お知らせ : ページ 46

ナチュラル系の方には合いますが・・・

名古屋市のお客様から内装の壁の塗り替えをしたいというご相談を頂きました。

一部はドライウォールで、一部はビニールクロス貼りという内装ですから、私たちはカナダのドライウォール用水性塗料 パラペイントで全て塗装することをお勧めしました。

色の美しさにもご共感を頂き、是非やりたいというご希望を頂いたのですが、他にもいろいろリノベーションをご相談頂きました。

写真は、その一つである壁手摺。2階の階段室がある廊下に取り付けられているものなんですが、殺風景な為か、木製の枠材を回した開口部が2ヶ所設けられています。

ライトカラーのメープルの床材と相まって、ナチュラル・カントリーな雰囲気となっているのですが、お客様の指向はクイーンアン様式の家具に代表されるような装飾されたエレガント系らしいのです。

ですから、お客様自身でもそういった家具やシャンデリアをアンティークショップで買い付けてきて、お部屋の至る処に置いてあります。

そうなると、少しカントリー系に傾いているこの壁手摺も気に入らないということになって、装飾のある子柱が並んだポスト・アンド・レールの手摺(栗棒手摺)に変えたいという結論になりました。

お客様としては口で簡単に言うだけですが、壁を外した後の床の納まりなどを考えなければなりませんから、ちょっと工夫が必要です。

新築時には工務店とお客様とでもう少しデザイン・コンセプトの擦り合わせを行うことが大切かも知れませんが、工務店もそこまでのセンスを要求されることを肝に銘じておく必要があるかも知れませんね。

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ガラスが割れたダブルハングサッシ

今月浜松市のお客様のおうちに伺って、新しく届いた輸入サッシの建具を交換しに伺おうと考えておりました。

そうしましたらお客様から、今回交換する予定のサッシとお全く同じサイズのサッシのガラスが割れてしまったとの連絡を受けました。

写真のように、ダブルハングの下窓の右端部分にいくつも割れが見られます。

こちらの窓は、ハード(Hurd)のアルミクラッドサッシなんですが、どうやら階段の段板に近い位置にあるようです。それだとどうしても足の膝や体が当たってきそうになりますし、ものを持って階段を昇り降りする時などは少し心配な感じもします。

今回どうして割れたのかは詳しく伺っていない状況ですが、幸いにも同じサイズの新しい交換建具が手元にありますから、まずはこちらの窓に新しい建具を装着して、本来修理するサッシは次の機会に直すこととしたいと思います。

それにしても、いいタイミングで交換用の建具が来たもんですねぇ。

<関連記事>: 変わったのに、全く気が付きませんね (2023年4月12日)

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モルタル直貼りのジョリパット塗り壁

春日井市のお客様からケースメントサッシの木製建具が腐ったので、交換したいというご相談を頂きました。

サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッドサッシ。

状況を調査しに伺った処、確かにペアガラスの周囲から雨が入り込んで木枠が腐ってきていることを確認しました。それも、おうちに付いているほぼ全てのケースメントサッシで、同様のことが起こっていました。

当然それらは交換して防水処理を行うこととなるのですが、更に室内の壁際の下から水が大量に出てきており、別の大工さんに頼んで屋根の雨漏れも修理する旨伺いました。

確かに屋根の形状や構造には相当な弱点があって、そこから雨が長年浸入していたんだろうと推測されましたが、屋根から伝って室内の壁際までの経路については何も考えていらっしゃらないようでした。

そこで、屋外側に出て基礎部分を見てみたのがこの写真です。基礎上の水切りの下や上から水が出たような染みや直した跡が見て取れます。

ジョリパットで仕上げた外壁の中で水が走っているようですから、外壁の表面にはあまりトラブルがないように見えますが、よく見るとジョリパットが奥から押されて剥がれてきている場所が見て取れます。

室内のカーペットや幅木の損傷具合からすると、相当の水が壁の中に滞留している可能性がありますから、屋根構造の見直しと共に外壁を剥がしての木造構造や断熱材の修復も行う必要があると思います。勿論、それが完了したら、インテリアの復旧もやらなければなりません。

<関連記事>: 外壁の雨漏れだけじゃないかも? (2018年7月17日)

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違うものが届きました

岐阜のお客様の処に取り付ける交換用のオーニング建具が届きました。

サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッドサッシです。

ただ、届いた建具は、いつもと様子が違います。室内側のガラスの周囲に、黒いテープ状のガラス押え(押縁)が付いているではないですか。

こうしたものは、今まで見たことがありません。メーカーに問い合わせした処、こちらの建具はデザイナーシリーズのもので、現行のアーキテクトシリーズのものではないとのことでした。

黒いガラス押えを外せば使えるような気もしましたが、これを外すとペアガラスのエッジが露出してしまい、ガラスを建具枠に固定することも出来ません。

デザイナーシリーズは、以前にも建具を調達したことがありますが、こんな仕様のものは初めてです。このシリーズは3枚ガラスに出来るペラの高級仕様の窓なんですが、如何にも安っぽいテープでガラスを固定するなんて、ちょっとあり得ない感じがします。

取り敢えず、メーカーに依頼して正規の建具を調達し直すことにしますが、更に4ヶ月程度お待ち頂かなくてはならず、お客様には申し訳ないです。

<関連記事>: ペラのオーニングはやりづらい (2023年8月6日)

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代替があるかなぁ?

豊田市のお客様から掃出しサッシのハンドルを固定するビスが利かなくなったというご相談を頂きました。

サッシは、ヴァイスロイ(Viceroy)製のスライディング・パティオドア。

古いタイプのロック金物が付いているようで、よくあるハンドルと形状が違います。どうやら、屋外側のハンドルに明いているビス穴の一部が欠損していて、ビスで屋外側のハンドルが留められない状況のようです。

こちらのハンドルセットは鋳物で出来ているようですから、欠損した部分を溶接して直すということは難しく、代替出来そうなものを探すしか方法がありません。

ただ、ヴァイスロイの製品は独特の形状をしているものが多く、こちらのハンドルも他の窓メーカーのものとは明らかに違います。

それでも何とか使えそうなものを見付けないといけませんので、一度現場にお邪魔してハンドルやロック金物を分解して詳細をチェックする予定です。それにしても、どうしてこんな処が壊れたんでしょうねぇ?

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ジャムは替えが利きません

静岡県浜松市のお客様のおうちにお邪魔して、バランサー部品の交換を行いました。

サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッド・ダブルハングサッシ。

窓枠の両サイドに付いているピボット・シューという部品が破損して、建具(障子)が下に落ちてきてしまうという不具合でした。

ピボット・シューは、建具とバランサーのスプリングとをつなぐ部品で、これが割れてしまうと、バネの力で建具を引っ張り上げることが出来ません。その為、ロックを解除すると上窓建具がストンと下まで落ちてきて、危険な状況となってしまいます。

ピボット・シューは、窓の両サイドにあるジャムライナーと呼ばれる樹脂製の側枠の中にスプリングと共に入っていますから、ジャムライナーを外さなければ交換することは出来ません。

でも、ご覧のように樹脂が劣化して割れてきているので、下手をするとジャムライナーを壊してしまうので、作業は適切な道具と慎重さが必要です。

それは、ピボット・シューは新しい交換部品がありますが、ジャムライナーはメーカーが製造を止めてしまった旧製品の為、手に入れることが出来ないのです。

もし将来ジャムライナーが使い物にならなくなった場合は、新しいタイプのジャムライナーとそれに適合する上下の建具を一度に交換する形で修理出来ますが、その分費用も時間も掛かりますから丁寧な使用を心掛けて下さい。

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無事に鍵が使えるようになりました

先日、輸入の掃出しサッシのドアを交換しに行ったら、ロックラッチが2つあるダブルロックの金物が付いていた為、鍵やハンドルが付けられなかったという記事を書かせて頂きました。

サッシは、マーヴィン(Marvin)製のトリムライン・トリプル・スライディング・パティオドア(1枚可動ドア+2枚FIXドア)。

メーカーに確認した処、古い既存のサッシにはシングルロックのものが付いていたが、現行のものはダブルロックに変更されているとのことでした。

で、メーカー曰く、ハンドルやそこに付属するロックレバーは、既存のものが使えるので、ダブルロック用のロック受けの金物だけを送ってくれるということでした。そして、そのロック受けが早速届いたので、今日お客様のおうちに伺って取付けをしてきました。

ただ、新しい受け金物の高さが若干足りず、ロック金物が誤って作動しないようにする為の解除ピンが受けに十分当たらないという状態でしたので、当初は鍵が動かないという状況でした。

そこで、受け金物の下に調整用の薄いシム材を何枚か噛ませて、取付け位置の調整を行った処、無事に取付けが出来ました。また、2枚のFIXドアの突合せラインなど、雨が入りやすい場所にも防水材をキレイに入れて納めました。

尚、外側のガラスの周囲やドア枠とFIXドアとの突合せ等もコーキングで防水したので完璧です。お客様にはご迷惑をお掛けしましたが、ようやく全ての施工が完了しご安心頂ける状況となりました。

<関連記事>: 新しいドアは、ダブルロックでした (2023年3月17日)

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不具合のあるロック・クレセント

愛知県あま市のお客様から賃貸アパートに取り付けた輸入サッシのロック金物を交換したいというご相談を頂きました。

窓は、アルパイン(Alpine)製の引き違いサッシ(片側ハメ殺しの片引きサッシ)。

日本ではクレセントと呼ばれる回転式のレバー・ロックですが、長年の使用で鍵爪の金属が摩耗したりカバーが割れたりして破損します。今回の原因の詳細は分かりませんが、同様の問題が発生しているものと思われます。

トラブルの原因は、ロック金物の取付け位置が悪いケースもありますし、垂直荷重によって建物の重さが窓に掛かった為に窓の変形が発生したのかも知れません。

そういう場合、鍵自体が掛けづらくなりますから、すぐに位置調整をすれば直せるはずですが、そのまま無理に使い続けることが多く、それが破損に繋がっていきます。

ただ、そういう調整作業はお客様自身では難しく、建築業者さんでも輸入サッシに対応出来ず、やったことがないという人が多いのが現状です。

鍵は本来スムースに動くのが普通です。もし掛けづらくなってきたと感じたら、すぐに輸入住宅の専門業者にメンテナンスをしてもらうことが必要です。

<関連記事>: 元々付いていたものじゃないかも・・・ (2023年6月29日)

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1階ならば足場は不要

新潟のお客様から輸入サッシのペアガラスの1枚が割れたので、交換したいというご相談を頂きました。

窓は、ヴァイスロイ(Viceroy)の樹脂製シングルハングサッシ(下側建具だけが開閉する上げ下げ窓)です。

外から物が当たったのか、外側のガラスが見事に割れています。ペアガラスですから、外側のガラスが割れても緊急事態という処まではいきませんが、それでも早く直したいというのが人情です。

ヴァイスロイのシングルハングの場合、ガラスを固定している押縁材はどうやら室内側にあるようです。

ですから、お客様側からすると交換作業は室内で出来るとお考えになるかも知れませんが、屋外側の建具枠にペアガラスが接着されているので、室内からだけではガラスを外すことは不可能です。

勿論、開閉する下側の建具であれば、建具を窓枠から外すことが出来ますから、建具を室内で分解してガラスを交換することが可能です。

でも、上窓が窓枠から外せないシングルハングは、上窓建具へのアクセスは自ずと屋外側からしか出来ませんから、2階にある窓の場合は足場を立てて作業を行う必要があります。

勿論、1階にある窓の場合は、少し高めの脚立を準備さえすれば、十分外から窓に手が届きますから、採寸調査や交換作業は問題ありません。(ガラス交換の際は、屋外側のガラスの周囲に防水処理を同時に行いますので、外からのアクセスは必修です)

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少し変わった形状のバランサーです

半田市のお客様から修理のご相談を頂き、現地調査へ行ってきました。

サッシは、スーパーシール(Super Seal)製の樹脂サッシです。

このサッシは、元々アルミクラッドサッシを製造するハード(Hurd)社が樹脂サッシを製造するに当たり、社名を変えてブランド化したものでした。ただ、ハードのサッシと比べると販売数量は多くなく、修理の相談を頂いたのも初めてでした。

シングルハングと呼ばれる下窓だけが開閉するタイプの上げ下げ窓で、下窓の開閉を助ける為に両サイドにバランサーが取り付けられているのですが、その片方が破損して窓は開けられなくなったということでした。

写真が、その不具合のあるバランサーと下窓の下端に付いていたウェザーストリップ(気密パッキン材)です。

築9年のおうちでしたが、ウェザーストリップは脱落してボロボロになっていましたし、棒状の金属の先に固定されていたバランスシューと呼ばれる樹脂パーツが折れて外れていました。

一般的なチャネルバランサーと似たような形状をしていますが、細部が異なっている為、メーカーからの取り寄せが必要なようです。

また、ウェザーストリップはこの窓以外でも劣化しているようですから、その分も一緒に調達しなければなりません。築年数が浅いおうちのサッシですが、環境の違いで劣化のスピードや不具合の発生頻度も変わってくるのかも知れません。

<関連記事>: スーパーシールのバランサー (2023年12月20日)

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