会社を興して最初に建てさせて頂いたレンガ積みの輸入住宅、愛知県東海市のF邸。もう13年も前になるんですねぇ。そのことだけでも感慨深いものがあるのですが、私たちがレンガ積み外壁の家で初めて外装まわりのお化粧直しをする最初のおうちとなりました。
現在はこのように足場を立てて、輸入サッシの窓周りや軒などのサイディング部分の防水コーキングをしたり、窓上のアングル鉄筋の塗装を塗り直ししたりしています。
レンガ積みですから、外壁は新築当時と全く同じで何ら修復するようなところはありませんし、屋根も40年の耐久性があるカナダのアスファルト・シングル材を葺いていますから、現状を点検するだけとなっていますが、それ以外の外装はちゃんと見てあげる必要がありますね。
また、ペアガラスの中に雨水が入り込んでいる窓もあるので、ガラスの交換手配も進めています。Willmar(ウィルマー)社のアルミクラッド・サッシですが、この時代の製造ロットの一部でペアガラスの曇りの問題が出ているようです。
ただ、こうした輸入サッシでも、窓への雨の侵入を早期に発見し対策を施しておけば、こういうタイミングでちゃんとメンテナンスすることが可能です。長年住んでいれば、何某かの問題が発生するものです。そう、永遠にノーメンテナンスなんてことはあり得ません。
問題を放置し何も対策をしておかなければ、きっとこの家の窓も木部が腐り、構造体にまで影響するようなことがあったかも知れません。だから、お客さんとビルダーとの長いお付き合いって、本当に大切なことなんですよ。
それにしても手の掛かる子(家)は、かわいいものです。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方はご相談下さい。
このおうちの概要は、「レンガ積みの家 憧れの洋館 ~F邸~」へ。
窓やドアの修復・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
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