サッシを使わない窓もあるんだなぁ~

サッシを使わない窓もあるんだなぁ~

会社の近所の方から窓ガラスが割れたので、交換したいという相談を頂いた。土曜に工務スタッフが現場を見に行くというので、私も一緒に見に行きました。

おそらく30年近く前に建てられた家だと思いますが、当時としては相当モダンな住宅だったという風情がある。結構頑張ったデザインや造りになっていると思うが、もうちょっと手を掛けてあげると見違えるようによくなる気がする。

さて、割れたガラスですが、普通の国産住宅であれば、アルミの窓枠にガラスがはまっているという形式ですが、この窓はガラスの四方に細い額縁のような木製のガラス押えが回してあってガラスが外側に外れないように作られていた。

勿論、これだけでは雨漏りをしますから、ガラス押えの上から黒いコーキングと塗装が施してある。アルミ枠が入っていない窓は、今では殆ど見られないでしょうね。

また、割れたガラスなんですが、家の方が内側から雑巾で掃除して少し押したら割れたらしい。その理由は、ガラスの厚さを測ってすぐに理解出来た。何とその厚さは、たったの2mmだったのだ。

今のガラスは4mm程度あるので、半分しかない。現在ではこんな薄いガラスは作られていないし、同じ厚さのものを作ってもらうなら、逆に特注料金が掛かってしまう。

厚さ2mmなのに、窓の幅は1.5mくらいあるのだから、これじゃあガラスに少し力が掛かれば、割れても不思議じゃない。それにガラス自体の経年劣化もあるかも知れない。

ガラスの厚みを厚くして、元通りにするには結構手間が掛かる。普通のサッシのように枠に差し込むだけで済むような交換じゃないですからね。安くやって欲しいという気持ちは分かりますが、ここでケチっていい加減な施工をしたのでは、この家の価値が目減りすることは間違いありませんよ。

修理でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。