30年以上大丈夫な屋根でも、ここはダメ!

30年以上大丈夫な屋根でも、ここはダメ!

最近、国産住宅でも見かけるようになった北米製のアスファルト・シングル葺きの屋根。ここ、愛知県東海市のレンガ積み輸入住宅 F邸でも2001年にカナダ製の40年保証のアスファルト・シングルの屋根材を施工しました。

竣工から13年も経ちましたから、いろいろメンテナンスをする場所が出てきていますが、この屋根材なら何もする必要がないと考えるのは大間違い。屋根自体は大丈夫でも、一番高い場所に入れてある換気棟は金属鈑金で出来ています。また、屋根の周囲も同じように鈑金処理をしていますから、こうして塗装の塗り直しをすると材料が長持ちするんです。

鈑金自体は、ガルバリウム処理がされたものですから、20年近く持つと言われていますが、東海市は製鉄所等から排出される煙や金属粉が降ってくる地域ですから、表面コーティングの寿命も短くなってしまうのです。ですから、鈑金の部分はしっかり洗浄した上で、赤い色の錆止め塗装を行ってから最後に仕上げの塗料を二度塗りします。

アスファルト・シングルの屋根だからと外壁や軒しか塗装しないペンキ屋や工務店がいるとしたら、あなたの家の屋根の寿命も短くなるかも知れませんよ。勿論、塗り直し工事を安く見せる為に、こうした部分の工事を省くなんて業者も多くいます。手抜きをしないで気遣いが出来るかどうかは、見積価格だけでは分かりません。

安さより知識や経験、信頼・安心を優先しないと、家の寿命が変わるということを覚えておいて下さいね。家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。