お知らせ : ページ 5

腐ってもマーヴィン

岐阜県のお客様の処へ明日持って行くケースメントサッシの建具です。

一見何事もないアルミクラッドの木製建具ですが、実は雨漏れをして建具の下枠部分が完全に腐ってしまったという状態でした。

写真は、建具を上下逆さまにして置いてある状態ですので、上側の方が下枠となっています。

こちらの建具は、マーヴィン(Marvin)のものですが、マーヴィンが日本から撤退してしまった為、新しく建具を取り寄せることが出来ず、非常に大変ですがアルミカバーを外して、建具枠の一部を新しい木で付け直すという作業をします。

また、ロック受けやオペレーター・ブラケットの金物やトラックレール、上下のウィンドウヒンジなどは、木部防水塗装の際に邪魔ですから、これらも全て元の位置に正確に付け替えるという作業も発生します。

木枠が欠損して付ける位置が分からなくなってしまうというトラブルを避ける為に、事前に取付け位置を記録しておくという作業も忘れては、正確に修理は出来ません。

そういう一連の気遣いを行いつつ、木部防水塗装や屋外側のガラス及びアルミのつなぎ目防水といった作業も実施します。きれいに修復されたものを見ると、やっぱりマーヴィンの木製サッシは美しいですよね。

建具が腐ったからと言って、これを国産のアルミサッシに替えてしまうなんて本当にもったいないことだと思います。

<関連記事>: 木枠が腐る前に雨漏れ対策を! (2024年5月27日)

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調子がよくなりました

岐阜県のお客様のおうちに伺って、高級なスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の修理を完了してきました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)製デザイナーシリーズ。

可動ドアの下枠が中から腐ってしまい、戸車がドアの中にめり込んで下枠のレールの上を重いドアが全く走らない状態でした。

つまり、修復前は開かずの扉になっていたのです。

枠が腐ったドアを建具屋さんに直して頂いてから、木部防水塗装と屋外側の防水処理を行ったのですが、ドアの構造があまりに雨を意識していない感じでしたので、脆弱な箇所全てを防水処理しました。

そして、昨日そのドアを取付けに行ってきたのですが、ご覧の通り無事に納まりよくサッシに取り付けることが出来ました。ドアの建て起こし調整や鍵の掛かり具合の調整を行い、ドアがスムースにスライドするのをお客様にも確認頂き、大変お喜び頂きました。

お客様曰く、こんなにスムースに動くのは何年振りのことだろうとのことでした。可動側のドアだけでなく、今回交換しなかったFIX(ハメ殺し)側のドアの防水処理も同時に行って、これで全ての作業が完了です。

紆余曲折あったドアの修理でしたが、やっと満足頂ける状態に出来て私たち ホームメイドとしても安堵することが出来ました。

<関連記事>: 取付け前の下準備 (2024年9月26日)

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20年以上メンテナンスしていなかった

三重県のお客様から、輸入サッシ等に不具合があるので見に来て欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのカナダ キャラドン(Caradon)製。

写真は、鍵が掛からなくなったケースメントサッシのロック金物です。

20年以上前に新築されたそうですが、その3年後くらいに施工会社が倒産してしまい、それ以来メンテナンスを相談する先がなかったようです。近くのサッシ屋さんやリフォーム屋さんにも相談したらしいのですが、どこも輸入サッシは分からないからということで断られてしまいました。

最近、私共 ホームメイドをNETで知って、愛知県からでも来て欲しいというお客様の熱意を感じお伺いした次第です。

お客様の中には、駆け引きしたり値段で勝負したりする人もいますが、そういう場合は仕事に関係なく手を引きます。だって、私たちの仕事を誰でも出来る仕事だと思っていらっしゃるということですから、そういう仕事は他の業者さんでやってもらえばいい話です。

今回ご相談頂いたキャラドンは、随分前に会社自体がなくなってメーカーからのアフターサービスもありません。でも、こうした部材は、海外の部品メーカーから調達することが可能ですから、修理に特に問題はありません。

ただ、このロック金物は鍵を掛ける部分を改善していますので、ロック受けの部品も改良されたものに交換することが必要ですし、取付け位置も微妙に変化しますから、修理にはそれなりの手間が必要です。

今回これ以外にもいくつか修理・メンテナンスをご相談頂きましたが、ほぼ全て交換・調整で解決出来そうですから、きっと家は見違えるように蘇ると思います。

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取付け前の下準備

岐阜県のお客様からお預かりしたスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の木部枠の復旧が完了しました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)製デザイナーシリーズ。

可動側のドアの木製下枠が雨漏れで腐ってしまい、木材を加工してそれを修復するという作業が完了しました。

屋外側のドアの表面には薄いアルミでカバーがしてありますし、ドア下には重いドアを支える戸車(今回交換)も付いていますから、一連の加工を施すのは至難の業です。

苦労しながら建具屋さんが組み上げてくれた建具ドアですから、将来また雨漏れで腐らないようにする為に、室内側の木部は白い専用の防水塗料 ティンバーケアを塗って、外装のアルミのつなぎ目やガラスの周囲に防水処理を実施します。

それにしても、ペラウィンドウのデザイナーシリーズの掃出しサッシは、雨仕舞がほんとよくないですね。ペラウィンドウでも高級バージョンのサッシですから、もっと防水に工夫がしてあると思っていましたが、構造的には弱点が多いという印象です。

国内でデザイナーシリーズの掃出しサッシは然程多く出回っていないと思いますが、お使いの方がいらっしゃればすぐにでも防水対策をして頂きたいですね。また、おうちに取付けが完了しましたら、記事に書かせて頂きます。

<関連記事>: ドア修復の為の養生作業 (2024年6月21日)
<関連記事>: 動きが渋いドアの戸車 (2024年7月16日)
<関連記事>: 調子がよくなりました (2024年9月29日)

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張り物のドアなので仕方ないですね

岐阜県のお客様から輸入住宅のドアについて、いろいろと修理のご相談を頂きました。

今回ご紹介するのは、収納用のドアとして使われるバイフォールドドアと呼ばれる折れ戸です。

バイフォールドドアは、ピボットと呼ばれるいくつもの支点部品によって支えられ開閉するという構造の折れ戸になります。簡単な構造ですが、隙間の取り方を考えたり、水平・垂直を調整したりするのは結構経験が必要となります。

そういった調整を私もよく行いますが、開口寸法が標準的なものと違っていたり、周囲のドア枠自体が歪んでいたりするケースも多く、まともな施工が出来ないこともしばしばです。

こういうことは、新築時の施工精度に起因している問題だったりするので、調整メンテナンスでは完璧に施工することは難しかったりします。

そういう場合は、ある程度妥協をしながら、最もバランスがいい処を見付けて、そこで固定するという方法を取ります。

恐らく今回も同じようなことをやらなければならないと思いますが、その前にドアの下の取付けてあるボトム・ピボットを直さなければなりません。

部品自体も破損があるとのことですが、ご覧のようにドアに空いた穴が大きくなって、ピボットがドアの中にめり込んでいます。

こちらのドアは、ハローコア・ドアと呼ばれるフラッシュ・ドアで、表面に化粧の板を張り付けて中が中空になったものになっています。

また、細かな木くずを圧縮して固めたMDFと呼ばれる素材の為、湿気などで膨れて素材がボロボロになってきます。

そういう点で、何かを固定して取り付けるということが難しくなるという欠点がありますが、その分価格が安いということで多くの輸入住宅に使われています。

輸入の折れ戸の調整・修理は、知識と経験がものを言う仕事ですから、開け閉めがしづらくなってきたら、早めに専門家に相談して直してもらうようにしたいものです。

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下から出てきたものは、戻せません

愛知県のお客様から、輸入サッシのバランサーが下から落ちてきたので、直して欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓は、樹脂サッシのインシュレート(Insulate)製シングルハング。

写真のように、下窓の建具(障子)を上に上げると、下から棒状のバランサーが落ちてきているのが分かります。

また、バランサーの吊りヒモも窓枠から外れて、ぶら下がった状態になっています。こういう場合は、バランサーに内蔵されているバネが錆びて、伸び縮みをしなくなった為に建具から脱落してきたことが考えられます。

バランサーは経年劣化する消耗品ですから、15~20年くらいで交換すべきものなんですが、それ以上に長く使い続けているんだろうと思います。

バランサーの不具合は、窓1ヶ所だけというふうに思っていらっしゃる人も多いですが、シングルハングがいくつもあれば、それらも既に寿命を迎えていますので、一緒に交換した方が安心です。

アメリカからの送料が結構な金額になりますし、交換する出張費も掛かりますから、壊れる毎にいちいち調達して交換していたのでは、費用もバカになりません。

先日、お金を出来るだけ掛けたくないというお客様が、新しいバランサーを建具の下から押し込んでやれば元に戻せると思い込んで、交換は自分でやるとお話されていた方がいらっしゃいましたが、それは窓の構造を理解していないと思います。

交換したことがないという人は、まずは私共のような専門家に交換作業をやってもらって、その仕事を勉強してから次は自分でやってみるというふうにした方が正しい手順や構造も学べていいかと思います。

やれもしないことを無理してやると、失敗して更に費用が膨らみます。何でもそうですが、急がば回れですよ。

<関連記事>: 午前中は、バランサーの交換 (2024年10月21日)

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手に入りやすいものに替えましょう

長野県のお客様から、輸入の木製玄関ドアに付いているハンドルセットの調子が悪いので、替えたいというご相談を頂きました。

ハンドルセットは、国内で販売されていないカナダ ワイザー(Weiser)製。

写真は、そのハンドルセットですが、一見するとクイックセット(Kwikset)のチェルシー(Chelsea)のデザインに似ていますが、細かな部分で違いがあります。

また、ドアラッチやデッドボルトバーについては、現在販売されているものの多くは通常フェースプレートが付いていますが、こちらのものはドライブインと呼ばれる古いタイプのものが装着されています。

ドライブイン・ラッチなどは、頭の部分が丸くなっていて、取付け穴に差し込むだけで取付けが完了する為、非常に施工が簡単なんですが、取付け穴の直径が大きかったりすると、ラッチ自体が穴から抜けてきてしまったり回ってしまったりするので、デメリットもあります。

そういうことで、近年のものはフェースプレートが標準的に付けられているのだと思います。

ワイザーの古い製品は、中身が少し特殊なものもあり、将来部品を交換するような場合には、いちいち部品をカナダから調達しなければならないということから、国内でも比較的入手しやすい輸入のものに付け替えておく方が安心かも知れません。

勿論、ドライブイン・タイプのものは、日本で入手するのが大変かも知れませんが、私たち ホームメイドなら比較的入手は簡単です。

ですから、今回ワイザーとは違うメーカーの製品をご提案しますが、それに装着出来るドライブイン・ラッチやドライブイン・デッドボルトバーを一緒に提供したいと思います。あと、万一の場合にキーやキーシリンダー(鍵)の交換もしやすいものとすることを忘れてはいけませんね。

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重さで歪みが出ています

愛知県のお客様から、輸入サッシの台形出窓について窓が開けづらいというご相談を頂きました。

輸入窓は、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)のベイウィンドウ。

ベイウィンドウの両サイドにケースメントサッシが付いているのですが、建具(障子)の戸先側上部がサッシ枠に当たっていて、開ける時に建具の上の方を外に押してやらないと開いていかない状態でした。

写真は、そのサッシを屋外側から撮った様子です。ケースメントサッシの隙間の状態を見てやると分かりますが、明らかに戸先側の上の方はサッシ枠との隙間が殆どないことが分かります。

また、その対角線の吊元側の下の方も同様に隙間がない状態です。それとは逆に吊元側の上の方は、隙間が大きく明いていますし、対角線にある戸先側の下の方も隙間が明いていますね。

つまり、台形出窓の取付け方の問題で、吊元側の上部から戸先側の下部方向(黄色い矢印方向)に台形出窓の重量が掛かり、出窓が変形しているといった状況です。

こういう場合、外壁材を外して出窓自体の取付けをし直すということは非常に大きな工事になり難しいかも知れません。であれば、出窓の下をジャッキアップして、出窓を正しい位置に戻した処で窓下に何らかの支えを追加してやるという方法しかないかも知れません。

ただ、出窓の下に支えを固定するだけの下地材があるかどうか、支えを外壁に取り付ける為の下地があるかどうかといった問題もありますから、なかなか施工は大変かも知れません。

因みに、外壁のレンガタイルの下地には発泡ウレタンの断熱材が張り付けてある「パンブリック」という材料ですから、支えの固定は簡単ではありません。

(因みに、建築会社は随分前に倒産し、パンブリック(Pan-Brick)の代理店も今年倒産して、材料は現在入手不可です)

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破損は部品の問題ではありません

千葉県のお客様から、賃貸物件の窓の鍵が壊れたので部品が欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓は、樹脂で出来たアルパイン(Alpine)製引き違いサッシ。

写真は、そのサッシに付いていたロック部品の本体です。

ロックレバーとそれに連動するクレセント・ロック(回転フック)が、引き千切れるようになくなっています。この部品は鉄で出来ていますから、そう簡単にはこんな破損にはならないはずです。

こうなった原因は、部品自体の強度の問題ではなく、引き違いの2枚の建具(障子)の位置関係がずれている状態で鍵が固くて回せないというのを、無理に回し続けたことだと思います。

つまり、サッシ建具の調整不足と使い方がトラブルの原因であって、ロック部品そのものには何ら問題はなかったものと考えられます。遠くにいるお客様は、費用の問題からご自身で取り替えをされるということですが、正しく修理が出来るかどうか少し心配です。

単に不具合パーツを交換するだけなら誰でも出来る仕事ですが、根本原因を解決せずに修理を終えてしまうとしたら、また同じクレームを繰り返すだけに終わってしまうかも知れません。

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性能は上なのに輸入サッシが使えない

9月15日(日)のTHE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)という出版会社のNET記事が目に留まりました。

<NET記事>: 「日本で最高評価の「断熱窓」は海外では「違法レベルの低性能」という驚愕の事実」 (2024年9月15日)

現在、北米の輸入サッシの殆どは、日本国内で断熱性能の認定や防火地域への施工についても認定を受けていないことから、日本で使うことが出来なくなっています。

これは、日本で輸入サッシの販売が減少している現状で、それなりの費用を掛けて認証を受けるメリットがないという理由から、性能は高くても認定自体を取ろうという気持ちがメーカーにはない為です。

勿論、防火認定は日本以外の国では規定が存在しないという状況ですから、そんな特殊な認定を取ること自体バカげていると考えていると思います。

窓の断熱性能を上げる為に、世界では熱が伝わりづらい樹脂製のサッシが広く使われていますが、火に弱いということで日本では29%程度しか樹脂サッシが施工されていないのです。(防火地域が殆どの都市部では、更に使用率は低くなります)

日本の建築基準法は、輸入サッシについては排除する方向でしか考えられていないばかりか、今回基準法改正で断熱性能を義務化すると言いながら本気で海外のいいものを取り入れて国内市場の活性化に繋げようとも考えていないのです。

(ドイツでは全てのサッシについて熱貫流率(U値)が1.3 W/m2・K以下でなければならないのに、日本の都市部(名古屋:6地域)はU値が4.65 W/m2・K以下でOKという低水準なんです)

よく輸入サッシはメンテナンスが面倒だから、国産のサッシに取り替えようというお客様がいらっしゃいますが、敢えて性能の低いものに交換するなんてことはナンセンスでしかありません。

私たちのような輸入サッシの専門家に相談すれば、然程面倒なこともなく修理やメンテナンスも可能です。そういった専門家を活用して、既存の輸入住宅を長く維持していったり、今後高性能な輸入住宅を新築したりするお客様が増えることを強く願わざるを得ません。

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