昔は、スチール・ドアでしたよね

昔は、スチール・ドアでしたよね

90年代の輸入住宅ブームが始まった頃、玄関ドアの多くは木製が使われていましたね。

当時、日本の玄関ドアと言えばアルミでしたから、天然木のドアそれも美しいステンドグラスが入ったアメリカ製というのは、憧れや豊かさの象徴でした。

今でも国産はアルミ製、輸入住宅は木製という住み分けがされていますが、勝手口のドアとなると輸入住宅で木製を使うことはそれ程多くなかった気がします。

それは、勝手口が家の北側や西側にあることが多く、人に見られる場所ではなかったことと、比較的湿気が多い場所であった為、木が腐ることを嫌ったのが理由かも知れませんね。

そこで、当時採用されたのが、金属パネルで表面を覆ったスチールドアと呼ばれる断熱ドアでした。

現在では、スチールで出来たものに代わって、ファイバーグラスで出来たドアが勝手口だけでなく、玄関ドアでも多く使われるようになってきましたが、これは雨風や太陽の強い日差しによるドアの劣化が比較的少ないという理由です。

ただ、ファイバーグラス製のドアが全くメンテナンスしなくていいという間違った考えは禁物です。必ず表面の塗装の塗り直しは必要なんですよ。

さて、そんなスチール・ドアですが、やはり新築から10年以上経過すると、写真のようにドアの表面に錆びが所々目立ってきます。まだこの状態では大きなダメージにはなっていませんから、外壁の塗り替えをする際にでもドアの塗り直しを一緒にやりましょう。

錆びさえ付かないようにすれば、スチールだって長持ちするのです。あのエッフェル塔や東京タワーだって鉄製なのに雨ざらしですから。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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