木製窓やドアには、防水塗料を塗りましょう

木製窓やドアには、防水塗料を塗りましょう

先日石川県の輸入住宅で古いアンダーセン社の上げ下げ窓(ダブルハング)のバランサー交換をしてきたという記事を書きました。

バランサーを交換したサッシは4つ。そのうち南側にあった1つの窓の建具(サッシュ)を外した時に撮った写真がこちら。繊細なAndersenのナローライン・シリーズですから、窓の枠材が余計に細く見えますが、その木の枠部分に雨が染みたような跡がありますね。

この日は晴天でしたから、通常雨の影響はないのですが、外側に張られた樹脂枠のつなぎ目から長年雨水が侵入したのか、内側の木部にまで雨染みが出てきていました。まだ染み程度の状況ですから、木枠自体には問題ありませんが、このまま放置しておけば必ず木部は劣化してサッシの交換などの大ごとになることは必至です。

まずは、雨漏りの原因となる外部の樹脂カバーのつなぎ目や樹脂枠とガラスとが接する部分をコーキングなどで防水して、その上で室内側の木部もパラペイントのティンバー・ケアなどの防水塗料を塗りましょう。(ガラス部分は、ガラス用のコーキングで施工すると更に効果的です)

ティンバー・ケアは、防水性能があるばかりか、木の割れをも抑える働きをしますから、木製ドアやサッシにはもってこいです。そうすれば、輸入のアルミクラッド(又は、PVCクラッド)・サッシや純粋な木製サッシでも長く使っていけるはずです。

素敵な木製サッシは、メンテナンスにも手を掛けてあげないとその美しさが失われてしまいますから、ご注意下さい。

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: アンダーセンのバランサー交換 (2014年10月1日)

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