お知らせ : ページ 49

ポケットドアの開閉不良

昨日愛知県のお客様からあちこち直して欲しいというご相談を頂いたという記事を書かせて頂きました。

今回は、そのおうちのポケットドア。

壁の中に明いたスリットの中に、ドアが引き込まれて開閉するという仕組みの引き違いドアが、ポケットドアです。

写真がそのドアですが、少し戸先の方が下がってきているのが分かります。こういう場合、ドアの下端が床に擦ったりして、ドアの開閉にブレーキが掛かります。

そうなると、ドアを開けるのが重くなりますから、自然とドアを開け閉めしなくなるという状況に陥ります。

上枠内にあるレールに戸車が入っていて、それがドアと連結されているのですが、それが外れてしまったか、それとも戸車自体が脱落してしまったかだろうと思います。

ただ、これを直そうとすると、ドア枠の一部を外してレールや戸車を露出させないと何も出来ません。

ただ、このドアを施工した大工さんは、そうした将来のメンテナンスを全く想定していないようですから、損傷しないように外すのは結構大変です。

勿論、専用の工具もないと全く調整も出来ませんから、そういう道具を持った専門家にお願いすることをして下さい。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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曲がるほど引っ張ったのか?

愛知県のお客様から輸入住宅をいろいろメンテナンスして欲しいというご相談を頂きました。

写真は、その1つ。こちらのサッシは、どこのメーカーのものか不明の掃出しサッシ(スライディングパティオドア)です。

一見何も悪くなさそうに見えますが、よく見るとハンドルを固定しているビスが1本なくなっています。また、このハンドルが上の方に行くに従って、湾曲しているのが分かります。

恐らく、ドアの開け閉めが相当重くなって、それを無理して力づくで引っ張ったりしていた為に、取付けビスが破損しハンドルの台座も曲がってしまったのだろうと思われます。

ドアの開閉が固くなった原因は、ドアの水平・垂直が取れていないということの他に、ドアが下がり過ぎて下枠のレールにドアが当たってしまったということが考えられます。

勿論、ドア下の戸車部品が摩耗していることも考えられますが、それよりも戸車周辺に砂やゴミが入り込んでいることの方が問題となります。

結局の処、住み手の掃除や手入れが不足していたのと同時に、建てた建築業者もメンテナンスについて知識や経験がなかったということが重なってこうなったのだと思います。

専門知識のある専門家によって、定期的に調整・メンテナンスを行っていれば、頑丈な輸入のサッシがこうなることはありません。(あと、ペアガラスも曇っていますから、こちらも交換が必要です)

失礼なことを言って申し訳ありませんが、自分のことを棚に上げて製品のことを悪く言う人がいますが、家に対する気持ちや熱意が失われていることが問題だと思います。

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ハンドルが壊れた訳ではありません

青森県のお客様からボウウィンドウに使われているケースメントサッシの修理をしたいというご相談を頂きました。

輸入窓は、ローウェン(Loewen)製のアルミクラッドサッシです。

ボウウィンドウとは、4~5枚の窓が弓なりに丸くなっているサッシのことですが、そこに付いている開き窓がうまく開閉しなくなったという不具合でした。

写真が破損した部材の様子ですが、クランクハンドルの根元に渦巻き状の金属棒(回転軸)が付いています。

これは通常開閉オペレーターの方に付いている部品ですが、それが折れてオペレーターから外れてしまい、ハンドルにその回転軸が固定された状態で写っています。

こういう時、多くのお客様はクランクハンドルが壊れて窓が開かなくなったとお考えになるのですが、そうではありません。回転軸を含めたオペレーターと呼ばれる開閉金物が破損して、回転軸だけが抜けてきているのです。

ただ、オペレーターは、窓の木枠の向こうに隠れるように装着されていますから、道具や経験のないお客様が交換作業を行うと、せっかくの木枠を破損させる可能性がありますので、出来れば専門知識のある業者さんに交換をご依頼頂きたいと思います。

そういう人なら、この不具合の原因がどこにあるかもチェックしてくれるはずですから、サッシそのものの調整も行ってくれると思います。

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外からは釘やビスは見えません

こちらは、熊本のおうちで掃出しサッシのドアを取り外した後の写真です。

シロアリと雨漏れで両方のドアの木枠が腐ってしまい、枠材の交換を余儀なくされました。

窓は、アメリカのリッチモンド(Richmond)製スライディングパティオドア。

窓開口は、幅2.4m・高さ2mもある大きなサッシです。ドアを修理する為に一旦窓枠から2枚のドアを取り外して、名古屋にある会社に持ち帰らなければなりませんから、修理をする間窓の開口を塞がなければなりません。

ただ、窓を塞ぐと言っても、隙間から雨風が入らないようにしなければなりませんし、外から空き巣が侵入出来ないように外からこの養生を外せない構造にしないといけません。

勿論、この開口と同じ大きさの構造用耐水合板は存在しませんし、補強用の材木を窓枠や建物に打ち付ける訳にもいきません。

そして、サイズに限りがある合板をつなぎ、それも外からではなく室内側から建物に傷を付けないように施工した様子が、この写真です。

養生を補強する為に数本ビスを外から打ってありますが、それはあくまで補強であって、養生そのものを分解出来るようにはなっていません。

雨が入りそうな隙間も全てなくしてありますから、何ヶ月かの期間は十分に防雨・防風・防犯といった機能は果たせるはずです。

どうやって施工するかを細かく説明するだけの記事欄はありませんが、事前の準備がなければ絶対に出来ない仕事であることは確かです。

<関連記事>: 熊本へのリッチモンド製サッシの修理調査 (2023年6月16日)

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熊本に来ています

昨日、一昨日と、熊本市の輸入住宅で輸入サッシのメンテナンスを行いました。

その模様はまた後日ご紹介しますが、今回は輸入の掃出しサッシの修理調査と破損した掃出しサッシのドアの引き取りがミッションでした。

全てのミッションが昨日のお昼過ぎに完了しましたので、その後昼食を食べてから熊本地震で大きな被害を受けた熊本城へ行ってきました。

写真は、熊本城の後ろ姿ですが、ほぼ元の姿に復旧していました。鉄筋コンクリート造で出来ていますから、内部は名古屋城のように様々なお城についての展示がされていましたが、やはり復旧に向けた意気込みが伝わってくるものでした。

これだけ見ると熊本城は元通りになったように感じるかも知れませんが、他の櫓(やぐら)類や石垣の多くは被害を受けた状態のままで、全てを復旧するのはあと30年は掛かるであろうとのことでした。

今までにも何度も地震の被害に遭ってきた熊本城ですが、その都度立ち直ってきた歴史を考えると、日本人の強さを感じます。でも、こうした大きな地震はどこでも起こることですし、それによって財産や人命が失われてしまうと思いますから、住宅の耐震という性能は一時しのぎなのかも知れません。

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熊本へのリッチモンド製サッシの修理調査

今日から4日間、遠く名古屋から熊本市までこのワンボックスバンに乗って輸入サッシの修理調査に伺います。

サッシは、リッチモンド(Richmond)製の掃出しサッシです。

昔トステムが輸入・販売をしていたサッシですが、既に販売を中止して補修資材の調達もままならない状況となっています。

で、今回お客様からの要望で何とか雨漏れで腐ったドアを直したいということで、熊本まで私たちが行くこととなりました。

僅かな写真しか頂いていない状況ですから、どう修理をするかを考える為にまずは調査へ伺うというのが普通ですが、あまりに遠いということから、この機会に左右のドア2枚を外して、弊社まで引き取ってこようということになりました。

勿論、まだどのくらいの損傷があるのかもはっきり分かりませんし、その費用もどのくらいになるか、ご案内することは難しいですが、また現場にお邪魔してドアを引き取るなんて手間や時間を考えるとそうせざるを得ないという判断でした。

2枚のドアを外しますから、雨風の浸入防止や防犯の為にサッシの開口(幅2.4m、高さ2m)をきれいに塞いでこないといけません。事前にいろいろと計画を立てて、必要な資材や道具を全てこちらで用意して車一杯に詰め込みました。

今日のお昼くらいには現地に向けて出発しますが、高速で寝ないように頑張らないといけませんね。(途中仮眠を取りながら、ゆっくり行く予定です)

<関連記事>: ドアだけじゃないかも・・・ (2023年5月11日)
<関連記事>: 外からは釘やビスは見えません (2023年6月20日)

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少し形状が変わります

埼玉のお客様から掃出しサッシ(スライディングパティオドア)のハンドルとロック金物を調達したいというご相談を頂きました。

窓は、ローウェン(Loewen)製のアルミクラッドサッシです。

この写真の角度からは見えませんが、ハンドルの内側にはロックレバーも付いています。

今回は、ロックレバー付きの内外のハンドルセットと、ドアに内蔵されているロックケースの両方が欲しいというご要望でした。

現在メーカーでは、このハンドルセットは既に廃番になっているということで、全くデザインが違うハンドルセットを提案されました。(尚、ハンドルの取付け穴の位置やロックケースとの互換性はあります)

ただ、ある程度デザインが同じ感じのもので、尚且つ互換性が完璧なものがあるといいですよね。

私たち ホームメイドは、そういうものも常に探していますから、非常に近いものを今後お客様に提示したいと思います。輸入サッシや輸入ドアで部品がなくて困っているという方は、一度ご連絡をお待ちしております。

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何とか外せそうです

岐阜県中津川市のお客様の輸入住宅に伺い、修理の現地調査を行いました。

破損したのは、勝手口用のテラスドア。

既になくなってしまったピーチツリー(Peach Tree)製のスチールドアで、樹脂製の押縁(ガラス押え)で強化ペアガラスが固定されています。

ただ、この押縁には化粧の隠し釘や小さなビスといったものが打たれている様子はなく、どうやってこれを装着しているかは全く分かりませんでした。

押縁を外さない限り、ガラスを外して交換することは出来ませんし、交換用のガラスを作る為の採寸作業も出来ません。

そこで押縁材を外すべく、いろいろな道具を使い2時間近くああでもないこうでもないと、汗だくになりながら作業をした結果ようやく押縁材を外すことに成功しました。(一時は外せないかとも考えましたが・・・)

やはり、固定用のビスや釘は全く使われておらず、押縁材の一部がドアの内部に埋め込まれた状態でした。

本当にきれいに押縁材を外そうとするなら、ドアの表面に張ってあるスチールの薄板を剥がす必要がありますが、それをするとスチールの薄板が曲がってしまいますから、使いものにならなくなります。

そこで押縁材を埋め込み部分と切り離して、ようやく外すことが出来たという訳です。

まあこれでピーチツリーのドア構造も少し分かりましたから、ペアガラスの入れ替えは今後比較的スムースに出来るとは思いますが、リフォーム屋さんや普通の工務店さんでしたら、さじを投げてしまうでしょうね。

また、ペアガラスを交換する見積をお出しして、お客様からOKを頂きましたら、交換準備に入らせて頂こうと思います。

それにしても、こんなイレギュラーな作業までやってしまうなんて、ホームメイドは変態ですよね。当然、ガラスはインチサイズです。

<関連記事>: 一度トライが必要です (2023年5月30日)
<関連記事>: 暑い中、きれいに出来ました (2023年8月29日)

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鋳物なんで折れますね

横浜のお客様から掃出しサッシのロック金物を調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、アンダーセン(Andersen)製のスライディングパティオドア。

写真は、ロック金物を取り外した状態のものですが、ロックレバーの根元にあるロックバーを挟んで固定する爪が折れています。

鋳物は非常に固い合金ですが、固いが故に衝撃に弱く無理にレバーを操作しようとすると、ご覧のように破損してしまいます。

鉄で出来ていれば曲がってしまうということになろうかと思いますが、曲がったところを戻すということを常にやらなければならないということでは逆に厄介となりますから、こういう場所は鉄の鋳物で出来ているというケースが多いと思います。

鋳物は溶接も出来ませんし、接着剤もあまり役に立ちませんから、こうなると部品を交換する以外に方法はありません。

ただ、何故ロックレバーを強く操作しなければいけなかったのかをちゃんと理解して、それを修正しなければまたすぐに折れてしまうかも知れません。

恐らくドアが傾いていたり、高さがずれていたりした為にロックの掛かりが中途半端になって、それを無理に何とかしようとしたことが原因です。

通常ではこんな場所に力が掛かるということはありませんから、部品の金属疲労や劣化というより日頃の手入れ不足の問題だということを忘れないで頂きたいと思います。

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スチールドアは中から錆びる

先日、津市のお客様のおうちでサミット(Summit)サッシのメンテナンスをやってきたという記事を書きましたが、お客様から玄関のスチールドアが錆びてくるというご相談を頂きました。

スチールドアのメーカーは不明ですが、きれいに青く塗装された表面にポツポツと小さな丸い錆びが出ているのが分かりました。

錆びというものは、塗装が劣化したり、隙間の奥まで塗料がしっかり入っていなかったりして起こるものですので、今回のトラブルは塗装そのものが悪いというより、塗装の下地から浮いてきているものと考えるべきだと思います。

つまり、ドアの表面に張ってある薄いスチールのパネルが錆びたのは、外からではなくドア内部から錆びてきたということです。

スチールドアは木と硬質ウレタンで出来た断熱下地材の上にスチールの薄板を張って成型されていますが、ドアの上端や下端にはスチール板が張られておらず下地が剥き出しの状態となっているのが普通です。

日本では台風のように横殴りの雨風が吹きますから、ヒサシがあってもドア全体に雨が当たってしまうということはよくあります。

そういう時、雨はドアとドア枠(又は敷居)との隙間に入り込んでドアの上端や下端をも濡らしてしまいます。

もしスチールのパネルと下地材との間に隙間があったりすれば、そこからドアの中に雨が徐々に入り込んで、塗装されていない内側のスチール板を劣化させるということが起こります。

また、ドアにガラスが装着されたりしていれば、長い年月の間にガラスの周囲の防水コーキングが劣化して、そこから水や湿気が入り込むということも考えられます。

今はグラスファイバー製のドアが主流ですが、昔ピーチツリーのようなスチールドアが流行した時に施工されたものであれば、ドア上やガラスの周囲の防水処理を怠ってはいけません。

住宅メーカーの場合、見える部分だけきれいに塗装して、見えない場所は塗装していないということがよくありますから、一度チェックしてみる必要があるかも知れません。

但し、一旦中に水が入ってしまったものは、完全に抜けることはありません。防水処理や塗装は、これ以上の水の浸入を防止して劣化を少しでも遅らせるということしか出来ませんので、その点理解が必要です。

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