お知らせ : ページ 38

ミルガードの古いロック金物

北海道のお客様からシングルハングサッシ用のロック部品が壊れたので、入手出来ないかというご相談を頂きました。

こちらがその部品ですが、古いミルガード(Milgard)製の引き違いサッシ(スライダー)にも使われたアクション・ロックと呼ばれる部材です。

プラスチックと鋳物で出来ている割には、結構丈夫に作られているのですが、それでも新築から20年近く経つと劣化や不具合が出てきますよね。

今回は、上下の建具が重なり合う召し合わせと呼ばれる部分が少し開いてきて、このロック本体と受け金具との間に隙間が生じた為にロックの掛かりが悪くなって壊れたということでした。

こういう場合、破損した原因は複数ある場合もあり個々に状況は違うと思いますが、上下の建具同士が重なる召し合わせという部分が正しい位置でなく、上下及び(又は)前後にずれているのかも知れません。

そういう点では、まずは私共のような専門家に現況を見てもらって、不具合を調整して頂くことがお勧めです。でないと、交換しても問題が解決していない状況になりますから、また破損する恐れが出てきます。

このロック金物は、既にミルガードのサッシには取付けされておらず、それもこの部品はミルガード専用品であった為、入手がどんどん難しくなっているのが現状です。(因みに、このロック本体に対応する受け金具は、もう手に入りません)

こちらのお客様にも、入手可能な今のうちに予備を含めて調達することをお勧めします。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

修復前のマーヴィン製ケースメントサッシ建具

先日、窓開口の養生をしてきた名古屋市のおうちから外してきた建具(障子)です。

マーヴィン(Marvin)は、ケースメントサッシに限らず全てのサッシにおいて交換用の建具をオーダーすることが出来なくなっています。

ですから、雨漏りで木部が腐ったこの建具は、悪い部分を部分的にカットして、加工した木に入れ替える以外に直す方法はありません。

でも、こうなってしまうと普通の工務店さんは、窓枠ごと建物から外して国産サッシに交換しましょうなんてことをおっしゃるようです。

それじゃあ、せっかくの輸入住宅のデザインが台無しになりますし、木製サッシならではの調温・調湿作用や温かみも失われてしまいます。

工務店とってやりやすさを優先したい気持ちは分かりますが、私たちはそんな詰まらない仕事をしたいとは思いません。それは、自分たちの技術や知識のなさに目を背けているに過ぎません。

お金と時間は掛かりますが、ちゃんと元通りに修復した後、ガラス防水や防水塗装を行って取付け・調整までしっかりやらせて頂きます。

<関連記事>: 窓の開口部を塞ぎました (2023年10月22日)
<関連記事>: 木部を修復したサッシ建具 (2023年11月26日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

結構汚れていますね

先程、名古屋市にある輸入住宅にお邪魔して、キッチンの水栓金具をメンテナンスしてきました。

水栓はデルタ(Delta)製のワンレバー・水栓で、施工されてからまだ5年と新しいのですが、建てた住宅メーカーからは水栓金具が廃番で直せないと言われたそうです。

通常輸入水栓は、製品自体が生産中止になったとしても交換用の関連部品は10~20年以上供給を続けるものなので、担当者の知識不足は否めません。

当然、私たち ホームメイドは、水栓金具に適合する止水バルブ(カートリッジバルブ)を探してそれを付けてきたのですが、水栓は正常に作動するようになりました。

施工したのは名古屋周辺では名が売れた有名住宅メーカーなんですが、技術水準はあまり高くないと思いますね。

で、今回交換してきた古いカートリッジバルブが、こちらです。見た目は然程悪くなっているように見えませんが、部品の表面には黒い汚れの粒がたくさん付着しています。

きれいな水が通っている水道管が来ているはずですが、末端の水栓内はこれだけ異物が混入している訳ですから、やはりこまめに掃除やメンテナンスをしてやることが大切です。

水漏れの原因は、強く操作することでバルブが欠けるなどの損傷であることもありますが、異物がバルブに噛んで割れる場合もあります。

今回の原因はどちらか特定することは難しいですが、そういうことを気を付けて頂ければ、15~20年くらいは大丈夫です。これからも、どうぞ大切にお使い下さいませ。

<関連記事>: 多分、カートリッジバルブの問題です (2023年10月13日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

網戸固定用の板バネ

愛知県のお客様から、輸入網戸に付いていた部品がなくなってしまったので、手配をお願いしたいというご相談を頂きました。

何でも国産のYKKのサッシに付いていた輸入の網戸ということらしいのですが、国産のサッシに「Made in North America」と刻印された輸入の網戸が付属しているというのは、あまり聞いたことがありません。

もしかしたら、アメリカのサッシを輸入してYKKが自社の製品ラインナップに加えていたのかも知れませんね。

そして、先週の土曜日に部品が付いている正常な網戸を当社までご持参頂き、見せてもらいました。なくなったのは、写真にある板バネのようなステンレス製の網戸固定部品。

網戸のフレーム中央に明けられた2つの小さな穴に差し込む形で、この部品が取り付けられています。窓枠に網戸を挿入した際にこのバネ部品が反発することで、網戸がサッシに固定されて外れなくなるという仕組みです。

小さくて簡単な部品ですが、これがないと網戸はサッシに固定出来ません。この部品は、アメリカの部品メーカーで調達出来る汎用パーツですから、然程心配しなくても調達することは可能です。

ただ、これを1つだけ輸入するにしても、多くの人に手間を掛けさせる訳ですから、送料や通関費などの諸費用の方が高くなるのは仕方ないですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

間違えちゃいました

ローウェン(Loewen)製ケースメントサッシ用に調達した開閉金物のオペレーター。

よく調達するオペレーターだから、入荷してもよく見ていなかったのですが、今日何気なしに確認したら、短いアームの方が先端に行くに従って一段下がっているではないですか。

大抵の場合は、アームが上に上がっているものが多いのですが、キャラドン(Caradon)のサッシなんかでは下がったアームのものが使われています。今回は、そちらのタイプのものを手配してしまったらしいのです。

もうすぐ取付け・交換に行く予定なのに、とんだ失敗をしてしまいました。と言いながら、バックアップ用にもう1個上がったアームのものを用意していますので、今回のミスでお客様にご迷惑をお掛けすることはありません。

弘法も筆の誤りと言いますが、専門知識のある私でもこういうケアレスミスをしてしまうのですから、改めて注意をするよう心掛けなければいけません。

<関連記事>: 部材の特定はお客様にてお願いします (2023年9月30日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: |

基礎断熱のシロアリ被害

こちらの写真は、基礎の外側に断熱材のスタイロフォームを施工してあったおうちがシロアリの被害に遭った様子です。

スタイロフォームとは、発泡スチロールのような素材で食べても栄養にはなりませんが、柔らかいのでどんどんかじって進むことは可能です。

ですから、真っ白なスタイロフォームの中は縦横無尽にシロアリの蟻道が走っていますし、蟻道を作る為にシロアリが持ち込んだ土が断熱材を変色させています。

スタイロフォームの表面には、基礎幅木と同じように化粧モルタルがきれいに塗ってありますから、まさか中でシロアリが巣くっているとはお客様も思ってもみませんでした。

敷地の土の中にいたシロアリが、スタイロフォームの中に入り込み、何年も掛かって建物の床根太や柱材にまで侵入していくということはよくあることです。

勿論、シロアリや光や乾いた空気を嫌いますから、決して人間が見えるような場所には現れません。5月の連休くらいにシロアリが羽アリとなって飛び立ちますが、それよりも地面からの侵入の方が侵入経路としては多いかも知れません。

基礎の断熱材が土の中に埋もれているようなおうちは、いくら防蟻処理を実施してあっても無駄な努力だと思います。外壁周辺の室内からシロアリ被害が確認されたおうちは、一度専門家に相談してみることが大切です。

<関連記事>: 基礎の外断熱は非常に危険 (2023年7月26日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

あまり聞かないトラブルですね

静岡県のお客様からスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の召し合わせ(閉めた際にドアとドアが重なり合う中央)部分から風が入ってくるという相談を頂きました。

こちらの輸入窓は、アンダーセン(Andersen)の樹脂サッシのようですが、輸入サッシは元来気密がよく作られていますから、内外の空気が流入するなんてことはあまり聞いたことがありません。

写真は、お客様が対策として毛羽立ったモール材を後付けされた召し合わせのインターロッキング部分ですが、この位置に装着するものかどうかを含めてチェックが必要です。

また、インターロッキング部分には何らか純正のウェザーストリップが付いているようにも思いますが、それが脱落してしまったのか、劣化して機能しなくなっているのかも写真だけでははっきりしません。

お客様曰く、2枚のドアが中央付近に寄っているなどという案内もあり、それではドアとドア枠との間にも隙間が生じてしまうのではないかとも思います。

インターロッキングの部材の問題なのか、取付け位置の問題なのか、何らかのウェザーストリップの問題なのか、はたまたドアの位置が変なのかを詳しく調べる必要がありそうです。

勿論、お客様自身でそういうチェックが出来れば、私たちは修理に必要な部材を調達して交換に伺えば済むことですが、それが分からないとなれば私たちがお邪魔して調査する以外にはありません。

取付けした建築業者さんの施工ミスかも知れませんし、その後の補修の失敗が更にトラブルを助長したのかも知れません。何れにしても、まずは正しい状態に戻す工夫をすることが大事ですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , |

今回はご依頼頂けませんでした

茨城県のお客様からヴァイスロイ(Viceroy)製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の部材の調達についてご相談を頂きました。

こちらがその部材で、ドアハンドルに付属するロックレバーと網戸に付いているロック機能付きの取っ手です。

おうちを建てた住宅メーカーさんからは部品を調達出来ないのか、私たちに手配が出来ないかという連絡を頂きました。

ロックレバーはよくご相談を頂く部材ですから、特に問題なく調達することは可能です。また、網戸の取っ手については、多少大きさが違う感じのようですが、同じ形状のものは手に入れられそうでした。

ただ、私たちは殆どの部材の在庫を持ってはいませんから、どうしてもカナダからの調達にそれなりの費用が掛かってしまいます。

(全てのドアや窓のメーカーの部品をある程度在庫出来ればいいのですが、資材屋さんではない小さな名古屋のビルダーが膨大な数の在庫を持つことは、需要が少ない輸入住宅事業では資金的にも場所的にも不可能と言えます)

今回のお客様も、私たちが在庫を持っていて安く簡単に入手出来るとお考えになっていたようですが、海外からの送料や通関費、関税・国内消費税といったものは別途個別に掛かってきますので、円安・インフレもあって高い金額でしか手配をすることは出来ません。

その為、お客様の考えていた予算には合わず、結局調達はキャンセルとなりました。ただ、こういう部材は今後増々手に入りづらくなってきますし、価格もどんどん上がります。製造中止となればそれこそ終わりです。

勿論、私たちのような輸入資材の専門家がいつ仕事を止めてしまうかも分かりませんから、そうなったら後の祭りになってしまうでしょうね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , , , |

腐ったダブルハングが復活

長野市のお客様のおうちにあるマーヴィン(Marvin)のダブルハングサッシに新しい建具(障子)を装着してきました。

上窓建具の木枠が雨漏れで腐ったことで、新しい建具を調達して付け替えるという作業を行ったのですが、マーヴィン自体は国内市場から撤退していて同じ建具を調達することが出来なくなっていました。

そこで今回装着したのが、シエラパシフィック(Sierra Pacific)製の新しい上下の建具とそれらを装着する為の側枠レール材。

幸いマーヴィンとシエラパシフィックとでは、建具を取り付ける為の基本的な寸法が同じで、取付け寸法通りでオーダーすればシエラパシフィックのものでもマーヴィンの窓枠に装着することは可能です。

但し、側枠レールやその中に付いているバランサーの仕様が異なる為、建具だけでなく、これらの部材も同時に交換することが必要となります。

当然、取付け時には建具の開閉調整などもやらなければなりませんから、慣れない人では交換が難しいかも知れません。

そうして無事に建具等を新しくしたのが、写真の窓です。隣にはオリジナルのマーヴィンのダブルハングがあるのですが、細かな点で違いがあるものの、並べて比べても然程違和感はありません。

アルミクラッドのダブルハングは、雨漏れで木枠が腐るトラブルが発生しますが、このように違うメーカーの建具を使って復旧・修理することが可能です。

また、今回入れた建具の木には、コアガードという腐らない技術が使われていますし、屋外側のガラス防水やティンバーケアによる木部防水塗装も実施していますので、将来同じトラブルが発生することはありません。

<関連記事>: マーヴィンのダブルハング用です (2023年10月18日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |

見たことがない輸入サッシですね

愛知県の建築・不動産業者さんから、中古住宅の窓ガラスが割れたので修理を依頼出来るかというご相談を頂きました。

こちらが頂いた写真ですが、引き違いの召し合わせに近い処のガラスにヒビが入っています。

写真を拡大してみると、どうやらペアガラスの内側のガラスが割れている感じがします。

サッシは、輸入の樹脂サッシにも見えるのですが、古いアルミサッシのような感じにも見えます。また、通常は召し合わせ付近にクレセント・ロックの金物が付いているものなんですが、そういうものも見当たりません

そういう点で、ちょっと見たことがない形状の輸入サッシです。窓メーカーは、エンパイア・パシフィック(Empire Pacific)という会社なんですが、今は存在していないのかよく分からない感じです。

輸入の引き違いの多くは、片引きと言って片方の建具だけが開閉して、もう片方はハメ殺しのFIXサッシとなります。

両方の建具が可動する珍しいタイプならいいのですが、片引きのタイプであれば屋外側にある建具の方がハメ殺しになっているでしょうから、今回ガラスが割れた方の建具はFIXということになるかも知れません。

ハメ殺しの場合は、建具を窓枠から外すことが難しいですから、万一ガラスを押さえている押縁材が屋外側に付いている場合は、外部足場がないと作業は出来ません。

写真では押縁材がどういったものなのかやどちらに付いているものなのかが、全く分からない状況ですから、やはり現地調査を実施しないと修理の可否を含めて確認することが出来ないですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス | タグ: , |