お知らせ : ページ 22

この状態ではドアは上がりません

鹿児島県のお客様から輸入のガレージドアのメンテナンスについてご相談を頂きました。

こちらは、ガレージドアの両サイドにあるレールの上部の写真ですが、ドア下からドラムまで延びているケーブルワイヤーがありません。

本来であれば、写真にあるドラムという部材にワイヤーが巻き付いていないといけないのに、外れてなくなっています。どうやら経年劣化でワイヤーが切れてしまったようですが、もう片側にあるワイヤーは正常でまだ切れていないようです。

でも、ワイヤーは常にドアを引っ張っている為、ストレスによって徐々に伸びて弱くなります。ですから、10~15年程度で交換をしないといけませんが、新築からもう26年も経過しているそうです。

ケーブルワイヤーは、慣れていれば簡単に交換することは可能ですが、トーションスプリングと呼ばれる大きなバネが連動している為、それを解除しないと交換することは出来ません。

重いガレージドアをこのバネの力で引っ張り上げているので、下手に外すと強力なバネが一気に戻って非常に危険です。そういった状況ですから、素人のお客様がご自身でやるのではなく、専門知識と適切な道具を持った専門業者に依頼することが必要です。

ただ、新築した工務店もなく、ガレージドアの専門業者も周囲にはいないという状況らしいですから、遠く愛知県から出張修理をしなければならないかも知れませんね。

もしそうであれば、ワイヤーだけでなく、トーションスプリングやドラム少し破損しかけているガレージドアも一緒に交換した方が、不具合の度に出張修理しなくてもよくなるのでいいようにも思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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上手に作りましたね

こちらは、豊田市のお客様からご相談を頂いたポケットドア用取っ手です。

ポケットドアとは、袖壁の中にドアが引き込まれて隠れてしまう形式のドアのこと。(壁の中央のポケット内に引き込むドア)

引き戸ですから動線の邪魔にならず、狭い日本の住宅には持って来いなんですが、ドアが傾いてしまったりしてピッタリドアが閉まらなくなると、お客様自身での調整は難しいかも知れません。

今回はそんな不具合ではありませんが、取っ手の金物が一部破損していてきれいに元通りにしたいというものでした。

ドアの木口(こぐち)の部分を見て頂くと分かりますが、木が露出してその中央に穴が明いています。本来は、ここに引き手のフックが付いていて、壁に仕舞い込んだドアを引っ張り出す時に使う引き手金具が付いています。

なかなか器用なことをやってありますが、使い勝手としてはあまりよくなかったのかも知れません。今回それをちゃんとしようと、部品の調達をご相談頂きました。

手先が器用なお客様のようですから、部品だけをお渡ししてもちゃんと取付け出来るように思います。

家のメンテナンスは基本ご自身でやって頂くことが大切です。ただ、知識も経験も道具もない状況ではちゃんとした仕事は出来ません。そういう時は、無理せず私たち ホームメイドにご依頼頂くようにお願いします。

<関連記事>: 引き手が届きました (2024年2月26日)

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触ってみないと分かりません

三重県のお客様から、フランス製の古いオーブンレンジの修理についてお問い合わせを頂きました。

こちらの写真がそうですが、メーカーは有名なロジェールです。

お客様からは品番の案内は頂いておりませんが、形状からするとRCG-622ではないかと思われます。

耐熱ガラスのフタが付いたレトロで美しいコンロですが、長年の使用で相当錆が出ていることと、点火プラグを覆っている碍子(陶器)が割れてしまっているようです。

スイッチをひねると通電はしているようで、カチカチとスパーク音がするようですが、点火自体はしていないとのことでした。

点火プラグ自体は日本に交換部品は存在しませんので、もしプラグの異常・不具合であれば修理のしようはありません。

ただ、こういうケースでも内部の配線をメンテナンスして復活出来たことが以前にもありましたので、半分半分の可能性でもしかしたら直せるかも知れません。

現状では写真をお送り頂いただけの状況ですから、修理可能と判断するには時期尚早ではありますが、何事もトライしてみないと結果は出ないものです。

もしダメでも出張費や作業代は掛かってしまいますが、そこに賭けてみるかどうかはお客様次第。日本ではもう売られていない製品ですから、お客様の愛着や思い入れがどのくらいあるかでご判断を頂きたいと思います。

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ロックケースの問題か調整不足か?

名古屋市のお客様から掃出しサッシ(スライディングパティオドア)の鍵が掛からないという相談を頂きました。

サッシは、ミルガード(Milgard)の樹脂サッシ。

ハンドルのロックレバーを下すと、写真のようにロック・フックが上下に2つ飛び出してきます。

ダブルフックですから、ほぼ外からは開けられないセキュリティの高いドアと言えるでしょう。でも、肝心の鍵が掛からなければ、その高い防犯性も役には立ちません。

お客様曰く、ロックレバーを下まで下げても、フックの出が甘く受け金物の穴に引っ掛からない状況のようです。

こういう場合考えられるのは、ドアに内蔵されたロックケースそのものの問題か、それともドアの建て起こし(水平・垂直)が狂っていて、フックと穴の位置がずれているか、もしかしたらその両方ということも考えられます。

何れにしても、こういう場合安易にロックケースを調達しても、もしかしたら原因が他にあるという恐れもありますから、注意しなければなりません。

また、このドアはロックケースの外し方の手順が特殊で、素人のお客様がご自身でそれを行うと、ドアの部材を破損させてしまうリスクもあります。

やはり、私共のような専門家が現場にお邪魔して、詳細調査や調整・メンテナンスを行ってから、必要な部品類を手配させて頂くことが一番確実で費用も掛からない修理方法かも知れません。

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雨に弱いからだけではありません

愛知県のお客様の輸入住宅に、メンテナンスを兼ねてお邪魔してきました。

第一の目的は、サミット(Summit)製のスライディングパティオドア(掃出しサッシ)のロックが外れないということで、その鍵を解除しがてらロック金物の交換をすることでした。

そちらは造作もなく比較的簡単に鍵を開けることが出来、ロック金物の交換やドアの建て起こし調整、ドアの滑り調整、ラッチフックの位置調整といったことも併せて実施しましたから、ほぼ新築時の動きを取り戻したのではないかと思います。

第二の目的は、サッシの雨漏れによる建具の腐りを調査・確認することでした。台風の風雨に曝されている東面の壁に設置されたダブルハング5ヶ所が、全て不具合を起こしている状況でした。

写真がその状態ですが、下窓を少し開けると建具枠の下枠部分が落ちてくるといった感じです。こうなると、建具に接続されている吊り金物のバランサーも外れてしまっていますから、窓によっては上に上げても落下してくるといった状況になっています。

また、下窓を少し倒して上窓建具の状態も見てみましたが、やはり下窓同様下側の木枠が少し外れかけている感じでした。こうなった原因は、ガラスに当たった雨がアルミカバーの隙間から木で出来た建具内に入り込んで、徐々に木枠を腐らせたことです。

今は廃業してしまった新築時の工務店は、何年か前にいくつか木枠を取り替えるという工事をしたようですが、原因に対しての対策を全く打っていなかった為、また同じように雨が入っているようです。

輸入住宅を手掛けた住宅メーカーの多くは、新築工事はやっても修理やメンテナンスをどのようにするのか、またどういった部分が弱点になるのかといったことの経験が全く皆無でした。

ですから、修理が出来ないか、修理をしても中途半端といった状況が殆どで、そのうち見にも来なくなるという無責任が普通でした。

その為、輸入住宅の評判は悪くなる一方。でも、それは輸入住宅そのものが悪いんじゃなくて、施工する工務店や住宅メーカーの知識・経験の不足が酷かっただけなんです。(勿論、サミットや兄弟会社のウェンコ(Wenco)のサッシは、構造的に雨に弱いという点は否めませんが、メンテナンスの対策を打っていれば木が腐ることはなかったと思います)

今回も、建具の一部の木枠を取り替えて直すか、建具自体を他の輸入サッシメーカーのものに入れ替えるかといった2通りで提案をするつもりです。

ただ、どちらにしても、外側の防水処理や木部の防水塗装をしっかり実施することが必修です。勿論、不具合のある窓以外の窓も同様に防水処理を行わなければ、また将来同じことが起こるだけです。

尚、サッシの雨漏れで一部ペアガラスに内部結露が発生しているものもありますから、それらは新しいガラスに交換が必要です。

私たちが修理・メンテナンスを実施すれば、その後10~15年は防水処理をする必要がありませんから、雨漏れを心配しなくてもよくなりますよ。

<関連記事>: 鍵が開けられないのも厄介です (2023年12月22日)
<関連記事>: ダブルハングの交換用建具(障子) (2024年8月27日)

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製造中止、メーカー撤退

三重県のお客様から掃出しサッシ(スライディングパティオドア)のペアガラス交換についてご相談を頂きました。

こちらのサッシは、マーヴィン(Marvin)製のセーフティースライディングパティオドアという品名のものなんですが、何年も前に交換部品を含めてメーカーの供給停止となっています。

また、マーヴィン自体も1年くらい前に日本市場から完全撤退していますから、修理・メンテナンスは自力で行う以外方法はありません。

ご覧のように、ペアの強化ガラスの屋外側のガラスが粉々に割れている状況です。

こういう場合、ドア自体をメーカーに作ってもらって、それを交換するというのがマーヴィンのやり方でしたが、今後はガラスをドアから何とか外して入れ替えるという修理が必要となります。

入れ替えるにしてもガラスのサイズが分からないと部材の手配も出来ませんから、ガラスが外せるかを含めて採寸調査を行わなければなりません。

でも、マーヴィンのサッシは、防犯性を高める為か、ガラスを簡単に外すように出来ていませんから、作業としては結構厄介で時間も掛かると思います。それでも何とかしないといけませんから、やるしかないですね。

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足の長い網戸クリップ

千葉県のお客様から、室内側に取り付ける網戸の固定用部品が欲しいというご相談を頂きました。

輸入サッシ・メーカーがどこかは分かりませんが、なかなか見掛けないデザインになっています。

窓の四方に付いているこの部品は、クリップと呼ばれるパーツですが、足が長く窓から随分離れた場所に固定用のフックが付いています。

四方にあるクリップのうち、右上の1つのフックが折れてなくなっている感じです。また、この部屋は湿気のある浴室なのか、クリップを留めているビスが随分黒く錆びていますから、そのうちビスが欠損する可能性もありそうです。

よく見ると、ペアガラスの中も内部結露で赤茶色に錆びてきているようですから、近い将来ペアガラスの交換や防水処理も必要かも知れませんね。

この長さの網戸用クリップ部品はなかなか見掛けないタイプのものですが、何とか探してみたいと考えています。

<関連記事>: 調達した長い網戸クリップ (2024年5月25日)

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傾いた玄関ドア

こちらは、輸入玄関ドアの上端周辺を撮った写真です。

ドアは、カナダのトリムライト(Trimlite)製のスチールドア。

写真をよく見て頂くと分かりますが、ドアの左右でドア枠との間に出来た隙間が違っています。

つまり、ドアが若干傾いているという状態になっているということです。お客様曰く、長年使ってきて、ドア下が敷居材に擦って傷が付いている状況になっているそうです。

ドアが下がっている状況ですから、当然ドアヒンジが摩耗していることが予想されますが、傾いているということはドアヒンジが片減りしているか、ヒンジを固定しているビスが抜けてきているか、ドアだけでなくドア枠も重さで引っ張られているかということが考えられます。

それぞれの原因に応じて、異なる対処が必要になるのですが、複合的な原因に拠ることもありますので、早とちりは禁物です。

ただ、この隙間を見て、ほんの僅かしかないと感じられる人も多いと思います。確かに左のヒンジ側(吊元)の隙間は3~4mm程度しかないと思いますし、右の戸先側(ハンドル側)も6~7mmくらいだと思います。

そのくらいの小さな下がりでドアが敷居に擦るのかと思われるかも知れませんが、気密を上げる為にドア下の隙間は10mmもありません。

また、建物の重みが長年掛かってきていますから、ドア周辺の高さも数ミリ圧縮されているとしたら、ドアが敷居に擦ってくるのも無理はありません。こうした微妙な状況が、ゆくゆくは大きな問題へと発展していきます。

僅かな変化を調整するのは意外と難しいことなんですが、それをきれいに直してこそ専門家と言えるのだと思います。

<関連記事>: 随分喜んで頂きました (2024年4月3日)

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ガラスが割れたダブルハング

岐阜のお客様からダブルハングサッシの外側のガラスが割れたので、修理をしたいというご相談を頂きました。

サッシは、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製サッシ。

どうして割れたのかは分かりませんが、下窓(ボトムサッシュ)に雨除けの養生が張られています。

これ以外にもいくつか不具合があるとのことですが、取り立てて心配なのがこのサッシの問題だそうです。

ただ、ペラのダブルハングは古い仕様のものが既に製造中止になっている為、代替の交換建具をメーカーが作ってくれません。

こういう場合は、多少取り外しの際に部材の破損が生じても、どうにかしてペアガラスを外して新しいものに入れ替えるか、この窓枠に合う建具を他社で製作してもらって交換するか、二者択一です。

ペアガラスを交換する場合のリスクは、ガラスを固定している木製の押縁材を破損させてしまうことです。この材料もメーカーは供給してくれません。

また、ガラス交換する際は一旦私共の会社に建具を引き揚げて作業を行う必要がありますから、1.5ヶ月程度は窓を塞いでおかなければなりません。

建具を入れ替える場合の問題は、あまり気にはなりませんが、多少形状が変わることと費用が結構掛かること、納期が半年程度必要なことです。ただ、窓は交換建具が来るまで、このままの状態で触る必要はありません。

どちらがいいかは、お客様と協議して決めることになりますね。

<関連記事>: 明日交換に伺います (2024年6月8日)

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結構戻すのが大変でした

横浜のお客様の処に伺って、玄関ドアの修理・メンテナンスを行ってきました。

玄関は輸入のスチール製ダブルドアで、ピーチツリー(Peach Tree)社が製造したもの。

塗装が随分剥げているだけでなく、右側の主開閉ドアのヒンジ(蝶番)が摩耗して、右ドアが左と比べて1cmくらい下がってきています。

そうなると、ドア下が敷居に当たってきてドアが閉めづらくなるばかりか、ドアラッチやデッドロックバーがストライク(受け金物)の穴に入らなくなって、鍵も締められなくなっていたようです。

おうちを造った住宅メーカーもなく、そういう状態が長く続いた為にドアラッチが破損したのか、ハンドルセットも全く違う国産のものに替えられていました。

デッドロックも鍵が掛かりませんから、上の方に新たに国産のデッドロックを追加して、そこで鍵を締めていたそうです。

(写真には写っていませんが、室内側にはドアクローザーが付いていたようですが、ドアが下がった為に破損したのか撤去されていました)

また、左ドアの下に付けられていたフランス落とし(ドア固定用金具)に不具合が生じた為に、左ドアが長く開けられなかったみたいです。

こうした様々な不具合の原因は、ドアヒンジの摩耗と知識のある工務店の不在だったと思います。

私たち ホームメイドは、今回3日間お邪魔して、フランス落としの固定解除、専用ドアヒンジの交換、ドア位置(建て起こし)の調整、ダミーハンドルを含めたハンドルセットの交換・調整、国産のデッドロックの輸入ものへの交換及び位置変更、2つのデッドロックの同一キー開閉への変更、ドアクローザーの設置、ドア内外の塗装(錆止め塗装1回及び上塗り塗装2回)、ステンドグラスの周囲の防水処理、ドア上の防水処理、明けられた穴の埋め戻し・修正、ストライク位置調整、ウェザーストリップ交換、掃除といった内容の工事を行いました。

費用や時間は掛かりますが、施工前と施工後でこれほど美しく蘇るのです。輸入住宅も20年経ったら、一度大掛かりなメンテナンスをされては如何でしょうか。その価値はあると思いますよ。

<関連記事>: 普段開けないと開かなくなる? (2023年12月10日)

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