お知らせ : ページ 23

ドアのレバーが外れた

岐阜のお客様からドアに付いているレバーの頭が外れたというご相談を頂きました。

こちらのドアレバーは、クイックセット(Kwikset)の最新の製品で施工してまだ時間が経っていないものでした。

空調の業者さんが家を出入りした際に外れてしまったので、どうやって直していいか分からず連絡をして頂いたようです。

古いタイプのものとはやり方が違うのですが、このタイプのドアレバーは写真にあるメクラネジという部品をインチ専用の六角レンチで回すことで固定することが可能です。

ただ、たまにこのメクラネジが外れてしまって、どこかに行ってしまったという場合はレバー部品を台座に固定することは出来ませんので、注意が必要です

クイックセットだけでなく、ボールドウィンやシュラーゲ、ワイザー、テイモアなどのメーカーのドアノブもありますが、それぞれやり方が違いますからもし分からないというお客様は、私共のような専門家に依頼して頂くことをお勧めします。

そういう場合、私共 ホームメイドでは取付け作業の他に、ドアラッチの調整といったドアの開閉メンテナンスも行いますから、依頼して損はないですよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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バネは入手不可能ですが・・・

浜松のお客様から窓が開けられなくなったので、修理の相談をしたいという相談を頂きました。

写真は、そのダブルハング(上げ下げ窓)の上枠を見上げた様子です。

ハード(Hurd)製のアルミクラッド木製サッシですが、側枠と上枠とが接する部分から変形したバネが飛び出してきています。

このバネは、建具(障子)を持ち上げる際に重量を軽減してくれる為のバランサーのバネなんですが、通常は側枠のジャムライナーの中に内蔵されていて見えない状態になっています。

こうなっているということは、建具とバネとの接続が何らかの不具合で外れてしまい、その勢いでバネが上から出てきてしまったと思われます。

でも、このバネはハード(現シエラパシフィック)では既に製造がされておらず、交換部品の在庫もない状況です。

ですから、もしバネ自体が切れたりして使えなくなっている場合は、建具を現在製造しているものに交換して、ジャムライナーもそれに適合する新しいものに交換する以外に方法はありません。

もしかしたらこのバネは丸まっているだけで、ジャムライナーを外したら正常な状態に戻る可能性がないでもありません。

ただ、バランサーのバネが外れた原因が他にあるのかといったことを現場調査を行って確認しないことには、どんな交換部材を手配すべきかはっきりしないと思います。

そういう点で、現場に伺って不具合の実態調査を行わないと、修理計画は立たないように思います。

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破損して入荷したバランサー

アメリカやカナダから輸入資材を調達する場合、どうしても避けられないのが商品の破損。

こちらのシングルハングサッシ用のチャネルバランサーは、お尻の樹脂パーツにウィングと呼ばれる羽根のようなものが付いているのですが、たくさん入荷した商品の中にはウィングが欠けているものもありました。

欠けた部分も梱包の中に残っていましたから、恐らくメーカーで梱包している際にポキッと折れてしまったのだろうと思います。

破損したバランサーの中には、欠片すらも梱包に入っていない場合もありますから、出荷前に検品していないか、破損しているのを知っていてそのまま梱包してしまう確信犯のどちらかです。

梱包して出荷するだけの作業員ですから、あまり程度のいい人は少ないとは思いますが、日本人なら考えられないことかも知れません。

でも、世界を見れば、こんなことは日常的で騒ぎ立てることではないのです。まあ、日本でも自動車の型式認定で日常的に検査不正が行われていますから、日本人の考え方も世界標準になってきているのかも知れませんが・・・。

バランサーのウィング部分は、樹脂の非常に薄い素材で出来ていますから、輸送途上の手荒い扱いでも破損するリスクがあります。

そういう場合に備えて、交換用の樹脂パーツなども少し予備を持っておくことも私たち 専門業者には必要なことだと思います。

私たちがこうした破損のクレームを連絡しても、代替の商品が届くまでに結構な時間ややりとりが必要ですから、それを見越してこちらで破損部分を交換すれば、お客様にも納期で迷惑を掛けずに済みますからね。

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ガラスが割れたダブルハングサッシ

三重県のお客様からマーヴィン(Marvin)の上げ下げ窓のペアガラスを割ってしまったので、修理をお願い出来るかという問い合わせを頂きました。

ご覧のように、上窓(アッパーサッシュ)のガラスが割れてガムテープで穴を塞いであります。

何でも小さなお子さんが部屋に閉じ込められたらしく、救出する為に外から窓ガラスを割ったらしいのです。

ただ、マーヴィンは既に国内で修理・メンテナンスのサービスを行っていませんから、私たちのような専門家が自力で直す以外方法はありません。

輸入サッシの修理のやり方としては2つありますが、1つはガラスだけを交換するやり方、もう1つは他社製の上・下建具に入れ替えるやり方。

昔からマーヴィンは、ガラスが破損したり不具合が起こったりした際は、不具合がある建具を交換して、ガラスのみの交換は行わないのが基本です。

ただ、マーヴィンから新しい建具を入手出来ない現状では、ガラスの交換も視野に入れる必要がありますが、マーヴィンはガラスが外せないようにガッチリと作ってありますので、交換の際は何か部材の破損が生じる可能性が高いと言えます。

ですから、破損した部材を工夫して作ったり、補修して再利用したりする必要がありますから、納まりとしては悪くなることも了解が必要です。

他社製の建具に入れ替えることは、そういった点で問題が少ないですが、メーカーが違う建具ですから多少のデザインの違いが生じます。

また、マーヴィンの窓枠に合うように建具を作ってもらわなければならないので、事前に正確に採寸調査を実施しなければなりません。

アメリカのメーカーに作ってもらうのですから、当然納期は掛かりますし製作費も相当掛かることを覚悟しなければなりません。最終的な選択はお客様にお願いすることになりますが、何れにしても窓を塞いで一定期間養生することは必要かも知れませんね。

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振れ止め部品がない折れ戸

輸入住宅の造り付け収納のドアとしてよく使われるバイフォールドドア。

開口の幅が1.5~1.8mあるような場合は、写真のように4枚折れ戸を装着するケースが多いと思います。

今回ご相談頂いたのは、片側の2枚折れ戸が閉まっている状態で、もう片方の2枚折れ戸を閉めようとすると、閉まっていた折れ戸が自然に開いてしまうといったトラブルでした。

通常ではあまりそういったことはないのですが、2つのドアが完全に閉まることによって、収納内の空気に圧力が掛かってドアを押してしまうのではないかと思います。でも、通常で起こらないはずの現象がどうして起こるのか?

一度調整・メンテナンスをしてみないとはっきりしませんが、恐らくドア同士の召し合わせ(折れ戸と折れ戸がぶつかり合う部分)に振れ止めと呼ばれる部品が付いているはずですが、それが付けられていません。

それは、ドアの後ろ側に付ける小さな金具で、ドアを閉めた際にもう片方のドアを後ろから支える役目を果たします。それが両方の折れ戸に付いていると、それぞれが支え合ってドアの位置を安定させるのです。

勿論、それ以外にドアの高さがずれていたり、隙間が空いていたり、傾いていたりという問題が起因しているかも知れませんから、そういったことの調整は必要かも知れません。

ただ、輸入のバイフォールドドアに知識がない業者さんだと、部品自体がどういうものなのかを理解していないという場合もありますので、調整作業は難しいかも知れません。

そういう場合は、輸入住宅の専門家に相談して、調整してもらうのが一番の早道と言えるように思います。

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上塗りだけでOKです

5年くらい前に塗り直しをした木目調のファイバーグラス製玄関ドア。

お客様から塗装が剥げてきて白くなってきたので、塗り直しの相談を受けました。

玄関ドアはサーマツルー(Therma-Tru)製で、特殊な塗料を塗ることで本物の木製ドアのように見せる木目調の輸入ドアです。

塗装は、通常着色用の下塗り塗料と表面を保護するトップコートと呼ばれるクリア色の上塗り塗料を施工します。

西陽が直接当たる場所にあるドアですが、今回塗り直しをするにしても少し早いと感じていたので、ペンキ屋さんと相談してお客様に渡しておいたトップコートだけを試しに塗ってもらうことにしました。

白い線を引いた範囲が塗った範囲ですが、見事に下塗り塗装の色が戻ってきています。つまり、着色した塗装は劣化しておらず、それを保護していた上塗り塗装のみが劣化を起こしていたということになります。

ファイバーグラス製の木目調玄関ドアの場合、トップコートは5年程度で劣化しますが、下地の着色塗料は問題ありません。ですから、定期的にトップコートだけを塗ってやれば、ドアの木目は維持されます。

また、トップコートは透明なクリア色ですから、マスキングテープ等での養生も然程シビアに行う必要もなく、素人のお客様でも比較的簡単に塗ることが可能です。

塗装が剥げてきた際、こうした専用塗料を塗らずにベタ塗りの油性のペンキで塗装する業者もいるかも知れませんが、それをすると折角の木目が失われてしまいます。

専用塗料での着色は技術が必要ですが、定期的な上塗り作業はお客様でも行えますから、塗り直しの際に余ったクリアの塗料だけをもらってご自身でメンテナンスをしてみては如何でしょうか。

勿論、10年以上放ったらかしの状況だと、下塗りを含めて塗り直しをした方がいいですよ。

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まだいいかと思ってはダメですよ

こちらは、岡山県のお客様からご相談を頂いたペアガラスの曇りです。

サッシは、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製ダブルハング。

ガラスの外側にホコリや汚れが付いているのかと思える程、ペアガラスの内部が曇っています。

これは、雨が外側のアルミカバーの隙間から木製建具の中に入り込んで、それがペアガラスの中へと徐々に浸入してきたことが原因です。

こうなってしまうとペアガラスを交換する以外方法はありませんが、通常ペラではガラス交換ではなく建具ごと交換することを推奨しています。

但し、このサッシは製造時期が古く、現在製造されているものと形状が異なっているので、建具を新しく作ることは出来ないようです。

ですから、こちら側で建具から何とかペアガラスを外して、新しいガラスに入れ替えることをしなければならないのですが、ガラスを固定している古いガラス押え(押縁)も製造されていないので、万一破損しても交換する部材がありません。

慎重に作業を進めるのですが、それでも劣化しているガラス押えが絶対割れないとは言えませんから、もし壊れたら補修して使うしかありません。

そういう苦労と岡山までの出張費を考えると、どうしても費用は高くなってしまいますので、お客様は様子を見たいとおっしゃいました。

でも、よく考えて頂きたいのは、放置すれば今後も雨が木製建具の中に入り続けるので、そのうち木が腐ってくるということです。

また、材料や人件費も高くなっていますし、私共のような専門家がいつまでサポートを出来るか分かりません。現実、この輸入住宅を作った住宅会社もなくなってしまっているようです。

直せるものは早く直してその後のケアを万全にすることが、美しい輸入住宅を長く維持し続ける秘訣だということを忘れてはいけません。

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こうなったら、ガラス交換

静岡県のお客様から輸入サッシのペアガラスについてご相談を頂きました。

こちら窓は、ミルガード(Milgard)製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)。

ハメ殺しのFIXドアの方だと思いますが、ペアガラスの周囲にある内部スペーサー(気密パッキン材)が劣化して、部分的に剥がれたりヒビ割れしたりしています。

こういったことは、輸入サッシでも国産サッシでもペアガラスを採用していれば必ず起こることなんですが、多くの住宅メーカーもそんなことは気にしていません。

つまり、起こってから初めて気付くということですが、予防措置を取っていない状況ですから、ペアガラスそのものを交換する以外に方法はなくなります。

こうしたスペーサーの劣化は、屋外側の雨がガラスとサッシの建具(ドア)枠との隙間から浸入して、それが建具枠の中に溜まってスペーサーを徐々に劣化させたことが原因です。

ここまで劣化が進むと、雨水は水蒸気や湿気としてペアガラス内に入り込み、それが原因で内部結露や曇り、カビなどの発生といった問題が出てきます。

こうならない前に屋外側のガラスの周囲を防水処理しておくことが大切ですが、10~15年毎の外壁等の塗り直しの際に一緒にメンテナンスを行うことをお勧めします。

今回はサッシが樹脂製であったからいいようなものの、もしアルミクラッド木製サッシであったなら、木製の建具枠も腐ってくるという不具合も発生しますから、そうなると建具(ドア)自体も交換するという修理になります。

そうなると、費用も時間も大幅に掛かってしまいますので、ご注意下さい。尚、ミルガードのFIXドアのガラス交換は結構やりづらいので、作業は大変です。

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今のうちに網戸の張り替え

昨日、半田市の輸入住宅で輸入サッシのメンテナンスをしてきた旨記事に書かせて頂きましたが、その時同時にいくつかの網戸の張り替えも実施しました。

こちらがその様子ですが、現場に仮設の作業台を組んで、その上に作業する網戸を載せています。

この網戸が付いていた掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)は、記事に書いてきたスーパーシール(Super Seal)製ではないようで、ミルガード(Milgard)かクレトイシかも知れません。

何れにしても、取り替える網は頑丈なグラスファイバー製を用意して、網押さえも少し太めの輸入の網押さえゴムのものを複数持ち込みました。

案の定、網押さえは国産のものよりも随分太く、もし国産のものしか用意してこなかったら、網がすぐに外れそうなくらい緩かったと思います。そういった点で、輸入サッシの網戸の張り替えに際しては、輸入の糸ゴムを調達していくことをお勧めします。

写真は、新しい網に張り替えた直後の様子ですが、網の緩みもなくピシッときれいに張れています。

今はまだ寒い時期ですが、こういう時期は虫も出ない環境ですから、網戸を外して張り替えるには絶好の機会かも知れません。あまりに寒い時期は止めておくにしても、気温が10度を超えるような晴天の日に張り替え作業をすれば、体も少しポカポカするはずです。

勿論、材料や適切な道具もなくやれる自信がないという方は、私共のような専門家にご依頼頂く方が効率的だとは思いますが、家1軒分となると相当数も多くなりますので、寒い時期から少しずつ網戸を張り替えていってもらうのがいいでしょう。

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変わった場所に取り付けます

こちらは、今日メンテナンス作業を行ったシングルハングサッシ用の下窓建具です。

白くて長い部材が建具から飛び出していますが、これはこの部材を建具の溝に差し込んでいる最中の様子です。

このサッシは、アルミクラッド木製サッシを製造しているハード(Hurd)社の樹脂サッシ部門であるスーパーシール(Super Seal)というブランドで製造されたものなんですが、出回っている数はそれ程でもないようです。

そうは言っても、全国的には相当数販売されているでしょうし、施工から20年近く経っている輸入住宅では、ウェザーストリップなどの消耗部材は交換時期が過ぎているかも知れません。

このおうちでも、上げ下げ窓のバランサーが破損した他、塩ビで成形された写真のウェザーストリップ(気密パッキン材)もボロボロになっていました。

そこでそうした不具合を解消する為に、今回お邪魔して修理作業を行った訳ですが、写真のウェザーストリップは取付け位置が独特でした。

通常ボトムウェザーストリップは、建具の下に取付けて窓の下側からの雨や外気の浸入を防止し、断熱性を高める役目を果たします。

このウェザーストリップは、建具の正面に溝が切ってあって、そこに滑り込ませる形で取り付けます。それだとウェザーストリップが建具の下側に来ないのが普通ですが、変わった形状をしている為に、クッション材の部分が窓下に潜り込むような位置に付くのです。

まあ、窓下から雨や空気が流通しなければ、どこにウェザーストリップが付いていようが構わないのですが、アメリカ人の考えは面白いですね。

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