お知らせ : ページ 32

製造中止、メーカー撤退

三重県のお客様から掃出しサッシ(スライディングパティオドア)のペアガラス交換についてご相談を頂きました。

こちらのサッシは、マーヴィン(Marvin)製のセーフティースライディングパティオドアという品名のものなんですが、何年も前に交換部品を含めてメーカーの供給停止となっています。

また、マーヴィン自体も1年くらい前に日本市場から完全撤退していますから、修理・メンテナンスは自力で行う以外方法はありません。

ご覧のように、ペアの強化ガラスの屋外側のガラスが粉々に割れている状況です。

こういう場合、ドア自体をメーカーに作ってもらって、それを交換するというのがマーヴィンのやり方でしたが、今後はガラスをドアから何とか外して入れ替えるという修理が必要となります。

入れ替えるにしてもガラスのサイズが分からないと部材の手配も出来ませんから、ガラスが外せるかを含めて採寸調査を行わなければなりません。

でも、マーヴィンのサッシは、防犯性を高める為か、ガラスを簡単に外すように出来ていませんから、作業としては結構厄介で時間も掛かると思います。それでも何とかしないといけませんから、やるしかないですね。

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足の長い網戸クリップ

千葉県のお客様から、室内側に取り付ける網戸の固定用部品が欲しいというご相談を頂きました。

輸入サッシ・メーカーがどこかは分かりませんが、なかなか見掛けないデザインになっています。

窓の四方に付いているこの部品は、クリップと呼ばれるパーツですが、足が長く窓から随分離れた場所に固定用のフックが付いています。

四方にあるクリップのうち、右上の1つのフックが折れてなくなっている感じです。また、この部屋は湿気のある浴室なのか、クリップを留めているビスが随分黒く錆びていますから、そのうちビスが欠損する可能性もありそうです。

よく見ると、ペアガラスの中も内部結露で赤茶色に錆びてきているようですから、近い将来ペアガラスの交換や防水処理も必要かも知れませんね。

この長さの網戸用クリップ部品はなかなか見掛けないタイプのものですが、何とか探してみたいと考えています。

<関連記事>: 調達した長い網戸クリップ (2024年5月25日)

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傾いた玄関ドア

こちらは、輸入玄関ドアの上端周辺を撮った写真です。

ドアは、カナダのトリムライト(Trimlite)製のスチールドア。

写真をよく見て頂くと分かりますが、ドアの左右でドア枠との間に出来た隙間が違っています。

つまり、ドアが若干傾いているという状態になっているということです。お客様曰く、長年使ってきて、ドア下が敷居材に擦って傷が付いている状況になっているそうです。

ドアが下がっている状況ですから、当然ドアヒンジが摩耗していることが予想されますが、傾いているということはドアヒンジが片減りしているか、ヒンジを固定しているビスが抜けてきているか、ドアだけでなくドア枠も重さで引っ張られているかということが考えられます。

それぞれの原因に応じて、異なる対処が必要になるのですが、複合的な原因に拠ることもありますので、早とちりは禁物です。

ただ、この隙間を見て、ほんの僅かしかないと感じられる人も多いと思います。確かに左のヒンジ側(吊元)の隙間は3~4mm程度しかないと思いますし、右の戸先側(ハンドル側)も6~7mmくらいだと思います。

そのくらいの小さな下がりでドアが敷居に擦るのかと思われるかも知れませんが、気密を上げる為にドア下の隙間は10mmもありません。

また、建物の重みが長年掛かってきていますから、ドア周辺の高さも数ミリ圧縮されているとしたら、ドアが敷居に擦ってくるのも無理はありません。こうした微妙な状況が、ゆくゆくは大きな問題へと発展していきます。

僅かな変化を調整するのは意外と難しいことなんですが、それをきれいに直してこそ専門家と言えるのだと思います。

<関連記事>: 随分喜んで頂きました (2024年4月3日)

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ガラスが割れたダブルハング

岐阜のお客様からダブルハングサッシの外側のガラスが割れたので、修理をしたいというご相談を頂きました。

サッシは、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製サッシ。

どうして割れたのかは分かりませんが、下窓(ボトムサッシュ)に雨除けの養生が張られています。

これ以外にもいくつか不具合があるとのことですが、取り立てて心配なのがこのサッシの問題だそうです。

ただ、ペラのダブルハングは古い仕様のものが既に製造中止になっている為、代替の交換建具をメーカーが作ってくれません。

こういう場合は、多少取り外しの際に部材の破損が生じても、どうにかしてペアガラスを外して新しいものに入れ替えるか、この窓枠に合う建具を他社で製作してもらって交換するか、二者択一です。

ペアガラスを交換する場合のリスクは、ガラスを固定している木製の押縁材を破損させてしまうことです。この材料もメーカーは供給してくれません。

また、ガラス交換する際は一旦私共の会社に建具を引き揚げて作業を行う必要がありますから、1.5ヶ月程度は窓を塞いでおかなければなりません。

建具を入れ替える場合の問題は、あまり気にはなりませんが、多少形状が変わることと費用が結構掛かること、納期が半年程度必要なことです。ただ、窓は交換建具が来るまで、このままの状態で触る必要はありません。

どちらがいいかは、お客様と協議して決めることになりますね。

<関連記事>: 明日交換に伺います (2024年6月8日)

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結構戻すのが大変でした

横浜のお客様の処に伺って、玄関ドアの修理・メンテナンスを行ってきました。

玄関は輸入のスチール製ダブルドアで、ピーチツリー(Peach Tree)社が製造したもの。

塗装が随分剥げているだけでなく、右側の主開閉ドアのヒンジ(蝶番)が摩耗して、右ドアが左と比べて1cmくらい下がってきています。

そうなると、ドア下が敷居に当たってきてドアが閉めづらくなるばかりか、ドアラッチやデッドロックバーがストライク(受け金物)の穴に入らなくなって、鍵も締められなくなっていたようです。

おうちを造った住宅メーカーもなく、そういう状態が長く続いた為にドアラッチが破損したのか、ハンドルセットも全く違う国産のものに替えられていました。

デッドロックも鍵が掛かりませんから、上の方に新たに国産のデッドロックを追加して、そこで鍵を締めていたそうです。

(写真には写っていませんが、室内側にはドアクローザーが付いていたようですが、ドアが下がった為に破損したのか撤去されていました)

また、左ドアの下に付けられていたフランス落とし(ドア固定用金具)に不具合が生じた為に、左ドアが長く開けられなかったみたいです。

こうした様々な不具合の原因は、ドアヒンジの摩耗と知識のある工務店の不在だったと思います。

私たち ホームメイドは、今回3日間お邪魔して、フランス落としの固定解除、専用ドアヒンジの交換、ドア位置(建て起こし)の調整、ダミーハンドルを含めたハンドルセットの交換・調整、国産のデッドロックの輸入ものへの交換及び位置変更、2つのデッドロックの同一キー開閉への変更、ドアクローザーの設置、ドア内外の塗装(錆止め塗装1回及び上塗り塗装2回)、ステンドグラスの周囲の防水処理、ドア上の防水処理、明けられた穴の埋め戻し・修正、ストライク位置調整、ウェザーストリップ交換、掃除といった内容の工事を行いました。

費用や時間は掛かりますが、施工前と施工後でこれほど美しく蘇るのです。輸入住宅も20年経ったら、一度大掛かりなメンテナンスをされては如何でしょうか。その価値はあると思いますよ。

<関連記事>: 普段開けないと開かなくなる? (2023年12月10日)

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ドアのレバーが外れた

岐阜のお客様からドアに付いているレバーの頭が外れたというご相談を頂きました。

こちらのドアレバーは、クイックセット(Kwikset)の最新の製品で施工してまだ時間が経っていないものでした。

空調の業者さんが家を出入りした際に外れてしまったので、どうやって直していいか分からず連絡をして頂いたようです。

古いタイプのものとはやり方が違うのですが、このタイプのドアレバーは写真にあるメクラネジという部品をインチ専用の六角レンチで回すことで固定することが可能です。

ただ、たまにこのメクラネジが外れてしまって、どこかに行ってしまったという場合はレバー部品を台座に固定することは出来ませんので、注意が必要です

クイックセットだけでなく、ボールドウィンやシュラーゲ、ワイザー、テイモアなどのメーカーのドアノブもありますが、それぞれやり方が違いますからもし分からないというお客様は、私共のような専門家に依頼して頂くことをお勧めします。

そういう場合、私共 ホームメイドでは取付け作業の他に、ドアラッチの調整といったドアの開閉メンテナンスも行いますから、依頼して損はないですよ。

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バネは入手不可能ですが・・・

浜松のお客様から窓が開けられなくなったので、修理の相談をしたいという相談を頂きました。

写真は、そのダブルハング(上げ下げ窓)の上枠を見上げた様子です。

ハード(Hurd)製のアルミクラッド木製サッシですが、側枠と上枠とが接する部分から変形したバネが飛び出してきています。

このバネは、建具(障子)を持ち上げる際に重量を軽減してくれる為のバランサーのバネなんですが、通常は側枠のジャムライナーの中に内蔵されていて見えない状態になっています。

こうなっているということは、建具とバネとの接続が何らかの不具合で外れてしまい、その勢いでバネが上から出てきてしまったと思われます。

でも、このバネはハード(現シエラパシフィック)では既に製造がされておらず、交換部品の在庫もない状況です。

ですから、もしバネ自体が切れたりして使えなくなっている場合は、建具を現在製造しているものに交換して、ジャムライナーもそれに適合する新しいものに交換する以外に方法はありません。

もしかしたらこのバネは丸まっているだけで、ジャムライナーを外したら正常な状態に戻る可能性がないでもありません。

ただ、バランサーのバネが外れた原因が他にあるのかといったことを現場調査を行って確認しないことには、どんな交換部材を手配すべきかはっきりしないと思います。

そういう点で、現場に伺って不具合の実態調査を行わないと、修理計画は立たないように思います。

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破損して入荷したバランサー

アメリカやカナダから輸入資材を調達する場合、どうしても避けられないのが商品の破損。

こちらのシングルハングサッシ用のチャネルバランサーは、お尻の樹脂パーツにウィングと呼ばれる羽根のようなものが付いているのですが、たくさん入荷した商品の中にはウィングが欠けているものもありました。

欠けた部分も梱包の中に残っていましたから、恐らくメーカーで梱包している際にポキッと折れてしまったのだろうと思います。

破損したバランサーの中には、欠片すらも梱包に入っていない場合もありますから、出荷前に検品していないか、破損しているのを知っていてそのまま梱包してしまう確信犯のどちらかです。

梱包して出荷するだけの作業員ですから、あまり程度のいい人は少ないとは思いますが、日本人なら考えられないことかも知れません。

でも、世界を見れば、こんなことは日常的で騒ぎ立てることではないのです。まあ、日本でも自動車の型式認定で日常的に検査不正が行われていますから、日本人の考え方も世界標準になってきているのかも知れませんが・・・。

バランサーのウィング部分は、樹脂の非常に薄い素材で出来ていますから、輸送途上の手荒い扱いでも破損するリスクがあります。

そういう場合に備えて、交換用の樹脂パーツなども少し予備を持っておくことも私たち 専門業者には必要なことだと思います。

私たちがこうした破損のクレームを連絡しても、代替の商品が届くまでに結構な時間ややりとりが必要ですから、それを見越してこちらで破損部分を交換すれば、お客様にも納期で迷惑を掛けずに済みますからね。

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ガラスが割れたダブルハングサッシ

三重県のお客様からマーヴィン(Marvin)の上げ下げ窓のペアガラスを割ってしまったので、修理をお願い出来るかという問い合わせを頂きました。

ご覧のように、上窓(アッパーサッシュ)のガラスが割れてガムテープで穴を塞いであります。

何でも小さなお子さんが部屋に閉じ込められたらしく、救出する為に外から窓ガラスを割ったらしいのです。

ただ、マーヴィンは既に国内で修理・メンテナンスのサービスを行っていませんから、私たちのような専門家が自力で直す以外方法はありません。

輸入サッシの修理のやり方としては2つありますが、1つはガラスだけを交換するやり方、もう1つは他社製の上・下建具に入れ替えるやり方。

昔からマーヴィンは、ガラスが破損したり不具合が起こったりした際は、不具合がある建具を交換して、ガラスのみの交換は行わないのが基本です。

ただ、マーヴィンから新しい建具を入手出来ない現状では、ガラスの交換も視野に入れる必要がありますが、マーヴィンはガラスが外せないようにガッチリと作ってありますので、交換の際は何か部材の破損が生じる可能性が高いと言えます。

ですから、破損した部材を工夫して作ったり、補修して再利用したりする必要がありますから、納まりとしては悪くなることも了解が必要です。

他社製の建具に入れ替えることは、そういった点で問題が少ないですが、メーカーが違う建具ですから多少のデザインの違いが生じます。

また、マーヴィンの窓枠に合うように建具を作ってもらわなければならないので、事前に正確に採寸調査を実施しなければなりません。

アメリカのメーカーに作ってもらうのですから、当然納期は掛かりますし製作費も相当掛かることを覚悟しなければなりません。最終的な選択はお客様にお願いすることになりますが、何れにしても窓を塞いで一定期間養生することは必要かも知れませんね。

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振れ止め部品がない折れ戸

輸入住宅の造り付け収納のドアとしてよく使われるバイフォールドドア。

開口の幅が1.5~1.8mあるような場合は、写真のように4枚折れ戸を装着するケースが多いと思います。

今回ご相談頂いたのは、片側の2枚折れ戸が閉まっている状態で、もう片方の2枚折れ戸を閉めようとすると、閉まっていた折れ戸が自然に開いてしまうといったトラブルでした。

通常ではあまりそういったことはないのですが、2つのドアが完全に閉まることによって、収納内の空気に圧力が掛かってドアを押してしまうのではないかと思います。でも、通常で起こらないはずの現象がどうして起こるのか?

一度調整・メンテナンスをしてみないとはっきりしませんが、恐らくドア同士の召し合わせ(折れ戸と折れ戸がぶつかり合う部分)に振れ止めと呼ばれる部品が付いているはずですが、それが付けられていません。

それは、ドアの後ろ側に付ける小さな金具で、ドアを閉めた際にもう片方のドアを後ろから支える役目を果たします。それが両方の折れ戸に付いていると、それぞれが支え合ってドアの位置を安定させるのです。

勿論、それ以外にドアの高さがずれていたり、隙間が空いていたり、傾いていたりという問題が起因しているかも知れませんから、そういったことの調整は必要かも知れません。

ただ、輸入のバイフォールドドアに知識がない業者さんだと、部品自体がどういうものなのかを理解していないという場合もありますので、調整作業は難しいかも知れません。

そういう場合は、輸入住宅の専門家に相談して、調整してもらうのが一番の早道と言えるように思います。

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