お知らせ : ページ 37

外の景気がクリアです

昨日、岐阜のお客様の輸入住宅でオーニングサッシの建具交換を行ったと記事に書かせて頂きましたが、その時同時にダブルハングサッシの建具交換も実施しました。

ペラウィンドウ(Pella)は、建具を上からヒモで吊って吊り金物(バランサー)で開閉を楽にするという機能を持っています。

ですから、建具を交換する際には、バランサーの吊りヒモを一時的に外さなければなりません。

でも、バランサーの巻き取りバネが強い状態だと、外した瞬間にヒモがバランサーの奥まで巻き取られてしまい、取り出すのが大変になりますから注意が必要です。

まあ、そうは言っても私たちは慣れていますから、そういう状況になってもヒモが中まで入らない工夫をしていますから問題ありません。

今回交換しなければならなくなった原因ですが、写真を見ると分かりますが、ペアガラスの中に雨や湿気が入り込んで内部結露を起こし曇ってしまったという不具合です。

他の輸入サッシでも同じですが、ガラスと建具枠との隙間から雨が浸入してそれがペアガラスの中へと徐々に入り、抜けなくなるのです。

こうなったら、ペアガラスを交換する以外方法はないのですが、ペラの場合はガラスが入った建具ごと交換しなければなりませんから、費用も結構掛かります。

輸入の樹脂サッシであればガラスのみの交換は可能ですが、木枠で出来たアルミクラッドサッシの場合は建具ごとの交換が主ですから、屋外側の防水処理を早めにやっておくようにしたいものです。

そうしておけば、窓から眺める景色はいつもクリアに見えますから、気持ちもいいですよね。

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ペラのオーニングはやりづらい

岐阜のお客様の処で、昨日輸入窓の建具交換を行ってきました。

窓は、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッドサッシです。

今回記事に書かせて頂くオーニングサッシ(下側が外に開いていく窓)以外にダブルハングサッシの建具交換も行いました。

で、今回のオーニングですが、ガラスとアルミカバーがされた下枠との間から雨が浸入して下枠の木を腐らせてしまったということで、交換をすることになりました。

以前にも他の窓でペアガラスの曇りといったトラブルがあったので、その際も注意をして欲しいというお話をしていたのですが、輸入サッシの雨漏れ対策はやはり必修です。

写真は、腐った古い建具と防水処理や防水塗装を済ませた新しい建具とを並べて、金物類を付け替えしている様子です。

メーカーは、建具のみを供給するだけで、金物類は既存のものをそのまま使うという形式を取っていますから、建具以外にも問題があるようならそういった部材も一緒に手配をしないと不完全な修理になってしまいます。

それにしても、ペラウィンドウのオーニングは、開閉金物のビス位置が狭い場所にありますから、電動ドライバーや長いプラスドライバーが非常に使いづらい状況でした。(キッチンの流しの奥にある窓でしたので、体の体勢としても力が十分入らない感じでした)

下手に無理して使うと取付けビスの山を舐めてしまうので、殆ど手回しの道具で装着していくしか方法はありません。勿論、電動工具が使える時もあるのですが、それはほんの僅かな時間です。

単に建具を交換するだけでなく、開閉がスムースに行くかどうかや動きに歪みが出ないかどうかといったことを点検しながら調整を進めていきますので、普通の修理屋さんとは手間や時間が違います。

最後に、他の家の不具合などについても相談に乗って、調整程度で済む問題はその場で直して差し上げました。そこが見積には反映しない部分なんですけど、たぶん一番大切な仕事だと思っています。(そんなことは普通やってくれませんからね)

お客様がそれでいいとおっしゃるなら、全く文句はありませんが、経験値よりも値段勝負で依頼される人は、結局損をしているのかも知れません。

<関連記事>: 違うものが届きました (2023年4月3日)

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初めてなら、まずは専門家に

福井のお客様から輸入サッシのペアガラスが内部結露を起こしたので、ガラス交換が可能かどうか教えて欲しいというご相談を頂きました。

窓は、アメリカのアルサイド(Alside)製樹脂サッシです。

どうやらシングルハングサッシの下窓だけが内部結露を起こして、付いた水滴に所々カビ(汚れ)が生えたという感じになっています。

こういう場合、建具の内側か外側にガラスを固定する為のガラス押えが装着してありますから、それを外せばペアガラスを取り外すことは可能です。

ただ、屋外側にそれがあると、2階などの高い場所の窓では足場が必要となる場合がありますから、気を付けなければなりません。(今回は可動する下窓建具ですから、窓枠から建具を外すことが出来れば室内に持ち込んで作業が出来ますから、足場は不要です)

次に用心しないといけないのは、ガラス押えが劣化しているかどうかです。樹脂サッシのガラス押えも樹脂で出来ていますから、20年以上太陽に曝されていると紫外線で劣化を起こしているかも知れません。

そういう場合は、適切な道具もなく下手に外すと、ガラス押えが割れてしまいますから、ペアガラスだけでなくガラス押えも海外から取り寄せる必要が出てきてしまいます。

どこの窓でも使われている汎用部材であればいいのですが、アルサイドだけの特殊なものだったりすると、入手が困難というリスクもありますから慎重に作業を進めなければなりません。

輸入サッシのガラス交換を経験したことがないという建築業者さんやリフォーム業者さん、お施主様であれば、やはり最初は作業に慣れた専門家にお願いして、採寸調査・部材の手配・交換作業まで一括してやってもらうことをお勧めします。

出張作業費が高いとおっしゃられるかも知れませんが、ガラス以外をも破損させるようなことがあれば、反って費用が嵩んでしまうことを忘れてはいけません。

勿論、作業手順に間違いがあれば、更にサッシの雨漏れを誘発することにもなりますから、急がば回れですよ。

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外開きドアの防犯対策

昨今、空き巣や泥棒の被害が都市部だけでなく。市街地近郊でも発生するようになってきました。

外国人の流入もその一因と言われていますが、それだけでなく若者の低所得化や非正規雇用の増大などで局所的な犯罪の増加があるのも確かです。

特に大きなお屋敷や立派な輸入住宅ともなると、そうした犯罪に狙われやすくなるのは必然かも知れません。裏手から空き巣が侵入すると思われがちですが、意外と多いのが玄関ドアをこじ開けて室内に入られるというケースです。

欧米と違い、日本では防犯上不利とされる外開きのドアが殆どで、デッドロックバーが外から丸見えだったり、デッドロックバーを隠すカバーが薄いアルミ板で出来ていたりしています。

そういう場合、空き巣は太いバールを用いて、ドアの隙間からバーを切ったり破壊したりしますから、ステンレス等の頑丈なガードプレートを装着する以外侵入を防止する方法はありません。

また、外開きのドアの場合、ドアヒンジは屋外側に露出していますから、ヒンジの左右の蝶番を外してドアを開けてしまうという危険もあります。

それに対処する方法として、写真のような防犯用ヒンジピンというものがアメリカでは販売されています。

アメリカでは殆ど外開きのドアを外部ドアとして使うことがないので、あまり必要がないように思うのですが、やはり念には念を入れて防犯対策をしたいという人がいるのかも知れません。

ヒンジピンは、片側の蝶番のビスを1つ外してそこに装着することで、簡単に取付け出来ます。また、ドアを閉めた際にピンが反対側の蝶番に差さるように、反対側のビスを外して穴を明けておく必要があります。

そうすることで、ドアを閉じた時にピンが反対側の蝶番に固定され、外からドアヒンジを外すことが不可能となる仕組みです。

簡単な部材ですが、ガードプレートと共に玄関ドアや勝手口ドアの防犯対策としては非常に効果的ですから、試してみては如何でしょうか。

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刻印がなくても部材の判別は可能

静岡市のお客様から輸入のシングルハングサッシのバランサーを調達したいというご相談を頂きました。

窓メーカーは不明の樹脂サッシ。

お客様は以前にも交換作業をやったことがあるようで、バランサーの取り外し等はやって頂ける状況でした。

で、外して頂いたバランサーの写真がこちらです。チャネルバランサーと呼ばれるタイプのものですが、古くなっていてバネに多くの錆も見受けられます。

バネ強度や大きさを確認するには、バランサーの上に刻印(印刷)された文字を教えて頂くのですが、棒状の金属部分も錆びているのか刻印が見当たらなくなっているそうです。

こういう場合、バランサーの棒状の部分の長さを測ってもらうことや可動する建具(障子)そのものの重さを計測して頂きます。そうすると、どういったバランサーを使わなければならないのかが分かります。

勿論、他の細かな部分も教えて頂く必要があるのですが、これらが分かれば8割がた調達は完了したようなものです。

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窓の大きさで違ってきます

瀬戸市のお客様からシングルハングサッシのバランサーを直したいというご相談を頂きました。

サッシは、クレトイシ製の樹脂窓です。

昔はサーティンティード(CertainTeed)のサッシをOEMで製造していたのですが、製造方法を確立後は独自ブランドのものを販売しています。

こちらのサッシは、独自ブランドになってからのもののようですが、部材の多くはカナダからの輸入品が多く使われている印象です。

今回の不具合は、ゼンマイのような板バネの力を利用して建具を持ち上げる仕掛けのコイルバランサーのバネが経年劣化で切れてしまったというもの。

(尚、コイルバランサーは、ヴァイスロイ(Viceroy)製などの上げ下げ窓にも使用されています)

バネ自体はステンレスで出来ていて非常に丈夫なのですが、何度もサッシを上げ下げしたり、水分や湿気に曝されたりしていると、次第に金属疲労を起こして突然破断してしまいます。

コイルバランサーは、バネさえ交換出来れば元通りになるのですが、ご覧のように狭くなった溝の中に入っている為、サッシ屋さんでもこれを取り出して新しいものを入れるという作業は至難の業です。

勿論、この溝のような部分をカットして広げてしまえば、丸まったバネを取り出すことは出来るのですが、カットした部分は元には戻りませんから、見た目としてはあまりよくありません。

私たちも最初の頃はそのような施工をしていましたが、どうにかきれいに作業出来ないかと考え、創意工夫と専用工具でサッシを傷付けることなくバネを交換する方法を確立しました。

ただ、バネは持ち上げる建具の重さやサイズによって変わってきますから、適切な部材を確認してからでないと調達することは出来ません。

特にクレトイシは、最近注文記録がない場合は交換部材を販売してくれないという方針のようですから、施工時期や品番・施工業者・施工場所の情報提供は必修となっています。

<関連記事>: バネでサッシュを持ち上げます (2023年9月4日)

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簡単な掃出しサッシの防犯対策

お盆休みや年末年始など、長期間家を空ける時に気になるのが空き巣や泥棒の侵入です。

家の中が暑くならないようにと、2階の窓を少し開けて出掛けるというのは論外ですが、きっちり戸締りしてもどうしても気になるのが人情です。

今回は、北米で販売されている防犯対策商品を1つご紹介したいと思います。

写真がその商品ですが、これは掃出しサッシ(スライディングパティオドア)のドア下やドア上の見えない場所に取り付けて、ドアを開けられなくする二次(補助)ロック部品です。

ビスで簡単に取り付けられて、ロックや鍵の解除も指一本。また、家にいる時、ドアをロックしたまま風を少し入れたいという場合でも、ロックの位置を隣のロック穴にずらしてやるだけで、ドアが少し開いた状態でドアが動かなくなります。

通常はハンドル部分に付いているロックレバーだけで鍵を掛けますが、そこだけでは不安という方には、後付けの補助ロックを導入するのもいいかも知れません。(引き違いサッシでも使えますね)

空き巣対策は如何に浸入を諦めさせるかに掛かっていますから、ハードルがあればある程空き巣の仕事も多くなり、警備会社(又は警察)が来るまでの時間も限られてきます。

何某かの破損被害を被っても、財産や家族の命を守ることこそ防犯対策の最大の目的ですから、やって損はありません。(但し、それを実際に利用しなければ、張子の虎ですが・・・)

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目が細かくて、糸が太い

今回、中津川市のお客様からのご相談を受けて、小さな虫をも通さない網戸のスクリーンをアメリカから取り寄せました。

写真が、通常の輸入の網と小さな虫除けの網を比較したものです。

通常のグラスファイバー製のものでも蚊程度のものは全く寄せ付けないのですが、それよりも小さな虫だと入り込んでくる可能性がありました。中津川は山に囲まれ田畑も多く、夏などはあらゆる虫が発生します。

今まではアンダーセン(Andersen)サッシのステンレスで出来た網の純正網戸を使っていらしたそうですが、網目をすり抜ける小さな虫に困っていたそうです。そこで何とかならないかということになって、写真右の「小さな虫対策」の網を調達した次第です。

見て頂くと分かりますが、一般的なグラスファイバーの網と比べると網目の間隔は60%程度しかありません。また、グラスファイバーの糸にも樹脂(ポリ塩化ビニール)のコーティング剤が分厚く塗られている為、糸そのものも太くなっていて更に網目が小さくなっています。

勿論、更に網目が細かいものもあるのですが、それだと外の景色も全く見えなくなってしまい、閉塞感が出るかも知れません。(外からの目隠しにするという人にはいいですが・・・)

当然網目が細かくなれば、太陽の光や紫外線も多くカットしてくれるでしょうから、そういう点でも室内空間は過ごしやすくなると思います。

ただ、風が入ってくる量も減りますし、網目以外から入り込もうとする虫たちには効果はありませんから、その点は注意が必要です。

あと、最近は国産でも防虫剤を樹脂(ポリプロピレン又はサランネット)製の糸に練り込んだものも出てきているようですが、やはり薬剤を使うよりは物理的に入ることが出来ないという方が、環境的にも安心だと思います。

耐久性のあるグラスファイバーの輸入の網には、太陽光をカットしたり、ペットが爪で引っ掻いても破れにくいという網もあったりしますから、その用途に応じてチョイス出来るのも嬉しいですね。

尚、グラスファイバーの網は強靭ですから、ライターの火であぶっても破れませんよ。

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網が破れたら、コーナー材も

静岡のお客様から、輸入サッシの網戸のコーナー材を調達したいというご相談を頂きました。

サッシ・メーカーは不明ですが、網戸自体は標準的な仕様です。

ご覧の通り、コーナー材は紫外線で劣化が進み、粉状に砕けそうな感じになってきています。また、網自体も変色してきている感じですから、そろそろ交換が必要という感じでしょうか。

ただ、装着してある網は、国産のプラスチック製のようですから、耐久性が高い輸入のグラスファイバー製のものにして頂いた方が3倍くらい長持ちするかも知れません。

コーナー材は樹脂で出来ていますから、やはり15~20年するとこのように経年劣化してきますから、網を交換するタイミングでコーナー材も交換するとよさそうです。

また、網を網戸に固定する為の網押さえのゴムも、20年くらいでは交換したいものです。

こういう劣化を少しでも抑えたいと考えるなら、年に1度は水洗いと汚れの拭き取りをしてあげると、随分寿命は変わると思いますので、年末には網戸を外して掃除することをお勧めします。

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これもご縁です

稲沢市でレンガ積みの家を建てたいというお客様からご相談を頂いておりましたが、結局ご縁がありませんでした。

土地が決まってから2ヶ月程度の間に、立面・平面図及び配置図を揃えて、建築費の見積も用意しなければならないというスケジュールでしたので、じっくりと計画を練っていく私たちとしては、なかなか苦手な案件でした。

それでも、お客様の要望に合わせなければという思いで、急いで描き上げたのが、こちらのラフプラン。

私としては結構な自信作だったのですが、お客様にとっては全然要望に沿っていないということで、関係を解消したいと言われてしまいました。

予算が限られた中で、延べ床面積もその分制限されていましたから、お客様が要望された広い部屋を目一杯の大きさで取ったのですが、全然狭いと言われてしまいました。

でも、そんな広いスペースが取れる程の余分な空間は、予算の中では何とも出来ないし、もしそれを取ろうとしたら予算が完全にオーバーしてしまいます。

勿論、壁が全くないそんな広い部屋は、ご希望の耐震等級3を取得することを難しくするだけで、要望には一貫性がない感じでした。

その分構造に補強をすればいいというお客様からの提案もありましたが、それでは構造材や工賃が追い付かなくなりますし、2x4工法の体をなさなくなりますから、どう考えても無理がありました。

まあ、今回このお客様とはご縁がありませんでしたが、ご希望を出来るだけ叶えて差し上げることと、ダメなことはダメとはっきり申し上げることは、建築屋としての良心だと思っています。

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