お知らせ : ページ 2

閉まりが悪いのも直しました

千葉県の輸入住宅に住んでいらっしゃるお客様の処にお伺いして、シングルハングサッシのバランサーを交換してきました。

輸入窓は、樹脂製のサーティンティード(CertainTeed)。

写真は、そのサッシに付いていたロック金物です。

バランサーを新しいものに交換して、交換時に必要な樹脂製のテイクアウト・クリップも経年劣化していましたので、一緒に交換してきました。

通常であれば、建具(障子)の開閉がスムースになったのを確認してメンテナンスを終了する処ですが、サッシに付いていたロック金物の調子が悪く、鍵がちゃんと掛からない状況でした。

このロックは、建具を下へ降ろすとカチッという音がして自然に鍵が掛かってくれるようになっているはずなんですが、カチッという音がしてくれません。

ですから、建具を上に持ち上げると簡単に窓が開いてしまう状態です。そこで、金物の掃除をしたり、潤滑剤をスプレーしたりしてメンテナンスを行った処、ちゃんと鍵が閉まるようになりました。

こちらのロック金物は、非常に珍しいタイプのものになりますので、交換部品を調達するのも結構大変ですが、壊れることが少ないような感じがしますので、こうしてメンテナンスをしてやれば長くお使い頂けるように思います。

ご依頼頂いたのはバランサー等の交換だけでしたが、ロックの調整まで余分にやってしまうのが私の性分なんでしょうね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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古いマーヴィンのバランサー入荷

愛知県と岐阜県のお客様からご依頼を頂いたダブルハングサッシ用のバランサーが、入荷してきました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)です。

写真が今回入荷したバランサーですが、長さやバネ強度が違うものが2種類あります。

建具(障子)を載せるバランサー・ブリックが青いものは、長さが長くて強いバネ強度があり、白い方はバランサーの長さが短く軽いものを持ち上げるものになります。

マーヴィンのバランサーは、建具の大きさによって長さが異なりますし、建具の重さによってバネ強度が変わります。

最近まで日本向けに製造されていたダブルハング用のバランサーは、このタイプのバランサーとは違うものになっていますが、仕組みそのものは同じです。

ただ、圧倒的にこちらの古いタイプのバランサーが、国内では多く使われているでしょうから、マーヴィンの上げ下げ窓のメンテナンスをする際にはこのバランサーを調達する必要があります。

勿論、私たち ホームメイドは、お客様から頂いた情報を基に適切なバランサーをアメリカから調達することが出来ますから、マーヴィンのサポートがない現状でも大丈夫です。

ただ、取付けには経験や適切な工具が必要になりますので、やったことがないというお客様は、まずは私共のような専門家に施工をご依頼頂きたいと思います。

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大雨が降ると水が溢れてくる

静岡県のお客様から、雨が降るとベランダの輸入サッシから水が部屋に溢れてくるというご相談を頂きました。

輸入窓は、形状からするとミルガード(Milgard)の樹脂製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のようですが、別の写真ではサッシに張ってある製造シールがサミット(Summit)になっていますので、ちょっと不思議です。

写真は、そのサッシの下枠レールに雨水が溜まっている状況です。ペアガラス内に付いている飾り格子が、水面に反射して映っていますから、水が下枠に相当溜まっているのが分かりますね。

もう少し詳しい情報がないとはっきりしたことは言えませんが、恐らく原因は排水穴にゴミや砂が詰まったことだろうと思います。

もしそうなら、それを除去して丁寧に掃除をしてやれば、問題は随分解決すると思いますが、中に詰まったゴミはある程度穴から出せても完全に出せるものではありませんので、常にゴミが入らないようにこまめに掃除をすることと、将来またゴミが溜り排水出来なくなるような場合は、再度穴の詰まりを解消する作業が必要です。

ただ、一連のメンテナンス作業は、ペアの強化ガラスが入った重いドアを外さないと出来ませんので、特殊な道具や専門知識がない皆さんでは難しいかも知れません。

これからの時代は、極端に雨風が強い台風や爆弾低気圧・線状降水帯といった気象が頻繁に発生すると思いますから、ちゃんとした窓のメンテナンスは欠かせません。

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位置調整が必修です

東京のお客様から、輸入サッシのロック・クレセントが欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓は、樹脂で出来たアルパイン(Alpine)製のスライダーと呼ばれる引き違い(片引き)サッシです。

写真が、そのサッシに付いている破損したロック金物です。上に付いているはずのロックレバーが、根元からもげてしまっていますが、この部品は鋳物で出来ていますので、長い間相当な力が加わらないとこんなことにはなりません。

また、受け金物の方にもクレセントが回転した時に出来る黒い傷のようなものがありますので、回転部分が受け金物まで十分届いていなかったように思います。

引き違いの両方の建具の位置関係が悪いのか、ロック金物の位置が悪いのか、その両方なのかも知れませんが、それらを細かくチェックして、正しい位置に来るようにしてやらなければ、また近いうちに同じような不具合が起こります。

確かに壊れた部品を交換すれば直るように思われるかも知れませんが、これが破損した根本原因を直してやらなければ、結果だけを直しても何ら意味はありません。

お客様自身でそういうことが出来ないのであれば、私共のような専門知識がある人にお願いして、ちゃんと直してもらうことをお勧めします。急がば回れで、適当に直すよりも費用や手間を掛けて直した方が長く安心して使えますから、反って得だということをご理解下さい。

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輸入サッシのガラス交換

愛知県のお客様の処で、輸入サッシのペアガラスを交換してきました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのサミット(Summit)製。

豪華な半円窓が付いた2連のケースメントサッシですが、雨水がペアガラスの中に入り込んで、水滴や結露でガラスが曇ってしまいました。

通常アルミクラッドの木製サッシは、ガラスのみを交換することが出来ず、ガラスが入った建具(障子)ごと交換するケースが多いですが、サミットは既に会社そのものがなく、交換部材をメーカーから調達することも出来ません。

そこで私たち ホームメイドは、サッシの構造を調査しインチで出来たガラスの寸法等を採寸した上で、分解可能と判断し修理を引き受けることとしました。

勿論、分解時に破損させては分解する意味がないですから、慎重に作業を行って格子が入った新しいペアガラスを装着しました。

如何でしょうか、修理を完了した窓の様子は?雨漏りした建具は、一部木枠が腐っているものもありましたので、そういう部分は木を忠実に加工して作り直しました。

そうした部分への木部防水塗装も見事に仕上げていますし、屋外側のガラスも雨が入らないように防水処理を行っています。ですから、仕上がりはほぼ新品同様かそれ以上の防水仕様となっていますので、もう雨漏れで心配する必要はありません。

尚、ペアガラスは、遮熱タイプのLOW-E断熱仕様になっていますから、以前に増して室内は快適だと思います。

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きれいはきれいですが・・・

輸入の玄関ドアの塗装を行ったというお客様から、ご相談を頂きました。

玄関ドアは、塗装で木目デザインが表現出来るファイバーグラス製の輸入ドアです。

ドアの表面に線状の浅い彫りが入っていて、そこに木目を再現出来る専用の塗料を塗ってやると、素人の方では木製のドアと思ってしまうくらいに木目の感じが浮き出てきます。

今回の塗装の際には専用の塗料を使ったようですが、油性のベタ塗りの塗料を塗った感じに仕上がってしまいました。

鉄に塗るような油性塗料であれば、きれいに塗れたという感じなのでしょうが、本来木目を再現出来るという特殊な塗料だとすると、その性能や目的を達成していませんので、塗装は失敗と言えるかも知れません。

これを塗ったペンキ屋さんは、この塗料を塗るのは初めてと言われたそうで、如何に塗料を均等に塗るかということに専念した結果だと思います。

本物の木は、場所場所で色やツヤが違います。ですから、均一にきれいに仕上げてしまうと、人工的な作り物という感じが出てしまいます。

木目調のドアに専用塗料を塗る場合は、美術センスが必要です。色ムラを如何に作るか、彫りのある凹みに塗料を入れ過ぎないで影を如何に表現出来るかという仕事は、技術やセンスがないと難しいです。

木目を塗装で表現するなら、やはり経験のある私たちのような専門家に依頼するか、専門家が立ち会いの下でペンキ職人に指導して塗ってもらうかして欲しいですね。

これから塗り過ぎた塗装をある程度取って、再度木目に仕上げるのは結構大変だと思います。

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ロックレバーが簡単に回ってしまう

愛知県のお客様から、上げ下げ窓のロック金物がしっくりこないというご相談を頂きました。

輸入窓は、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)製ダブルハングサッシ。

写真は、そのロック金物をひっくり返して裏返しにしたものです。

装着されたバネがあることで、ロックレバーで鍵を掛けた時や鍵を解除した時にレバーが勝手に回っていかない状態を作ることが出来ますが、そのバネをレバーと連動させる為のピンの部分が折れてなくなっています。

この小さなピンがロックレバーの裏側に付いていることで、レバーの回転がバネで制御されるのですが、制御不能となったレバーは知らぬうちに動いてしまうような感じになります。

ここが壊れても鍵が掛けられないということでもないし、鍵を開けられないということでもありませんが、鍵を掛けたつもりでも何かの衝撃や振動で外れてしまうなんてことも起こり得る状態です。

輸入の上げ下げ窓のクレセント・ロックにはこうしたバネが仕込まれており、ロックレバーを「開」又は「閉」の位置から自然に動かないように制御しています。

もしバネが利いていない状態になっていたら、それはロック金物が正常に働いていない状態ですので、早めに交換頂くことが望ましいと思います。

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相当酷い状態です

山梨県にあるおうちのお客様から、輸入サッシのペアガラスを交換したいというご相談を頂きました。

不具合サッシは、樹脂で出来たミルガード(Milgard)製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)やスライダー(片引きの引き違い窓)など多岐に亘ります。

湿気や雨などが多そうな感じですから、ちゃんとした防水メンテナンスを定期的に行う必要があったと思いますが、新築から全くやっていなかったのだろうと思います。

写真は、掃出しサッシに装着されたペアの強化ガラスですが、ガラスの中のスペーサーが酷く錆びていますし、ガラス自体にも曇りが見受けられます。

ペアガラス内に雨水が入り込むようになってから、随分長い間何もせず放置されていた為、スペーサーのクラックや錆びがここまで広がった感じです。住んでおられた方が気付かぬはずはありませんから、どうしてここまでになる前に誰かに相談出来なかったのか、疑問に思います。

こちらは大きなペアの強化ガラスですし、LOW-E断熱処理もされています。また、厚みを含めてインチサイズで作られていますから、このペアガラスを製作してもらうとなるとそれなりの費用も掛かりますし、第一これを取り外して対処出来るサッシ屋さんがいるかどうかも問題です。

皆さんのおうちでも窓のペアガラス内に問題が生じていたら、出来るだけ早く交換や防水処理をするようにして下さいね。

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シロアリも冬備え?

木部用防水塗料のパラペイント ティンバーケアを塗って、会社の脇に転がしてあったヒノキの端材をほんの気なしに裏返した処、シロアリたちが一杯這っておりました。

黒い木の皮のようにクシャクシャになっている部分は、食べられなかったティンバーケアの薄い塗膜です。

やっぱりティンバーケアは美味しくないので、丸めて端に追いやった感じです。

(因みに、ティンバーケアは木部用防水塗料ですから、耐紫外線・木部保護という機能があっても、人体にも有害な防腐・防虫という機能はありません)

塗料の膜を剥ぎ取った木の部分は非常にきれいな状態ですが、木の中の方は穴だらけです。シロアリ自体は湿気った暗い場所を好む為、木の表面には然程興味がないのかも知れませんが、裏を向けてあったのでシロアリがたくさん出てきていたんでしょうね。

よくヒノキやヒバといった木をシロアリは食べないなんて話がありますが、これを見るとそんなことはないということがお分かりでしょう。

ただ、この切れ端が常に乾燥していて、太陽光が差して風が通るような場所にあったとしたら、多分シロアリは来なかったとも思います。(この切れ端は、日陰になる駐車スペースの脇に雨ざらしで置いてありました)

恐らくこのシロアリは、大きさが2~3mm程度ですからヤマトシロアリではないかと思いますが、こうやって蟻道以外の場所で光に曝されてしまうとパニックになってしまいます。

観察の為何もしませんが、雨の当たらない屋根の下に置いて太陽に当てておけば、何れコロニーは衰退してシロアリもいなくなると思います。本来のシロアリは、自分たちにとって条件がいい環境でないと生きていけないというくらいの弱い生き物なんです。

これから冬の為にしっかり食べて、温度が一定な材木の中で楽しく暮らそうと考えていた処に、変な人間が邪魔をしてシロアリもビックリしたでしょうね。

シロアリは庭などの建物以外の場所にいても何ら心配する必要はないですが、おうちが湿気っていたり、床下が土だったり、床下のコンクリートに隙間があったり、家の基礎の周囲にコンテナや薪等を置いて陰となる場所を作っていたりすると、おうちへ侵入を試みますから注意して下さい。

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このバランサーは、少々特殊です

茨城県のお客様から、輸入サッシのバランサーに不具合があるので交換したいというご相談を頂きました。

輸入窓は木製ファイバーグラス(アルトレックス)クラッドサッシのマーヴィン インテグリティ(Marvin Integrity)。

マーヴィンでは比較的新しいシリーズのサッシですが、メーカーは日本から撤退した今となっては、補修部材の入手も困難になっています。

写真は、ダブルハングサッシの建具を吊って持ち上げる為のバランサーのクラッチと呼ばれる部品ですが、窓の下枠の処で止まったまま動かなくなっています。

通常建具に付いているピボットバーがクラッチに固定されていて、ここに付いている吊りヒモがバネで巻き上がる力を利用して、重い建具を簡単に開閉出来るという仕組みです。

ですから、クラッチが下がったまま動かなければ、窓を開けることが出来なくなってしまいますから、空気の入れ替えにも不便です。

バランサーそのものの不具合であれば、それを交換すれば直せるのですが、インテグリティに装着されているものは他社のバランサーと少し違っている為、入手が難しい傾向にあります。

現在、部品メーカーに問い合わせを行っていて、もしかしたら調達が可能となるかも知れません。ただ、これを交換出来る業者さんが茨城にはいらっしゃらないかも知れませんので、私たち ホームメイドが直接伺って修理メンテナンスを行う必要がありそうです。

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