お知らせ : ページ 45

ロックが掛けづらくなります

名古屋市のお客様のお宅で、サッシ・メーカー不明の窓部品を調達したいというご相談を頂きました。

サッシは、樹脂製のケースメントサッシでマルチポイントロックと呼ばれる鍵が装着されています。

それは、1つのロックレバーを操作することで、レバーに連動したロックバーが複数箇所の鍵を同時に動かすという非常に防犯性の高いロックのことを言います。

ただ、ロックバーは窓の一定の場所を上下する必要がある為、何ヶ所かにバーをそこに固定しておく為の小さな部品が付いています。

写真がそのプラスチック製の部品で、名前はタイバーガイドと言いますが、部品の一部が欠損している為、ロックバーを固定することが出来ない状態になっています。

こうなるとレバーを操作する際にバーが左右に動いてしまう為、うまく鍵が掛からないという不具合を起こしてしまいます。(最悪ロックバーが動き過ぎて外れるということになると、ロックが掛かったまま窓が開けられなくなるという危険も出てきます)

お客様は、この部品を見てクレトイシ(サーティンティード)のサッシと判断したようですが、どうやら違う輸入サッシ・メーカーの窓のようです。つまり、クレトイシのタイバーガイドを調達しても取付けが出来ない可能性が高いということです。

また、このタイバーガイドは似たようなデザインで寸法が微妙に違うというものが、いくつも存在します。ですから、まずは詳細寸法を確認して、このサッシに合った部品を取り寄せることが必要です。

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微妙な色の違いが分かりますか?

岐阜県のお客様から、部屋の壁や天井を塗り替えたいというご相談を頂きました。

内装は、水性塗料で仕上げたドライウォールになっていますから、塗り替えは然程難しいものではありません。

ただ、塗装する色については、慎重に検討をする必要があります。

現状は薄いベージュ色で仕上げてあるようですが、部屋の木製幅木やドア・ドア枠(ケーシング)などは、ナチュラルな茶色で塗装されています。また、部屋のベッドや家具も白で塗装したいというご希望も頂きました。

それから、壁と天井の間に付ける廻り子は付いておらず、壁と天井がそのままつながっているような感じの部屋です。

お客様からは壁を薄いブルーにしたいというご要望がありましたので、パラペイントの色見本から写真のようなカラーを選択してはどうかという提案をさせて頂きました。

写真にある色は、全て異なったカラーですが、隣り合っているからその違いが分かるだけで、単独で見たら恐らくどの色も同じに見えるかも知れません。

これだけの微妙な色の違いや色合いの美しさは、日本の塗料では出せない色ばかりだと思います。

こうしたツヤなしのブルーグレーの壁にツヤのある白い幅木やドアを付けると、コントラストが際立って美しさが倍増します。

ドライウォールだけでなく、ビニールクロスの壁にもパラペイントを塗ることは可能ですから、リノベーションをしたいという方はトライしてみては如何でしょうか?

もし失敗してもまた塗り替えればいいのが、ドライウォールのいいところです。

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ポジーのバランサー、無事交換

豊橋市のお客様のおうちにお邪魔して、上げ下げ窓のバランサーを交換してきました。

窓は、ポジー(Pozzi)製のダブルハングサッシです。

以前木製の建具(障子)の木枠が腐って、新しい建具に交換したおうちなんですが、その際バランサーが破損しているのを発見して、再度バランサーのみを調達して取付け・交換に伺ったのです。

バランサー本体は、然程珍しい形状のものではないのですが、ピボットシューと呼ばれる先端部品がどの窓メーカーのものとも違う特殊な形状をしています。写真がそのピボットシューなんですが、丁度シャチホコ又はエビ反りしているような形状をした樹脂パーツです。

いつもは建具の脇の溝に隠れていて見えないものなんですが、それでも太陽が当たる窓の部品ということもあって、20年くらいで経年劣化してくるのかも知れません。

勿論、ピボットシューだけでなく、内蔵された吊りバネや吊りヒモといったものも劣化してきていますから、バランサーそのものを両側交換することが大切です。

輸入の上げ下げ窓をお使いのお客様は、15~20年でバランサーを交換することを忘れないで下さいね。交換すれば、見違えるように窓の開閉が軽くなるはずです。

<関連記事>: Pozziのバランサーは特殊です (2023年4月8日)

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指が入るようなら、交換です

浜松市のお客様の現場から引き揚げてきた輸入サッシの建具(障子)です。

ご覧の通り、建具の木枠が黒くなって腐っています。

こちらの窓は、ハード(Hurd)製のダブルハングサッシの上窓です。

腐ってしまった原因は、屋外側のガラスの周囲から雨が建具の中に浸入し、それが木枠の内側から徐々に木を腐らせたというものです。ですから、腐りが目に見える表面に現れてくる段階になるまで、お客様は木の腐食には気が付きません。

また、窓を閉めたままで長年過ごしているという生活では、腐ってきている状況が、窓枠に隠れて見えませんから、随分酷い状態になってからしか発見することが出来なかったという例も少なくありません。

単純に少し黒く変色しているだけなら、目を瞑ってそのまま使い続けるということもありかも知れませんが、その箇所を指で押してみてズブズブ指が入っていくようであれば、建具を新しいものに交換する以外に修理する方法はありません。

また、そのまま使うという選択が出来たとしても、ガラスの周囲や外装のアルミカバーのつなぎ目などを防水処理してやらなければ、雨が浸入を続けますから、ちゃんとした処置をしてやる必要があります。

木枠だけでなく、ペアガラスの中に水や湿気が入ってしまう内部結露という状況にもなりますから、サッシの防水処理は10年に一度はやって頂きたいと思います。また、月に一度くらいは家の全ての窓を開けて、点検がてらサッシを乾かすという作業をやるようにしましょう。

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ハード製オーニングサッシの修理前後比較

先日、浜松市のお客様の輸入住宅で、ダブルハングの建具交換をしたという記事を書かせて頂きました。

実は、それ以外にも下側が開いていくオーニングサッシのガラスにもヒビが入っていて、それについても建具交換を行ってきました。

オーニング窓の上にはハメ殺し(FIX)の窓が連結されていて、ぱっと見は上げ下げ窓かと勘違いしそうな窓構成になっています。

オーニングのペアガラスは室内側のガラスだけが割れているといった状況で、外から見てもガラスが少し変だなと思えるくらいです。それでも、室内側のガラスはバキバキにヒビが入っていますから、交換しない訳にはいきません。

ハード(Hurd)のオーニングサッシは、ガラスだけの交換が出来ませんから、建具(障子)ごとの交換となりますが、こちらの窓は階段の途中にあって、普通では手が届きにくい高い位置にあります。

交換するにも、階段の段差に対応出来る脚立がないと作業が出来ませんし、外からアクセスするにしても相当高い脚立でないと手が届きません。また、新しい建具は古いものとミリ単位で寸法が異なっていた為、金物がうまく納まらず難しい作業を強いられました。

まあ、一筋縄ではいかないのが輸入部材の修理・メンテナンスですから、こうした問題をその場で解決出来ないと仕事にはなりません。勿論、防水処理を含めて作業は全てうまく完了し、開閉調整も完璧ですよ。

<関連記事>: こちらのガラス交換は、結構大変 (2022年3月5日)
<関連記事>: 今でも建具は調達出来ます (2023年2月26日)

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変わったのに、全く気が付きませんね

浜松のお客様の輸入住宅に伺って、建具の交換をしてきました。

窓は、ハード(Hurd)製のダブルハングサッシです。

ハードのサッシも今は新しい仕様のものになっていますから、建具のデザインも微妙に違ってきています。

今回建具を交換した窓は、上げ下げ窓の下窓のガラスが割れたという不具合で、ガラスのみの交換が出来ないハード製ですから、建具ごと交換しなければなりませんでした。

また、下窓だけを新しい仕様のものにすると、古い上窓との納まりが悪くなりますので、上・下の建具を同時交換する必要があります。また、窓枠の両サイドに付いている樹脂製のジャムライナーも、新しい規格のものにしないと新しい建具は装着出来ません。

ですから、外壁に取り付けられた窓枠のみを残して、ほぼガラッと入れ替えを行うという作業になります。

そういった面倒な作業を行うと共に、私たちは屋外側のガラス防水や室内側の木部防水塗装もティンバーケアで念入りに行いましたから、結構作業に時間が掛かります。

こうして全ての作業が完了した様子が、こちらの写真。写真左が今回建具交換をした窓で、右が従来からの上げ下げ窓。

ガラスのきれいさに違いはありますが、見た目は殆ど変わりませんね。1つの窓だけデザインが変わると変にならないかと心配する人もいるでしょうが、こんなに美しく元通りになれば安心ですよね。

因みに、私たちは建具を入手出来なくなったメーカーの上げ下げ窓に、交換用建具を違う窓メーカーに製作してもらって修理するということもやれますから、困っている人はご連絡願います。

<関連記事>: ガラスが割れたダブルハングサッシ (2023年4月5日)

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左右非対称のドアヒンジ

今回は、輸入ドアヒンジで変わった形状のものがありますので、ご紹介したいと思います。

写真がそのドアヒンジですが、右の蝶番と左の蝶番とで角の形状が異なっているのが分かりますでしょうか。

日本のものでもそうですが、普通は左右対称の形状をしています。

アメリカでもそういうものがスタンダードなんですが、修理現場に伺うとたまにこうした左右非対称のヒンジを見掛けることがあります。形状の違いで何かメリット・デメリットがあるのかも知れませんが、その理由は定かではありません。

ただ、こうしたヒンジが玄関ドアなどに装着されていると、ドアやドア枠に蝶番を装着する為の彫り込みがしてありますから、出来るだけそれに合わせた形のドアヒンジを調達して差し上げた方が納まりがきれいです。

皆さんの輸入住宅のドアヒンジも、ドアを開けた時に一度見てみると新たな発見があるかも知れませんよ。

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2階だから作業は2人

群馬県のお客様から4枚ボウウィンドウのケースメント建具のガラスが割れたというご相談を頂きました。

窓は、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシです。

2階にある大きなボウウィンドウですから、石が当たったというよりは鳥が突っ込んできたという感じかも知れません。

ハードの場合、ガラスのみの交換は出来ませんから、建具(障子)を交換することになりますが、ボウウィンドウは外に少しせり出していますし、建具自体も少し大きいですから、1人で交換作業をするのは危険だと思います。

通常、横に開くケースメントの建具交換は室内側から行います。ですから、建具を取り外す時や取り付ける時は、身を乗り出して作業を行うのですが、体のことより建具を落下させないかが非常に気掛かりとなります。

勿論、タイミングによっては外に足場のようなものがあることもありますが、恐らく今回は外側からのサポートなしで室内側から交換する形となります。

そういう場合は、1人で無理して作業を行うよりも、1人サポートが付いて一緒に作業を行うことの方がリスクは少ないと考えます。

建具木部の防水塗装や屋外側のガラスの周囲の防水処理は、取付け前に社内で行ってから現場に持ち込みますから、その点は問題ありません。

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Pozziのバランサーは特殊です

豊橋市のお客様の処で交換するバランサーが入荷しました。

サッシは、ポジー(Pozzi)製のダブルハング。

なかなかマイナーな窓メーカーのバランサーですから、あまり流通していないといった感じです。通常のチャネルバランサーと形状がよく似ていますが、バランサーの先に付いているピボット・シューが特殊な形状です。

バランサーが劣化してくると、バネや吊りヒモが切れることが多いのですが、ピボット・シューのような樹脂パーツも割れたり外れたりする不具合を起こします。

そういう場合は、バランサーそのものを交換しなければならないのですが、ポジーのバランサーは特殊な為、アメリカでもなかなか手配をすることが難しい状況でした。それでもようやく手配をすることが出来、日本に到着したのがこの写真のバランサーです。

上下建具の両サイドに取り付けますから、必要数量は全部で4本。今回こうして調達ルートが確保出来たのは、収穫です。

<関連記事>: 代替を探さないといけないかも・・・ (2022年6月18日)
<関連記事>: ポジーのバランサー、無事交換 (2023年4月15日)

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違うコーナー部品を流用した?

新潟のお客様から輸入網戸のコーナー材を調達したいというご相談を頂きました。

窓は、マーヴィン(Marvin)製のサッシだそうです。

どんなコーナー材が欲しいのかを確認する為に、写真をお送り頂きました。

私が見る限り、このデザインのコーナー部品はマーヴィンのものと若干違う気がします。普通のお客様では分からないかも知れませんが、分かる人は見ただけでその違いが分かるのです。

網戸が古くなってコーナー部品も経年劣化を起こしてしまい、その際にどこからか似たようなコーナー部品を調達して交換を行ったのではないでしょうか。

今回調達をするに当たり、今まで不都合がないようであれば写真と同じ部材を調達してもいいように思いますし、もし元のコーナー材に戻したいということなら、そうすることも可能です。それはお客様のご希望次第ですし、私たちならどちらも手配をすることが出来ますよ。

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