日本で使われている輸入サッシメーカーは、マービン、アンダーセン、ハード、ウェザーシールド、ローエン、ウェンコ、インシュレート、ウィルマー、サーティンティードなど様々。
でも、このご時勢ですから、海外の資材メーカーが合併・吸収を繰り返して既に市場から姿を消してしまったところもあれば、施工した工務店や輸入住宅メーカーが既に倒産したり、輸入住宅から撤退したりしている場合もあります。
こうなると、住み手である皆さんはどうやって維持管理していくのか心配ですね。
今回もこの家を施工したビルダーは、何年も前に住宅事業から撤退して輸入資材の取扱いをやめてしまったそうです。当然、そういう資材を使った住宅のメンテナンスもしてくれません。
そこで、何年もマーヴィンの窓ガラスにクラックが入った状態で放置されることになったのですが、高性能な輸入サッシ故にメンテナンスが後回しになってしまうこともよくあります。
一般的な輸入サッシはペアガラスですから、1枚のガラスにヒビが入ってもすぐに室内の気密性が損なわれたり、防犯性に問題が起こることはありません。
でも、そのままにしておくとガラスとガラスの間に湿気が入り込み内部結露を起こします。
そして、そこにカビや藻のようなものが繁殖しますから、ガラスが曇ってくるばかりか、ガラスの周辺に回してあるメタルのシール材を錆びさせて劣化を起こす原因になるのです。
サッシメーカーが、将来サイズや仕様の変更をする可能性もありますので、ガラスにクラックが入った場合は、早めにビルダーに相談して対処するようにして下さい。
勿論、建てたビルダーがあてにならない場合は、長年輸入住宅のメンテナンスに携わっている私たちのような建築屋さんに相談してみましょう。
そうやってメンテナンスをすれば、国産サッシより長く愛着をもってもらえると私は思います。
輸入サッシでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
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