お知らせ : ページ 42

割れてきたら、要交換

藤枝市のお客様のおうちに伺って、輸入のドアやサッシの修理調査に行ってきました。

今回調査した輸入窓は、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシ。

シングルハングに取り付けてあるバランサーにも不具合がありましたが、簡単な調整メンテナンスで一時的には直りました。

新築以来殆どメンテナンスをしていないということで、それ以外にもいろいろ不具合が発生していましたので、そういったことも調査を行いました。

その一つが、窓のペアガラスの内部結露。掃出しサッシ(スライディングパティオドア)2ヶ所、シングルハング1ヶ所、ケースメントサッシ1ヶ所の合計4ヶ所に雨水が浸入していました。

その原因は、ガラスの周囲の防水材の劣化や雨が入った時の為の排水口の目詰まりにあります。

屋外からは、排気ガスの油汚れや細かな砂・ホコリといったものが、常にサッシに付着しますから、そういったものが防水材を劣化させたり、排水口を塞いでしまったりするのです。

そうなると、サッシの建具枠の中で水が滞留しますから、そのうちペアガラスを接着している気密パッキン材(スペーサー)をも劣化させます。

そうなると、パッキン材がひび割れて、そこから水や水蒸気がペアガラス内に浸入し、ガラスを曇らせたりパッキン材を錆びさせたりします。

そうなってしまうと、ペアガラスそのものを交換せざるを得ませんから、新築から10年毎にサッシの防水処理を行うようにして下さい。掃出しサッシとなると大きなガラスは強化ペアガラスですから、材料費や施工費もバカになりませんよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , |

ヒモが切れなくても、こうなったらダメ

名古屋市のお客様からダブルハングの窓を修理したいというご相談を頂きました。

サッシは、アンダーセン(Andersen)製のナローライン木製サッシ。

窓の開閉が重くなって、なかなか窓を開けられなくなってきたそうです。

お客様から頂いた写真がこちらですが、窓の上枠に明いた穴からバランサーの吊りヒモがダランとぶら下がってきています。

こうなってしまうと、バランサーが重い建具(障子)を吊り上げることが出来なくなりますから、窓を人の力で上げることは難しくなります。

また、窓の両サイドのうち、片側だけがこうなってしまうと、吊っている側と吊っていない側とが出来て建具が傾いてしまいますから、それがブレーキとなって更に開閉が出来ない状態になってしまいます。

古いダブルハングの場合、吊りヒモが途中で切れてしまうことが多いのですが、切れる前にバランサーの中のゼンマイ式のバネが弱くなったり切れたりしてしまうと、ヒモを巻き取る力もなくなりバランサーの機能が失われます。(バランサー内でヒモが切れている場合もあります)

どんな輸入の上げ下げ窓でも、バランサーの寿命は15~20年程度です。少し開け閉めがしづらくなってきたなと感じたら、全ての窓のバランサーは交換時期に来ているかも知れません。

もし両方のバランサーが機能していない状態で知らずに窓を上げたりすれば、そこで建具が留まることなんて出来ませんから、下枠まで落下してガラスが破損するという事故が起こるかも知れません。

これ以上悪くなる前に、適切な部材を調達して適切に交換してもらうことを心掛けたいものです。

<関連記事>: 建具枠が脱落寸前です (2023年6月10日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

ラッチ以外にも不具合か?

東海市のお客様から輸入の玄関ドアに付いているドアラッチを調達したいというご相談を頂きました。

ハンドルセットは、カナダのワイザー(Weiser)製。

恐らくラッチの鍵爪の出入りが十分でなくなったか、鍵爪の引っ込み加減が悪くなったかと想像出来ます。

こういう場合、ドアラッチ自体が悪くなっていることも考えられますが、屋外側のハンドルや室内側のドアレバーといったもののバネが弱っていることもよくあることです。(当然、経年劣化で全て悪くなっているケースもあります)

そういう時は、ハンドルやレバーの戻りも緩慢になってきますから、ラッチだけでなくハンドルセット自体を交換することも考える必要があるかも知れません。

ワイザーのドアラッチやハンドルセットは、国内では流通していない製品になりますから、カナダからの調達が必要です。

ラッチだけ取り寄せることも可能ですが、もしそれを交換しても状況がよくならないという場合は、再度高い送料を掛けてハンドルの方も調達しなければなりませんから、慎重にチェックすることが大切です。

また、古いワイザー製品は、既に廃番になっているものもありますから、もし寸法等が合うものがないという場合は、代替を探す必要もあります。

そういう点でも、専門家に相談して慌てずに部材を調達するようにしたいものですし、交換施工やドア調整も依頼した方が反っていいかも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

一度トライが必要です

中津川市のお客様から勝手口のテラスドアのガラスが割れたので、修理をして欲しいというご相談を頂きました。

輸入ドアは、ピーチツリー(PeachTree)製のフレンチドアです。

ドア面一杯の大きさのペアガラスが入っているのですが、草刈り機か何かで外側の強化ガラスが割れてしまったということでした。

ピーチツリーの会社自体は既になくなってしまっていますから、メーカーに頼ることは出来ず、自力更生で何とかしなければなりません。

輸入サッシとは少し勝手が違うかも知れませんが、基本はガラスの周囲のガラス押え(押縁)を外すことが出来れば、ガラスの交換は可能だと考えております。

ただ、そのガラス押えを固定する為の化粧釘のようなものは、頂いた写真では見受けられず、どういう形でガラス押えが取り付けられているのかは、現場で外してみるまではっきりしません。

何とかなるとは思いますが、甘く見て作業をするとガラス押えを破損させることにもなりかねませんから、適切な道具類と慎重な仕事で臨みたいと思います。

ガラス押えが外れたら、ガラス全体の大きさや厚みが分かりますから、インチ寸法でのペアガラスの調達が可能となります。

こういう仕事は、街のサッシ屋さんやリフォーム屋さんでは絶対やりたがらない案件でしょうね。だって、万一壊したら責任を負えませんから。

<関連記事>: 何とか外せそうです (2023年6月14日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: |

インテグリティも交換調査

常滑市のお客様からダブルハングサッシのガラスが割れたので、交換したいというご相談を頂きました。

窓は、マーヴィン(Marvin)のインテグリティ(Integrity)製ファイバークラッドサッシ。

鳥などのものが当たったのか、下窓のガラスにぽっかり穴が明いています。ペアガラスですから、恐らくどちらか1枚のガラスは無事でしょうから、当面の雨風や防犯上の問題はなさそうです。

アルミクラッドのマーヴィンの窓は、他の現場で先日採寸調査に伺った際にも他社製の建具(障子)交換が可能でしたので、恐らくインテグリティも問題ないと考えておりますが、やはりちゃんと現場調査を行うべきと思います。

マーヴィンのサッシは、アルミクラッドであろうが、ファイバーグラスクラッドであろうが、ガラスが割れた際は建具ごと交換することが要求されます。

ですから、割れた下窓建具だけでなく、上窓も同時交換が必修です。(メーカーが違えば建具の形状が違いますから、既存の上窓は新しい下窓とは適合しません)

ただ、新しい建具はアルミクラッドとなりますので、おうちに取付けられた他の場所の窓とは仕様が異なってきます。見た目としては全然違和感もなく分からないと思いますが、その点だけは予めご諒解をお願いします。

(尚、木製の飾り格子が既存の窓に付いていた場合は、新しい建具をガラス内蔵の白い格子付きにするか、格子がないペアガラスにするかどちらかを選択頂く必要があります)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

ロックケースを交換しました

山梨のお客様の処でオーニングのオペレーターを交換したという記事を書かせて頂きましたが、同じおうちでフレンチテラスドアの修理も行ってきました。

サッシは、ローウェン(Loewen)製の木製サッシ。

深い軒が出ているものの、やはり南に面した場所にある為、塗装などのメンテナンスをしているものの、屋外側の木部には割れや傷みが生じています。

ただ、今回修理を行ったのは、塗装ではなくて鍵の部分。テラスドアのハンドルレバーが自然と下がってしまい、ロックが掛けられなくなってしまうという不具合でした。

当初お客様はレバーハンドルの問題かと思われていたようですが、こういう場合は、アクティブギアと呼ばれる可動側のロック金物(ロックケース)に内蔵されたバネ等の部品に不具合があるのです。

また、ロック金物が破損した原因として、重いドアがヒンジの摩耗で下がってきて、受け金物のストライクの穴にラッチが干渉して開閉しづらくなってきている懸念も想定しました。

ですから、ロック金物の他にこのドア専用のドアヒンジも用意して修理に臨みました。

(実際に現場で状況を確認した処、調整だけすれば既存のヒンジは使えるという判断をしましたが、お客様より随分長く使ってきているので交換しておいて欲しいと言われ、交換しました。外した古いヒンジは何かあった際の予備としてお客様に保管頂くこととしました)

ロック金物は、一度に複数箇所をロック出来るマルチロックになっていますし、製品も新しいバージョンに変わっている為、交換するのは少しだけ面倒ではありましたが、無事に交換することが出来ました。

最後に、レバーハンドルが上下逆さまに付けられていたので、それを正しい位置に付け替えて作業は終了しました。一番よく使うドアだったらしいので、スムースに開閉出来るようになってお客様にも喜んで頂けましたよ。

<関連記事>: 不具合はレバーハンドルの問題じゃない? (2023年1月24日)
<関連記事>: これもハンドルが空回りする原因です (2023年5月26日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , , , |

一時的に付けています

長野市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、マーヴィン(Marvin)のダブルハングサッシ(上げ下げ窓)の採寸調査を行いました。

上窓の木部が雨漏れで腐ってきているのですが、下窓と色が違っていることでお分かり頂けるかも知れません。

それは、別の窓に付いていた比較的ましなものを一時的にこちらに付け替えているといった状況だからでした。(以前交換した古い建具を捨てないで保管していたようです)

それでも、もう限界という状況となったので、お客様は上窓建具(障子)の交換を決断されたのです。

ご存知の通り、マーヴィンは今年1月を以って全てのサービスを中止して日本市場から撤退をしてしまいました。ですから、交換用の新しい建具を日本向けに製作してもらうことは、基本出来ません。

そこで、私たちは他社のリプレイスメント・キットというサービスを使い、窓枠は既存のままで上下の建具のみを入れ替えるという施工をする必要があります。

また、建具を両サイドから抑え込んだり、建具を吊ったりするバランサーを内蔵したサイド・ジャムも一緒に交換することで、新しい建具に合ったきれいな納まりを実現出来ます。

その為に既存の建具や両サイドのジャムライナー、そして上枠のサッシュストップ(戸当たり)も外して、交換する部材を装着する部分の細かな寸法を計測しなければなりません。

慣れれば然程のことはありませんが、経験や道具がない人だと壊しそうな感じがして、思うように取り外しが出来ないかも知れません。

そんな状況ですから、わざわざ愛知県から長野市まで長距離移動をしても私たちが伺ってしっかりと調査を行う必要があるのです。

勿論、その際は、その他のサッシの防水処理の対策や開閉が固くなった時の対処の仕方といったこともお客様にレクチャーをさせて頂きます。

新築してから今まで、そういったことを建築業者から聞いたことがなかったお客様が殆どですから、そういう話を聞いておくことは調査費以上の価値があるかも知れませんね。

<関連記事>: マーヴィンのダブルハング用です (2023年10月18日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

これもハンドルが空回りする原因です

こちらは、先日清里の現場で外してきたオーニング(建具の下側が開いていく窓)用の開閉金物(オペレーター)です。

これが装着されていた輸入サッシは、カナダのローウェン(Loewen)。

お客様は、窓を閉める際に最後まで閉めることが出来ず、外から窓を押さないと閉じられない状況だったようです。

こういう現象の不具合では、2つ原因が考えられます。1つはクランクハンドルを取り付けるオペレーターの回転軸部分が途中で折れてしまっているケース。もう1つは、写真のようにアームの根元のギアが摩耗して片減りしているケース。

こういう状態になると、摩耗したギアがもう1つのギアの下に潜り込んでしまい、噛み合うことが出来なくなります。

ギア同士が噛み合って正しく回転することでアームが作動する訳ですから、ギアが外れた感じになってしまうと開閉アームも動きません。

どちらのケースでも正常に窓を開閉出来ませんから、オペレーターそのものを交換する以外に直す方法はありません。ただ、こうなってしまった原因を解決しないと、近い将来また同じ問題を起すことになります。

それは、窓枠と建具(障子)との間に砂やゴミが入り込んでしまったのをそのままにしていたことと、開閉金物やロック金物の掃除や潤滑をしていなかったこと。

輸入サッシやドアの金物類は、あまり力を入れなくてもスムースに動かなければ正常とは言えません。もし開け閉めが固いと感じるようになったら、それは何か異常がある証拠。

すぐに操作を止めて掃除やシリコン潤滑剤を使って下さい。それでも固い場合は私共のような専門家に相談して、原因のチェックと修理方法の確認を行いましょう。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

新しいカンヌキ部品は、こんな感じ

蓼科のお客様の別荘で窓等の修理・メンテナンスを行ったという記事を何度か書かせて頂きました。

ようやく今月に全ての仕事を完了して引き上げてきたのですが、三角に開く二重サッシが開かないように固定する為の新しいカンヌキ部品を取付けた様子をご覧に入れます。

一見するとドアに取り付けるヒンジ(蝶番)のようにも見えますが、この2つの蝶番に細長い心棒を通すことで、蝶番同士が外れないように固定出来る構造です。

ただ、それぞれの建具は自分の重さによって、下がり気味になっていますから、この部品を取り付ける位置を間違えると蝶番同士がうまく噛み合ってくれなくなる不具合が発生します。

それは、窓1つずつ状況が違いますから、それぞれの建具に合った位置でカンヌキ部品を取り付けなければなりません。

勿論、今まで取付けされていたものと全く同じ部品であれば、そんなことを考えずに元合った位置にビスで取付けすればいいのですが、古い部品はスウェーデンでも廃番で入手不可能ですから、そうはいきません。

それでも、何個も何個もこの部品を取り付けていると、そのクセや遊びの具合なども分かってきて何とかうまく施工することが出来るようになるものですね。やはり、経験や挑戦が出来ないと、輸入住宅の修理・メンテナンスはやれません。

<関連記事>: いい代替品が見付かりました (2022年5月21日)
<関連記事>: スウェーデン製の三角開き窓のメンテナンス (2020年11月26日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

すぐに交換して下さい

先日、山梨県の清里方面にローウェン(Loewen)の窓メンテナンスに行ってきました。

その際、泊まったペンションに使われていた輸入サッシが目に留まりました。

その輸入サッシは、アメリカのアンダーセン(Andersen)の上げ下げ窓(ダブルハング)なんですが、写真の通り片方の側枠にある吊りヒモが切れていました。

どうやらこの建物は、20年以上経っているようで、あちらこちらのサッシの吊りヒモが切れた状態になっていました。

このヒモは、窓の上枠内に仕込まれているバランサーから出ているもので、これを建具の両側に接続して建具を持ち上げるという機能を果たしています。

ですから、どちらか片方のヒモが切れてしますと、建具を吊っている状態の方と吊れなくなっている方が混在する為、建具が僅かに傾いてブレーキが掛かった状態になってしまい、窓が重くて上がらなくなってしまいます。

もし両サイドのヒモが切れてしまうと、建具を吊るという機能は全く働きませんが、多少重い状態でも建具を手で持ち上げることが出来るようになります。

でも、開いた窓から手を離すと、いきなり建具が下まで落ちてしまいますから、下手をすると窓のペアガラスが衝撃で割れてしまうという危険な状態になります。

当然ペンションに泊まったお客さんは、そんなことは知りませんから、軽い気持ちで窓を開けたりすると、大変なことになるかも知れません。

(アンダーセンの場合、ガラスが割れると建具ごと交換しなければなりませんから、その費用はバランサー交換の比ではありません)

ペンションの経営はどこも大変とは思いますが、今のうちにちゃんとバランサーの交換やロック金物の調整、ガラスの周囲の防水処理等を実施頂きたいと思います。勿論、ペンションのオーナーにはその旨お話しして宿を後にしました。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |