先日サッシ・メーカー不明の上げ下げ窓のバランサー交換の依頼があったという記事を書きましたが、私の思惑通りアメリカのアンダーセン・ウィンドウのダブルハング・サッシでした。
そして、先週末はるばる名古屋から石川県のお客様のおうちまで新しいバランサーを持って伺ってきました。片道3時間半の距離でしたが、高速は渋滞もなくスムーズに走ることが出来ました。
バランサーの糸切れを起こした窓は、窓枠に付いていたビスも頭が錆びてプラス・ドライバーが全く利かなかったり、その他のプラスチック部品も20年という歳月によって柔軟性もなくなり割れそうになっていたりと作業が大変な状況でした。
それでも何とか各部品を外して、写真のようにバランサーを露出させることが出来ました。ここまでやるだけでも1時間くらい掛かりました。不具合を起こすのには、不具合を起こすだけの状況があるということなんですね。
それにしても、あの繊細なAndersenの窓の上にこんなゴッツイ弁当箱のようなバランサーが2つも隠されているなんて不思議ですよね。私たちの作業は、この後もいろいろ大変な試練が待ち構えていましたが、何とか4つの窓全てのバランサーを交換することが出来ました。
(実際に不具合を起こしたサッシは、1つだけだったのですが、既に長い月日が経っていますし、窓の開閉も重くなっていましたので、全てのダブルハングのバランサーを交換して欲しいという依頼でした)
作業に立ち会って頂いたお客様でしたが、次回はご自身で交換をやってみますかという問いに、自分ではやれないのでまた10年後にメンテナンスに来て下さいというお返事でした。
まあ、そうでしょうねぇ。だって、私たちがこんなに苦労していた状況を見ては、自分でやれるなんて思えないですよね(笑)
この記事をご覧の方で、アンダーセンの窓のメンテナンスにお困りの場合は、どうぞ私たち ホームメイドにお問い合わせ下さい。頑張って交換しに行きますから・・・。
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