと少し違うことに気が付きました。

そこで、新しいバルブに古いゴム部材を付け替えて水栓金具に装着してみた処、水漏れがピタッと止まり、正常に機能するようになりました。

こんなことは今までなかったことですが、このバルブを取り付ける本体側に何らかの癖があって、新しいゴムではそれに対応することが出来なかったのだろうと思います。

カナダの製品には個体差のようなものがあって、それにどう対応するかということも考えなければならないようです。輸入住宅の修理メンテナンスを行う私にとっては、いい勉強になりました。

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ガラスパテって、分かりますか?

蓼科のお客様の別荘に伺って、ノルディスカヒュースが施工したスウェーデン製木製サッシ(2重サッシ)のメンテナンスをしてきました。

室内側だけでなく、屋外側も全て木製で出来ていますから、木が腐らないように塗装をする必要があるのですが、ガラスの周囲も防水処理が必要です。

ガラスの周囲には、専用のガラスパテが打ってあるのですが、30年近く経ってくるとパテが硬化して割れてきたり、ガラスとパテとの接点に隙間が出来たりして、木枠の中に雨が浸入してきます。

そうなると、室内へ雨漏れするだけでなく、窓の木が黒ずんだり腐ってきたりしますから、悪くなったパテを取り除いて新しい防水パテを打たなければなりません。

ただ、古いパテはガラスに密着している為、そう簡単にはガラスや木枠から剥がすことが出来ません。剥がす為には専用の道具を使いますが、ガラスが割れる恐れがある為、これを使うにも時間と労力、細やかな神経が必要です。

写真の格子入りの窓であれば、2重窓のパテの除去と打ち直しで1日に2ヶ所の窓をやるのが精一杯。20ヶ所以上ある家の窓全部の施工には、相当な体力が必要です。

何せガラスパテなどといった材料を使ってサッシを防水するなんて、日本では考えられないですし、そうした技術を持った職人もいないのが現実です。

スウェーデン製のパテや道具を駆使して、今回ようやく全ての窓のメンテナンスを終えることが出来ました。でも、1枚だけガラスパテを除去する際に、ガラスに僅かなクラックが入ってしまいましたので、後日交換に行かなければなりません。

でも、こうやってきれいになった木製サッシを見ると、苦労した甲斐があるというものです。

<関連記事>: こういうこともしょっちゅうです (2022年11月14日)
<関連記事>: やり残した仕事を完了しました (2023年5月23日)

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続く時は続きます

つい先日、輸入の引き違い窓(片引きサッシ、スライダー)のロック金物を調達したのですが、それと同じ部材が欲しいというお問い合わせを頂きました。

先日調達したサッシ部品は、アライド(Allied)製の樹脂サッシなんですが、今回のサッシはメーカーがどこかは分からない感じです。

とは言え、全く同じ鍵部品ですから、もしかしたらアライド・ウィンドウの製品かも知れませんね。

この部品は、代替の新しいタイプのものに切り替わってきている感じですが、一部の部品メーカーからは調達が可能です。多少形が変わってしまいますが、今後も新しいデザインの交換部材が手に入りますから、然程心配する必要はありません。

ただ、こうしたクレセントが破損するという場合、ロックが掛かる位置が悪いのが原因でしょうから、それを直さないとすぐにまた悪くなります。

いつも言いますが、輸入の部品を交換する際は、必ずどこか他に原因がありますから、それを解決した上で交換するように心掛けて頂きたいと思います。

経年劣化ならいいですが、こういう場合は鍵が堅いとか噛み合わせがうまく行かないとかいう問題で無理やり鍵を操作するケースが多いのです。

単に部品を交換するだけなら、猿でも出来ます。何故そうなったかを考えて、根本的な問題を解決してこそ修理のプロとなるはずです。

それにしても、同じ部品が欲しいという人が重なるのは、やはり多くの皆さんが私のブログ記事を頻繁にご覧頂いているんでしょうかねぇ?

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これだとシロアリや腐りが心配ですね

現在輸入住宅を新築中という東京のお客様から、施工の件でご相談を頂きました。

玄関ドアは、韓国資本のディスティンクション(Distinction)が製造するファイバーグラス製輸入ドア。

お客様から案内頂いた内容からすると、ドアの敷居の高さまで玄関ポーチや玄関内の土間を上げて、その上にタイルを張って仕上げる予定だそうです。

ドアの敷居を支えている木材は、仮にドアを支えておく為の下地材で、土間を打つ際にはある程度撤去するということですが、全て外してしまったら重いドアが下がってきてしまいますから、一部は残るものと思います。

こうした施工の場合気になるのは、1.残った下地材がモルタルの土間の中に埋められてしまうこと、2.その下地材が現状の土間の上に直接載っていること、3.玄関ポーチと建物との間に空気や雨水が抜ける空間が設けられていないこと、4.ドア下の木材だけでなく、建物の構造材も土間の中に埋もれるかも知れないということ等が、問題になるように思います。

基本的に、モルタルやコンクリートは透水性がありますから、雨が中に染みてしまいます。ですから、その下に木が埋まっていれば、腐ってしまいます。

また、現状は建物と玄関ポーチとの間が詰まっているように見えますが、長い間のうちにそこに僅かな亀裂(隙間)が入れば、敷地内のシロアリがそこを伝って上がってくることが想像出来ます。

そうなると、ドア下の木だけでなく、周囲の構造の方にもシロアリが侵入してきますから、知らないうちに木が腐ったり食われたりして、補修に相当の費用が発生するかも知れません。(その頃には、10年の瑕疵保証も終わっているかも知れませんし、業者さんが廃業していることも考えられます)

ここまで施工が進んでしまっていますから、やり直すということは難しいと思いますが、これらを踏まえて写真の上に今後の対策を書かせて頂きました。

やるやらないはお客様と施工業者さんとが相談することですが、こうした古い考えの施工方法を是正しないと、いつまで経っても日本の建築技術は向上しないように思います。

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バネの他にも、チェックが必要です

岐阜県のお客様からビルトインのガレージドアのバネが切れたので交換したいというご相談を頂きました。

ガレージドアのメーカーは不明ですが、開閉システムとしては一般的なタイプです。

破断してしまったトーションスプリングと呼ばれる大きなバネの力で、重いドアを支えながら、ドアを開け閉めするオーバーハングのガレージです。

写真を見て分かるように、バネは相当古くなってきて錆が出ています。見た目からして金属疲労を起こすリスクがありますから、このバネの不具合も寿命というのが原因のようです。

おおよそ10~15年程度でトーションスプリングは交換するのが一般的ですが、ドアの左右バランスを調整したり、レールやバネ、ドライブレーンなどに潤滑剤を付けてやるなど、日頃からメンテナンスをして頂いていれば、その寿命も延びるように思います。

また、バネだけでなく、ドアの両サイドを吊っているドラムワイヤーといった部材も伸びたりして弱ってきているでしょうから、そうしたものも定期交換の対象です。

その他のことについては、現地調査を行った訳ではありませんから、はっきりしたことは言えません。ですから、修理作業を行う前に、一度現地調査を行った上で点検・修理を実施することをお勧めします。

確かに破損した部材だけを交換するのが一番安上がりですが、劣化が進んだものを見極めて、予め交換しておけば何度も修理へお伺いする必要もなく、反ってその方が安上がりとなるはずです。

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非常に近いが、どうでしょう?

豊田市のお客様からケースメントサッシのウィンドウヒンジを交換したいというご相談を頂きました。

サッシは、ヴァイスロイ(Viceroy)製の樹脂サッシ。

ヒンジレールをスライドする部分の黒い樹脂が割れて、うまく開閉が出来なくなったとのことでした。

ヴァイスロイのサッシに付いている部品類は、どれも他社とは異なる特殊なものが多い為、会社がなくなった後で手に入るものも限られたものとなっています。

今回のウィンドウヒンジも、他社では使われていないオリジナルな製品のようで、全く同じものは存在しない状況でした。ただ、いろいろなメーカーを探してみた処、写真の下にあるような代替部材を見付けました。

ヴァイスロイのものと並べて比較してみると、形状はほぼ同じということが分かりますね。でも、細かな部分で寸法が若干違いますから、既存のサッシに新しいものが装着出来るかどうかは、やってみないと分かりません。

それにしても、こんなに似たものをよく見付けられたものですよね。これがうまくいったら、たくさんのおうちに施工されたヴァイスロイ製ケースメントサッシのメンテナンスは、可能となるかも知れません。

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入ったら、外に出す

こちらは、ACAN製シングルハングサッシ(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)のサッシ枠のフレームを下から撮った写真です。

輸入の樹脂サッシの多くは、下枠の部分にこうした穴が明けられています。

また、サッシ枠だけでなく、ガラスが入った建具の枠の方にも同様の穴が明いているのです。

これは、強い風で雨がサッシ内に浸入してきた際に、屋外側に水を排出する目的で設置されたものです。実は、樹脂サッシだけでなく、アルミクラッドの木製サッシにも同様の工夫がされていることが多く、そういうことを知らないお客様や住宅メーカーが殆どです。

ただ、これを見付けた人たちには、ここから雨がサッシ内に入るのではないかと危惧して、穴をテープやコーキングなどで埋めてしまう人もいるようです。

特に気密性能が優れたサッシは、僅かに残された隙間に向かって雨が注射器のように飛び出してきますから、それを見た人たちは穴から雨が入り込んだと勘違いします。

確かにここから雨が逆流するということもないではないですが、それが起きるのは稀で、通常の雨や風の場合にはこの穴が雨の浸入を防いでくれています。

輸入サッシから室内に雨漏れしたという人やサッシの木枠が雨で腐ってしまったという人は、特にこの排水口を塞いでしまう傾向にあるようですから、注意が必要です。

また、排水口の穴もそうですが、入り込んだ雨を流す入り口の穴にゴミや砂、油汚れなどが付いてしまって、口を塞いでいる場合もあります。そういう時は、定期的にサッシの周囲の掃除を行い、穴が十分機能出来るかどうかを確認しておくことも大切です。

日本人は絶対入らないようにするという考え方ですが、欧米の人はある程度入ることは当たり前と考え、入った時にうまく対処する方法を最初から計画しておくのです。(絶対入らないという考えだと、入った時にどうするかということを考えてはいないのです。それは原発事故の時と同じです)

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