お知らせ : ページ 44

リスクのある玄関ドア周囲

豊田市のお客様から輸入の玄関ドアが下がってきたので、ドアヒンジの交換とドア調整をお願いしたいというご相談を頂きました。

木製の玄関ドアは、メーカーの確認が出来ておりませんが、恐らくシンプソン(Simpson)製ではないかと思います。

ドアが下がってきている割には敷居にドアが擦った跡もなく、比較的きれいな状態ですから、このくらい早めの時期にメンテナンスをしておくことはいいことだと思います。

新築から15年ということで、この機会にウェザーストリップも新しいものに交換しておきたいというご希望を頂いておりますので、一緒にメンテナンスをすれば手間や交通費も省けますね。

ただ、頂いた写真を見ると、ご相談頂いた箇所以外の部分で施工上のリスクを感じる場所があるように思います。

それは、玄関先の土間の納め方。まず、外壁材の一番下に付けられる水切りの鈑金材なんですが、通常水切りの下はオープンになっていて、そこから外壁内の通気層へ空気が入ることで構造体の乾燥を保つ工夫がされています。

でも、そこがタイル床で塞がれてしまうと、空気が十分流入せずに湿気が滞留する恐れが生じます。(床に溜まった雨水が入る心配も?)

また、土間と立ち上がりの基礎(外壁の下)とが一体ではありませんから、シロアリがその間から上へと上がってくる可能性があるかも知れません。上がってきてもそこは水切りで隠れていますから、人に気付かれずに外壁内に侵入することが可能です。

そして、土間に木製のドア枠が埋まっていると、同様にシロアリが枠の中に入り込んでしまうかも知れませんから、こちらもあまりいい納まりとは言えないと思います。

勿論、私が指摘しているのはリスクがあるということだけですから、シロアリがそこに気付かなければ何も問題は起こりません。

でも、そういうことを知った上で生活をしていれば、将来リスクを排除する改修メンテナンスが可能となるでしょうから、注意をお願いしたいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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玄関ポーチ床に接している木製ドア枠

静岡県藤枝市のお客様から、木製玄関ドアのメンテナンスをしたいというご相談を頂きました。

玄関ドアは、アメリカ シンプソン(Simpson)社製の親子ドア。

ドアのメンテナンスを何度か行ってきたのでしょう、塗り潰しの油性ペンキを使った為、木目が見えなくなっています。

この塗料だと木の呼吸作用も阻害してしまいますから、木が無理に呼吸しようとして塗膜が剥がれる状況が起こります。

今回、ご相談頂いたのは、ドアヒンジの摩耗によるドアの傾きを調整したいということやウェザーストリップ(気密パッキン材)にへたりがあるといったことでした。

また、写真のように屋外側のドア枠の下端が劣化してきているということで、何とかしたいというご希望も頂きました。

木製の飾りドア枠が玄関ポーチのタイル土間にベタ付けされていますが、これだと雨がポーチの床に溜まった時に枠の下端から水が入り込んで、そのうち腐ってくるということが往々にしてあります。

また、この写真からだけでははっきりしませんが、このドア枠が土間の中にまで埋め込んであるといった施工の場合は、土間下にも水が入り込んでシロアリを家に誘引してしまうという心配もあります。

こういう場合は、ドア枠を一定程度カットすることで、ポーチ床との縁を切って浮かせるという方法があります。

そうすることで、ドア枠が常に乾燥出来る状況を作り出すことが可能となりますが、切り取った後の土間の処理やドア枠等の防水・防蟻処理を現状に合わせてフレキシブルに行うということも忘れてはいけません。

ただ、既に家の中や構造にまで何らかの被害が及んでいるという場合は、更なる補修や部材の交換も必要となりますから、早めの対応が求められます。

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ゴールデンウイーク期間のお休みのお知らせ

5月1日(月)~5日(金)の間、手づくり輸入住宅のホームメイドはお休みとなります。

ゴールデンウイーク前に建築のご相談や各種お問い合わせを希望される方は、お早めに!

お電話の方は、TEL:0561-75-4087 へ。(お休みの期間中は留守電になりますので、上記ご相談・お問い合わせリンクよりご連絡下さい。業務再開後にお返事させて頂きます。)

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6窓分、12本が入荷しました

大阪のお客様から調達をご依頼頂いたバランサーが、入荷してきました。

不具合のある窓は、(Milgard)製のシングルハングサッシです。

破損箇所は数ヶ所のようですが、バランサーの寿命はそれ程変わらないというお話をしましたら、予備を含めてご注文を頂きました。

バランサーの長さは全て同じですから、交換を想定している窓の高さは全て同じと思います。ただ、バランサーのバネ強度が2種類ありましたから、幅が大きくて少し重い建具と幅が狭くて少し軽いものがあるようです。

その他、細かな仕様も確認した上で、バランサーの手配をしておりますから取付けを間違えることはないと思います。

勿論、お客様側で私たちに正確な情報を提供頂いていない場合は、うまくサッシに取付けが出来ないということもあるかも知れません。

今回はメンテナンス材料の手配だけをお願いされましたから、うまく取付け出来るかどうかは、お客様次第となります。

上げ下げ窓のこうしたバランサーは15年程度が寿命ですから、まだ不具合がなくても交換部材の準備をしておくと、万一の際にすぐ交換出来ると思いますよ。

糸(ヒモ)が切れる前に、バネが破断する前に、上げ下げ窓が開けにくくなってきたら、早めに交換依頼するようにしましょう。

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路上看板、掛け替えました

長く掲示させて頂いておりました路上の広告看板を作り替えさせて頂きました。

日進市梅森上松という交差点の角にある看板ですが、雨風に曝されて水染みも付き、随分と傷んできておりましたので、リニューアルした次第です。

今回は、「輸入住宅専門の修理メンテナンスをする」ということをメインでアピールし、尚且つ実際に私自身が現場に伺うということで、私の顔写真も載せることにしました。

NETと違いアナログな路上看板ですから、多くの人に知って頂くということはないでしょうが、こういうことをやっていると地域の皆さんに認知してもらえれば、きっとお役に立つこともあるはずです。

ちょっと映りはよくないかも知れませんが、その点はどうぞご勘弁を。

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建具交換キットのサイド・ジャムライナー

こちらは、静岡県のお客様の輸入住宅に取り付ける為のサッシ部材です。

サッシは、ハード(Hurd)製の上げ下げ窓(ダブルハング)です。

窓ガラスが割れてしまったとのことで、可動する建具(障子)を交換することになりました。

ただ、古い規格の建具はもう作っていないということで、新しい規格の建具を製作してもらい、古い規格の窓枠にそれをはめ込むという作業をしなければなりません。

当然、新しい建具がそのまま古い窓枠に付く訳はありませんから、何等かの工夫が必要となるのですが、それを可能にするのが写真にあるジャムライナー(側枠)。

構造体の外壁に取り付けられている木製の窓枠は外さずに、窓枠の両サイドのレール部分である古いジャムライナーを取り外して、新しい建具を走らせる為の新しいレール材(ジャムライナー)を装着します。

<関連記事>: 突然割れたとのことです (2022年7月28日)
<関連記事>: 工夫して格子を付けました (2023年5月9日)

古いジャムライナーはプラスチックで出来ていますが、新しいものはプラスチックと木の複合材になっています。ですから、木製(屋外側はアルミ)の新しい建具と同様、木の部分にティンバーケアで防水塗装をしてやる必要があります。

交換するだけなら簡単ですが、木部に防水塗装を施したり、ペアガラスの周囲に防水処理を行ったりして、最後まで完璧に仕上げてから交換施工するのがホームメイドです。

尚、上げ下げ窓の建具交換は、マーヴィンやクレストライン、ウェンコ、サミットといったアルミクラッドサッシでも行うことが可能ですから、ガラスにヒビが入ったり、雨漏れで建具が腐ってしまったりして交換が必要な場合はご相談下さい。

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YKKAP不適合ドア 全国の2105棟、交換へ

YKKAPは4月21日、国土交通大臣の認定が必要な「特定防火設備」の玄関ドアに関し、認定された仕様と適合しない製品を販売していたと発表した。秋田県を除く46都道府県のマンションやオフィスなど計2105棟に約2万6千セット取り付けられた。建築基準法違反となるため、YKKAPは全棟の交換工事を実施する。国交省は迅速な改修や原因究明、再発防止策の取りまとめを指示した。

YKKAPによると、社内の試験では、一定の防火性能は確認できているという。製品は1996年から2007年に施工された。採光用の溝の構造や、ドアと枠の間を埋める気密材の原料が認定と異なっていた。

ドアを使った建物は、東京都が613棟と都道府県別で最多。福岡県が163棟、神奈川県が146棟、埼玉県が100棟と続いた。因みに、東海三県では愛知県が82棟、岐阜県が19棟、三重県が13棟となっている。

<関連記事>: 当該案件に関するYKKAPからのお知らせ (2023年4月21日)

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ようやく形にしました

半年くらい前からおうちの改修のご依頼を頂いておりましたが、なかなか形にすることが出来ず、時間ばかりが経ってしまいました。

ただ、年度末や建設業許可更新も無事終了したことで、ようやく重い腰を上げて集中することが出来ました。

こちらが改修工事のラフプランですが、1階よりも2階の壁がオーバーハングしていたのを、1階の壁も同じくらい出すことによって構造的なバランスをよくするようにしています。

また、玄関ポーチ部分は、白い石貼りにすることで、エレガントさと重厚感とをバランスさせたデザインにします。

それに合うように2階バルコニーの手摺をアイアンのものに造り替え、1階の掃出しサッシに追加するヒサシもアイアンデザインのものにして、白い石の壁と黒いアイアンのコントラストを強調させます。

まあ、プランニングですから、まだ絵に描いた餅のようなものですが、イメージが決まれば後はそれを忠実に再現していくだけですから、それ程難しいことはありません。

ただ、今回はシロアリによる構造の被害もありましたから、そうした部分を補強・修復しながらの作業となりますので、時間や手間は掛かると思います。それでもお客様は何事もポジティブに考える人ですから、何とか一緒にやっていけそうです。

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無事に更新出来ました

今日、愛知県尾張建設事務所から書留が届きました。

中には、建設業許可更新申請書の副本と許可された旨が書かれた1枚の通知書が同封されていました。

3月27日に自身で手続きをしに行きましたから、3週間余りで許可更新されたという感じです。(これくらいのリードタイムが普通のようです)

許可期間は5年ですからその間は毎年事業年度終了届を提出する必要がありますが、少しホッとした気持ちです。

こういう手続きは、普通行政書士さんにお願いしてやってもらうんですが、変わり者の私は書類の作成から添付証明書の取得まで全部自分でやりました。

そういった意味で時間や手間は半端ないくらい掛かる訳ですが、一度やってしまえば要領を得たもんで、修正指導もそれ程多くなくすんなりと手続きをして頂けました。

でも、この許可を頂くだけで5万円の印紙代が掛かりますから、ちょっとなぁなんて思ったりもします。(申請を代行してもらうとなると、20万円くらいは払わなければなりませんので、安価で済んだと言えばそうなんですが・・・)

何れにしても、これでまた輸入住宅の建築・施工もお仕事をさせて頂けるのですから、有難いことです。

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シロアリが飛び立つ季節です

地球温暖化のせいか、今年は春になるのが半月くらい早くなったような気がします。

普通はゴールデンウイーク頃に咲くサツキやツツジも、家の庭では今は見頃の満開となっています。

こうした花が咲き出すと毎年頭に思い浮かぶのが、羽アリの大量飛散。シロアリたちの繁殖シーズンとサツキの開花はほぼ同じタイミングで、コロニーに居た羽アリたちが巣を広げる為に、一斉に元の巣から飛び立つのです。

多くの皆さんはシロアリ駆除の会社のCMなどで心配されることなんですが、実は羽アリが出る季節は彼らの巣を見付ける唯一の機会でもあるんです。

何千もの羽アリが一斉に巣から飛び出しますので、そこを叩けば彼らを一網打尽にすることが出来ますから、これを逃すことは出来ません。

勿論、庭の土の中から出てくる分には何も心配する必要はないのですが、建物の床下や壁などから飛び出してきたら、建物内に巣が入り込んでいる証拠ですから、すぐに駆除をすべきです。

但し、大手のシロアリ屋さんのように闇雲に強い薬剤を建物に撒き散らすというのは賛成出来ませんから、ちゃんとした専門家に相談して正しく駆除してもらうことが大切です。

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