お知らせ : ページ 35

網戸が外れ掛かっていませんか?

埼玉県のお客様から輸入サッシの網戸を窓に固定する部品が欲しいというお問い合わせを頂きました。

サッシのメーカー名はよく分からないようですが、欲しい部材の写真を送って頂きました。

写真にある網戸を固定するピンは、プラスチック製のツマミの部分が、シャフトから少し外れ掛かっているような印象を受けます。

このツマミの部分は、太陽の光に一番よく当たる部分ですから、紫外線による経年劣化が最も進む箇所でもあります。

よくシャフトは丈夫なアルミ製がいいとおっしゃる方もいらっしゃいますが、ご覧のようにシャフトは網戸のフレーム内に隠れてしまっているので、殆ど劣化することはありません。

ですから、私たちは取付けがしやすくて、ツマミも外れにくい樹脂製のシャフトを使ったスクリーンピンをお勧めしています。

ただ、樹脂製のシャフトのものは、マーヴィン(Marvin)等の輸入サッシ・メーカーでの取り扱いが終了していますので、私たちが在庫で持っているものが最後です。

そういう点では貴重な在庫ですが、多少取付けが固くてもアルミシャフトの網戸ピンはまだ手に入りますから、交換部品で心配することはありません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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鋳物なので欠損します

昨日、マーヴィン(Marvin)製スライディンパティオドア(掃出しサッシ)のウェザーストリップを交換したという記事を書かせて頂きましたが、今日はその際に追加でご相談頂いた網戸のロック受け。

マーヴィンの網戸には、取っ手部分に簡単な鍵が付いているのですが、その鍵をドア枠にロックする為に鉄製鋳物の受け金物が付いています。

鍵の爪を引っ掛けるだけの小さなロック受けですから、長年風雨に曝されることで、錆びなどの劣化で割れて欠損することがよくあります。

輸入の掃出しサッシには、網戸に鍵が付属しているタイプと鍵のないタイプがありますが、多少の防犯効果が期待出来ることから、鍵付きの網戸は重宝されます。

ただ、せっかくの鍵付き網戸でも、こうしてロック受けが破損していたり、新築時に住宅メーカーが受けを付け忘れたりして、鍵が掛けられない状況にあるものも少なくありません。

マーヴィンに限らずどこの窓メーカーの網戸でも、ロックの受け金物は交換や後付けも可能ですから、もしもの際は是非取り寄せをお願いして頂きたいと思います。

<関連記事>: 先が折れるとロック出来ない (2023年10月15日)

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雨や外気の侵入を抑えるウェザーストリップ

今日は暑い中、掃出しサッシのウェザーストリップを交換してきました。

交換したのはマーヴィン(Marvin)製スライディンパティオドアのサイドフレーム(側枠)とアッパーフレーム(上枠)に付いている2種類のウェザーストリップ(気密パッキン材)です。

写真がそのウェザーストリップですが、ドアを屋外側と室内側の両方から挟み込む形で取り付けます。

ウェザーストリップが古くなると、隙間を埋める為のフィンが劣化してウェザーストリップ本体から外れてきてしまいます。気密を保つ為の大切な部分がフィンですから、それがなくなってしまえばウェザーストリップの意味はありません。

ウェザーストリップは、室内の空気を逃がさない役目と外気の侵入を防ぐ役目の他に、台風などの強い雨や風の侵入も抑制します。

ただ、ウェザーストリップには柔軟性が必要な為、素材は弾力性がある塩化ビニールが使われます。この素材は、長く太陽に曝されると可塑剤が抜けて硬くなってしまい、割けたり千切れたりします。

ですから、10~15年程度で定期的に交換する必要があるのです。マーヴィンは既に日本市場から撤退しましたが、こうした部材は部材メーカーから直接輸入することは可能です。

また他の輸入サッシ・メーカーでも同様のウェザーストリップが使われていますが、交換部材の調達ルートがある私たちなら、手に入れることは問題ありません。

台風シーズンを前にして、一度皆さんのおうちもウェザーストリップを点検してみては如何でしょうか?

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バネでサッシュを持ち上げます

OEMで輸入サッシの製造をしてきたクレトイシ。

最近は、それらの技術を踏襲しながら、自社ブランド「モンタージュ」で製造販売を続けています。

今回お客様から浴室の窓として設置したクレトイシのシングルハングのコイルバランサーが破損して、窓を開けられなくなったというご相談を頂き、交換用の部材を調達しました。

写真がその部品ですが、ステンレスで出来たゼンマイ式のバネが2つ。バランサーは窓枠の左右両袖に装着されていますから、2個を同時に交換しないと意味はありません。

このバネは非常に強力で、その巻き取りの力を利用して重い可動建具(障子又はサッシュ)を上げ下げします。

この部品だけなら修理は大したことはないと思われるかも知れませんが、窓枠の狭い溝の中に入れるにはそれなりの技術と専用の工具が必要となります。次回はこれに交換した窓の様子をご覧に入れたいと思いますので、乞うご期待。

<関連記事>: 窓の大きさで違ってきます (2023年8月1日)
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雨対策にはヒサシが有効

こちらのサッシは、浴室に取り付けられたオーニングと呼ばれる下側が開く窓で、ペラ(Pella)社製の輸入サッシです。

室内側が木製のアルミクラッドサッシですから、木枠が腐らないように常に窓を開けた状態で湯気や湿気を逃がしたいというのがお客様のご希望でした。

実は、このサッシの建具は以前私たちが交換したことがあるのですが、それは建具の下枠が腐っていて脱落寸前という状態になっていたからでした。

それは、窓ガラスを伝った雨が下枠のアルミの隙間から入り込んで、木製の下枠を腐らせてしまったのが原因でした。勿論、湿気で一杯になった室内側からも水が下枠に入り込んだのも、もう1つの原因ではあります。

新しい建具に交換した際、私たちは屋外側だけでなく室内側のガラスの周囲を防水処理しただけでなく、室内(浴室)側の木部にもパラのティンバーケアを使って防水塗装を行いました。

(ですから、写真でお分かり頂けるように、それ以来全く雨漏れや木の腐りといった損傷は見受けられません)

でも、お仕事で全員外出される機会があるお客様としては、浴室を乾燥させる為に窓を少し開けた状態にしておきたいということで、窓上に雨除けのヒサシを追加したいという相談を頂きました。

そこで今回取り付けたのが、この白いアルミ鋳物フレームのヒサシです。ブラウンの屋根材も丈夫なポリカーボネートで出来ていますから、耐久性や耐紫外線もバッチリです。

<関連記事>: アルミカバーが脱落したペラの輸入サッシ (2017年2月20日)

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雰囲気はそのままに

福島のお客様にお送りした玄関のハンドルセットを取り付けた様子が、写真で送られてきました。

古いハンドルセットは金色でしたが、錆びや汚れが出てきており古びた感じでしたので、今回調達したものはアンティークブラス(古金色)にしました。

古いハンドルセットも装飾的なデザインでしたので、新しいものも出来るだけそれに近いものを選んでみましたが、如何でしょうか。

同じシュラーゲ(Schlage)製なんですが、やはり製品の大きさが微妙に違っていたようで、取付け穴や今まで隠れていた部分などが少し見える感じです。

ただ、事前にそうなることをご案内させて頂いておりましたので、後でパテで下地補修してから、タッチアップで塗装をしてもらう形で準備をして頂く予定です。

20年以上前の玄関ドアでも、メンテナンスでこうして美しくお使い頂けるというのが輸入住宅のいい処です。

勿論、どういったものを使ってリニューアルするかということをアドバイスするには知識とセンスが必要です。でも、こうやって連携をさせて頂ければ、遠くのお客様でも美しく家のリノベーションをして頂けると思います。

<関連記事>: 古いデザインは素敵です (2023年8月9日)

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プラスチックだと曲がりますね

昨日、ピーチツリー製のテラスドアを修理したという記事を書かせて頂きましたが、その際一緒に古いアンダーセン(Andersen)のダブルハングの外装を塗り直してきました。

アンダーセンのダブルハングサッシは、アルミパネルではなく木製の建具に防水塗装をしているので、20年くらい経った段階で塗り直しをしてあげると長持ちします。

ということで、窓枠から可動する建具を外し、パラのティンバーケアで塗装後に窓枠に戻すという作業を行いました。

勿論、塗装が乾かないと上下の建具の召し合わせ(建具が重なる部分)に塗装が付いてしまいますから、暫くの間陽の当たるお庭に建具を寝かせて置いておきました。

そして、いざ建具を窓枠に装着しようとした処、建具に付けられている樹脂製の飾り格子がたわんで湾曲しているではないですか。写真の下窓建具がそれなんですが、上窓と比べると曲がっているのが分かりますね。

何とか元に戻そうと、ドライヤーを当てるなど試みたのですが、古い格子の為下手をすれば格子の桟が折れてしまうかも知れないので、あまり力を入れて曲げることは出来ません。

いろいろやってみましたが、やはり新しい格子をメーカーから調達して付け替えるのが一番のようです。

ただ、現在製造されている飾り格子はプラスチックではなく木製ですから、少し感じが変わることはご容赦頂く必要があります。

あと、建具を装着する際にバランサーを取り付ける作業をしていたら、吊りヒモの先が外れてヒモがバランサーの中に巻き取られてしまいました。こうなるとバランサーも交換しないといけませんから、まさに泣きっ面に蜂とはこのことです。

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暑い中、きれいに出来ました

岐阜県中津川市の輸入住宅で、テラスドアのガラス交換及びメンテナンス作業を行ってきました。

輸入ドアは、ピーチツリー(Peach Tree)製のスチールドア。

ペアガラスの屋外側の強化ガラスが割れたということでしたが、ガラスの押縁(ガラス押え)は外せるようには作られていません。

試行錯誤の上、何とか交換する手立てを編み出して、交換用のペアガラスも手配出来ました。で、今回その新しいペア強化ガラスを現場に持参して、交換作業を行ってきました。

ただ、やはり一筋縄ではいかないピーチツリーだけあって、交換作業は苦労の連続。当初は1日で終了するつもりでしたが結局作業は2日間に亘り、それでも何とか無事に完了することが出来たのは、お客様の支援あってのことでした。

何せ中津川とは言っても猛暑の中ですから、水分補給や熱対策は不可欠ですから、お客様から幾度となく飲み物の差し入れを頂きました。その甲斐あって、写真のように美しくドアを仕上げることが出来ました。

ピーチツリーのドアは、結構厄介な製品ですから、一旦トラブルになると殆どの建具屋や大工が手を出せません。お困りのお客様も全国に相当いらっしゃると思いますので、遠くからでもどうしても直して欲しいという方はご相談下さい。

<関連記事>: 何とか外せそうです (2023年6月14日)

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窓ガラスが突然割れた

三重県のお客様から輸入サッシの上げ下げ窓のガラスが割れたので、交換したいというご相談を頂きました。

サッシは、アンダーセン(Andersen)のダブルハング。

下側の建具のペアガラスの外側が、何もないのに突然割れたということです。

よくあるケースは、鳥が透明のガラスを目掛けて突進してきたというものや屋外側と室内側との温度差が激しい場合に、ペアガラスにストレスが加わって熱割れを起こすというものです。

ペアガラスは周囲がスペーサーというもので固定されていて、それによってガラス内の気密が保たれるという仕組みで断熱効果を図っているという特徴があり、熱によるガラスの膨張・収縮が制限されるという特有の問題があります。

これはペアガラスの宿命的な問題ですから、予防することは難しく、国産・輸入を問わずいつ起こるか予想が出来ません。

割れた後、お客様自身で割れた部分にテープのようなものを張ったようですが、どうしても隙間が空いてしまいますから、ガラスの中に雨が溜ってしまいます。

ただ、溜った水が木製の建具の方に染みていくと、徐々に木枠が腐ってしまうという恐れもありますので、早めに交換することが求められます。

(契約条件によっては、火災保険で補修費用を賄えるケースもありますから、その辺りのチェックも忘れずに!)

アンダーセンの場合、ペアガラスだけを外して交換することは出来ませんから、下窓の建具ごと新しいものに交換する必要がありますが、製作から輸入まで半年くらい時間が掛かります。

<関連記事>: 無事に交換出来ました (2024年3月6日)

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両手を広げた網戸固定部品

こちらの部材は、神戸のお客様から注文のご依頼を頂いた輸入網戸を窓に固定する為のものです。

形状が羽根を広げたように見えることから、通称バタフライ・クリップと呼ばれています。

この部材は輸入サッシ特有のものである為、日本ではあまり見掛けることはありませんが、北米の窓メーカーで種類の違うものを採用しているケースが多く見受けられます。

当然、大きさなども様々ですから、詳細を確認せずに注文をすると網戸を装着出来ないなんてことにもなりますので、注意が必要です。

バタフライ・クリップはあまり目立たないように、通常は透明のプラスチックで出来ていますが、樹脂ですから寿命としては15年くらいではないかと思います。

太陽の紫外線や風雨に曝される消耗品ですから、購入を希望される際は少し予備の部品も調達しておきたいものです。

<関連記事>: 破損すると網戸が付かない (2023年10月1日)

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