お知らせ : ページ 17

きれいに直りました

本日、岐阜県の輸入住宅にお伺いして、先日ブログ記事に書かせて頂いた水栓金具のカートリッジバルブを交換してきました。

吐水口からポタポタ水やお湯が漏れるという不具合でしたから、止水バルブを交換してやれば、元通りに出来るだろうということで行ってきました。

いざ現場に伺うと、水漏れしているだけでなく、中央の吐水口の台座もグラグラしていて、固定が甘くなってきていました。取り敢えず、お湯と水の両方のカートリッジバルブを外して、新しいものを装着しました。

次に、洗面キャビネットの下に潜り込んで、吐水口の固定ナットを回して何とかぐらつきをなくしました。でも、その部分は水道の配管類が一杯ある場所でしたから、レンチも使えず固定するのに苦労しました。

写真は、全ての作業を完了して、お湯・水の両方がちゃんと作動することを確認し終わった時の様子です。左横にあるのが古いバルブ類ですが、錆びて劣化が進んでいるようです。

輸入水栓は、止水バルブがセラミックバルブで出来ていますから、ゴムパッキンのようにすぐに劣化することはありませんが、それでも寿命というものがありますから、その際は交換が必要です。

皆さんのおうちの水栓金具も不具合があるようでしたら、専門家に相談して修理をお願いして下さいね。

<関連記事>: 交換用の止水バルブです (2024年4月17日)

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相当苦労しました

昨日、福井県の輸入住宅にお邪魔して、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のガラス交換を行ってきました。

輸入木製サッシは、アルミクラッドのカナダ ローウェン(Loewen)社製。

カナダでは高級サッシとして有名ですが、こちらのおうちを設計した建築士さんもこれでなきゃと拘っていたそうです。

ただ、新築から19年の間、殆どサッシのメンテナンスを建築業者さんにもして頂いていなかったようで、至る処修理や調整が必要になっています。

今回のガラス交換は、掃出しサッシのハメ殺し側のドア。

ガラスの周囲から雨水が長年入っていたようで、それが基でペアガラスの中が結露してしまい、せっかくの強化ガラスを交換せざるを得なくなりました。

ただ、ローウェンのこのタイプのサッシは、既に製造が中止されていてメーカーからは部材の供給もして頂けないといった状況になっていました。

インチサイズで作られたペアガラス自体は、ローウェンでなくても何とか作ってもらえるのですが、ガラスを固定する為の木製の押縁(ガラス押え)は交換時に破損させたら、もう替えはありません。

ですから、押縁を壊さないように外さないといけないのですが、押縁もガラスも接着剤や防水材が嫌というくらいビッチリと付けられています。

押縁を壊さないように、こうした材料を外さなければならないので、通常の輸入掃出しサッシよりも大幅に時間が掛かってしまいます。

また、どうしても押縁も外す際に傷が付いてしまいますから、着色や補修をしないと取り付けることが出来ません。

写真は、そういう苦労を乗り越えて、新しいペアガラスを装着した様子です。

隙間がないくらいピッタリしたサイズの新しいペア強化ガラスでしたから入れるにも苦労をしたのですが、ご覧の通り見事に交換することが出来ました。

多分、この作業が出来る住宅メーカーさんやリフォーム業者さんは、この日本ではあまりいらっしゃらないかも知れません。

特に押縁をそのまま再利用出来るように外すなんて、経験と道具がなければ不可能だと思います。

尚、作業完了後に木製の飾り格子をガラスの室内側に装着し、屋外側はガラスの周囲等に防水処理を行って、最後にドアの開閉調整や鍵の調整も実施しましたよ。

皆さんのおうちもこうならないように、15年くらいしたら全てのペアガラスサッシを防水処理して下さいね。

<関連記事>: ローウェンのメンテナンスも大変になるかも (2023年9月15日)
<関連記事>: 型紙を取るなんて、このままでは不可能? (2024年4月23日)

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周囲のゴムが飛び出してきています

お近くの輸入住宅で輸入サッシのメンテナンスをご依頼頂きました。

窓は、メーカー不明の樹脂製サッシ。

3連のトリプルウィンドウの上にハーフサークルウィンドウが飾りで付いているのですが、そこに付いているペアガラスに不具合が発生しました。

こちらの窓は2階の東面に面したサッシですから、雨や風当たりが強く、窓の押縁(ガラス押え)の周囲から雨水がサッシに浸入したものと思われます。

こうなるとペアガラスの中で内部結露が発生したり、曇ってしまったりするのですが、今回はそうしたこと以外にガラスの周囲に接着してあるゴム状の気密スペーサーが飛び出してきたようです。

雨水の浸入によって、スペーサーの接着が劣化したことが原因ですが、接着をしていなければ当然気密は保てませんから、水分や湿気がペアガラスの中に入り込みますし、断熱性能も落ちてしまいます。

全体の接着がなくなってしまえば、最悪ペアガラス自体を保持出来なくなりますから、ガラスが動いたりしてくる恐れもあります。

ただ、こうしたペアガラスを交換する場合、屋外側にある押縁を外してペアガラスの採寸調査や交換作業を行う必要がありますから、高い足場がなければ仕事は出来ません。

ここだけの部分足場を設置することも可能ですが、それだけではどうしても設置費は割高になってしまいますから、こういう場合私共では家全体に足場を組んで、全てのサッシのガラス防水の仕事をすることをお勧めします。

勿論、ここだけの部分足場を設置して、半円窓のガラス交換やこの周囲の窓のペアガラスの防水処理だけを行うことも可能です。

尚、輸入のハーフサークルウィンドウのペアガラスは、真円ではなく楕円ですし、厚みを含めた寸法はインチ単位で出来ていますから、普通のガラス屋さんやサッシ屋さんでは対応出来ないかも知れません。

そういう場合は、信頼のおける輸入住宅の専門家にご相談頂くと、適切な施工をして頂けると思いますよ。

<関連記事>: LOW-E断熱ガラスは、青いです (2024年6月14日)

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交換用の止水バルブです

先日ブログ記事に書かせて頂きました洗面水栓のメンテナンス用の部品が届きました。

輸入の洗面水栓は、ヤスダプロモーション製のゴールドの水栓金具。

蛇口から水がポタポタ落ちるということで、レバーハンドル内に内蔵されているカートリッジバルブを交換することになり、それが弊社に届きました。

レバーハンドルが比較的高い位置にある関係から、バルブの頭部のスピンドルと呼ばれる部分もそれに合わせて長くなっています。

バルブのお尻の赤い方がお湯用、青い方が水用となっています。今回、同じ水栓金具が2ヶ所あるということで、このお湯用・水用のセットを2セット用意しています。

週明けに岐阜県まで取り替えに伺ってきますから、また交換後に状況をお知らせしたいと思います。

<関連記事>: 比較的新しいタイプの水栓です (2024年4月11日)
<関連記事>: きれいに直りました (2024年4月22日)

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これだけ木目も蘇ります

今日、豊田市の輸入住宅にお伺いして、輸入の玄関ドアの塗り直しを行いました。

輸入ドアは、ファイバーグラス製のダブルサイドライト付き3枚ドア。

美しい楕円のステンドグラスも、ドアを引き立たせています。

7年前にドアの塗装やメンテナンスを行ったのですが、ドアが南面に面していることから、太陽の紫外線や熱さ、台風等の風雨、中国の黄砂にも曝され、塗装が酷く剥げてしまいました。

通常のファイバーグラス製ドアの塗装であれば、表面に塗ったトップコート(クリアの表面保護塗料)のみが傷むのですが、下地の着色塗料も剥げてきている状況でした。ですから、今回の塗装メンテナンスは下地作りから行わなければなりません。

(着色塗装が無事であれば、トップコートのみの塗り増しでOKなんですが、そうではありませんから、劣化した塗装の除去を行った上で、着色塗装1回、トップコート塗装2回の合計3回の作業が必要です)

木目調ファイバーグラス製ドア専用の塗料とは言え、厚塗りしたんでは油性塗料をベタ塗りしたように木目が消えてしまいますから、塗料を塗ってはそれを少し擦り取るという作業を繰り返し、木目の濃淡が浮き出るように仕上げていきます。

そうして着色した下地が出来上がっただけでは、ドアにツヤもなく古びた寂しいドアにしか見えません。

そして、トップコートの塗装を2度塗って完成した様子が、2枚目の写真です。木目も表面のツヤも見事に再現されて、新築した当時のドアの趣きが蘇りました。

技術とセンス、適切な道具と材料さえあれば、このように高級感のある玄関ドアになるのですから、10年以上経ったファイバーグラスの玄関ドアは、是非塗り直しを行ってみては如何でしょうか。

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時期的には全箇所交換です

大分県のお客様から、輸入ドアノブ(ドアレバー)のドアラッチの調子が悪いので、交換部材が欲しいという相談を頂きました。

ドアノブは、旧タイタン(Titan)製の空錠タイプ。

空錠タイプとは、キーで施錠する機能が付いたタイプ以外のものとお考え頂くといいかも知れません。

古いタイタンのドアノブに付いていたドアラッチは、写真のようにフェースプレートが付いていないものが多く、頭の部分が丸いままになっています。

これをドライブイン・ラッチと呼ぶのですが、取付け穴にラッチを差し込むだけでラッチが固定出来るという施工が簡単な部材です。

フェースプレート付きのラッチは、国産のドアノブにも付いているタイプで、戸先に露出したフェースプレートをビスで固定することで、ラッチが動かなくなります。

ですから、ドライブイン・ラッチよりは、取付けに少しだけ手間が掛かるのですが、このフェースプレート付きのラッチの方が普及しているのです。

勿論、北米でもフェースプレート付きのラッチの方が一般的になってきていますが、まだまだドライブイン・ラッチも多く使われているようです。

今回私共が供給可能なドライブイン・ラッチは、改良版で少しデザインが異なりますが、施工方法やドアノブへの納まりは全く変わらないものとなりますから、安心してお使い頂けます。

今回お客様からは交換用ラッチを2個欲しいというご依頼でしたが、20年以上経っているようならラッチ自体の耐用年数は過ぎています。

恐らくおうちの開きドアは8ヶ所以上あるでしょうから、2つと言わず全てのドアラッチを定期交換する時期が来ているように思います。

日本ではなかなか手に入らないドライブイン・ラッチですが、北米では普通に調達出来ますから、何十年経っても大丈夫です。

但し、ラッチを数回交換したらドアノブの方が悪くなってくるでしょうから、その際はドアノブを含めて新しいものに交換するようにお願いします。

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網戸のすべりが悪くないですか?

先日、お近くのお客様からサミット(Summit)製輸入掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の網戸の戸車がおかしいので、グラスファイバー製の網の張り替えと一緒に戸車の交換をご依頼頂きました。

写真は、古い網戸に付いていた比較的状態がいい戸車と、今回調達した新しい戸車を並べてみました。

針金のような部分は、戸車を上下させるサスペンションの役割を果たす所ですが、多少バネが弱っているのか、下がり気味になっています。

戸車に付いているナイロン製のローラー部品も心なしか摩耗して少し小さくなっているようにも感じます。この古い戸車は網戸の上枠に付いていたもので、下枠の戸車はローラー部分が割れて欠損していた為回らない状態になっていました。

掃出しサッシの網戸の場合、サッシ下枠のレールの上を戸車が回って移動するという仕組みですから、どうしても網戸下の戸車に比較的大きなストレスが掛かります。

勿論、上側の戸車も同様に劣化はしてきていますから、下側だけを交換して上側の戸車を交換しないという訳にはいきません。

掃出しサッシの網戸の動きが悪くなってきたら、レール等の掃除を行うと共に戸車の交換をして頂ければ、またスムースに左右に動くようになるはずです。

20年以上前のこういった輸入網戸の部品は、今でも北米で作られていますから、調達するのに問題はありません。

<関連記事>: サッシ屋さんでは直せない? (2024年3月8日)

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サッシ枠を切らずに挿入します

昨日、京都の輸入住宅にお伺いして、シングルハングサッシのコイルバランサーを交換してきました。

輸入サッシは、樹脂製のカナダ MBFウィンドウ。

コイルバランサーのバネが切れてしまうと、重いサッシ建具を吊り上げることが出来なくなり、窓を開けられなくなります。

ですから、この切れたバネさえ交換出来れば、サッシは元通りスムースに開閉出来るようになるのですが、コイルバランサーを装着するサッシ枠の溝(レール)は狭く、通常ではコイルバランサーは絶対に入りません。

その場合、溝をノコギリやナイフのようなもので切って、装着出来るだけの幅を確保するという方法が取られるのですが、一旦切ってしまったらそれを元には戻せませんし、その分見た目も悪くなります。

そこで私たちは、写真のように専用工具を使って、樹脂製の枠を広げて溝の幅を確保します。そのようにして、不具合のある古いコイルバランサーを取り出して、そこに新しいコイルバランサーを入れ込むことを行いました。

勿論、溝を広げた工具を取り外せば、サッシの枠は元通りに戻ってくれます。ですから、枠を切ることもなく、今までと変わらぬ見た目で窓を使うことが可能となります。

ただ、非常に強い力で広げますから、慎重に作業を行わないとプラスチックの枠が割れてしまったり、広げた枠が元に戻らなくなったりしますから、注意しないといけません。

綿密な修理調査、交換部品の調達ルートや正しい修理手順、専用工具といったものが全て揃って、初めて完璧な修理メンテナンスが可能となります。

<関連記事>: 今週交換に伺います (2024年4月10日)

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比較的新しいタイプの水栓です

岐阜県のお客様から、輸入の洗面水栓のメンテナンスについてご相談を頂きました。

水栓金具は、ヤスダプロモーションの洗面用水栓です。

ゴールドの本体に白いレバーハンドルのコンビネーションが、クラシックで美しいですね。

施工されたのは、2011年。輸入住宅ブームが1990年代ですから、それから10年以上後に建てられた輸入住宅ということで比較的新しい製品になります。

今回の不具合は、レバーを閉じても吐水口から水やお湯がポタポタ落ちてくるというものですから、内蔵されたカートリッジバルブを交換すれば元通りに直ると思います。

ヤスダプロモーションの古い水栓金具は、製造時期によって使われている止水バルブが異なるという事象がありますので、現地調査を実施しないと入手したバルブが取付け出来ないというリスクが生じます。

ですが、今回のものは、止水バルブに製造時期による新旧はなく、事前調査は必要ありませんでした。その分修理費用も抑えられて、お客様にもメリットがあったのではないかと思います。

交換用のカートリッジバルブが入荷次第、修理にお伺いする予定です。

<関連記事>: 交換用の止水バルブです (2024年4月17日)

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今週交換に伺います

先日、京都府の輸入住宅で、浴室の樹脂サッシのバランサーについて修理調査を行ったという記事を書かせて頂きました。

そのサッシは、カナダ東海岸にあるMBF Windowsというメーカーのシングルハングサッシですが、このメーカーのものはあまり日本には輸入されておらず、国内に販売やサービスを行う代理店もありません。

私たち ホームメイドは、カナダへ材料視察に伺った経験があり、このメーカーについても熟知しておりました。

取り付けられていたシングルハングサッシは少々大きめのもので、重いサッシ建具(障子)を持ち上げる為に、コイルバランサーのバネは強力なダブル・タイプになっています。

現地調査を実施した際に、可動する建具の大きさや重量、サッシ全体の寸法などを計測すると共に、枠内に内蔵されたバランサー自体も取り外して、どういったものが装着されているかをつぶさに調べました。

それに基づいて調達した新しいバランサーが、こちらです。以前のブログ記事に掲載した古いコイルバランサーと見比べて頂くと分かりますが、全く同じ形状・全く同じバネ強度のものになっています。

数日後にこれを現場に持って行って、サッシに取り付け(取り替え)を行ってきますが、固い樹脂枠の溝を広げてバランサーを入れ込むという作業は普通のサッシ屋さんや工務店さんでは不可能かも知れません。

サッシ自体にキズを付けずに元通りに窓を開閉したいのであれば、私共のような専門家に相談頂くことをお勧めします。

<関連記事>: 窓の大きさや重さが重要です (2024年3月27日)
<関連記事>: サッシ枠を切らずに挿入します (2024年4月13日)

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