着工から14年。今なお美しい

着工から14年。今なお美しい

ホームメイドのウェブサイトの「作品紹介」にも掲載させて頂いている愛知県日進市のアーリーアメリカン・デザインの輸入住宅 O邸。ちょっとだけ薪ストーブの煙突も覗いていますね。

実は、この家は起業して最初に建てさせて頂いたおうちなんです。ですから、着工から14年、竣工(完成)から13年の月日が経ちました。家の正面には、玄関兼用のルーフ・テラス(デッキ)が大きくせり出し、その下屋の軒にはハート型の連続飾り(オーナメント)が並んでいて可愛らしいでしょ。

真っ白な外壁材は、カナダの木質系ラップサイディング「Canexel」。この外壁材は塗装された商品なんですが、素材自体の保証は25年。塗装も15年の保証がなされています。

だから、サイディングの板のつなぎ目に薄い汚れの付着が見られますが、塗装の劣化は全くと言っていい程ありません。勿論、新築から一度も塗り直しをしたことはありませんよ。これは、10年で塗り替えが必要な国産サイディングと比べて格段に耐久性が違うということを意味しています。

どういった塗料を使って作られているのかは企業秘密でしょうが、何とも不思議ですねぇ。この記事を読んで頂いている方の中には、このサイディングを使ってみたいという方がいらっしゃるかも知れませんが、一つだけ条件が存在します。

それは、防火・準防火地域では使用が制限されるということです。あくまでカナダの木質系の材料ですから、国内で防火認定のない状況では下地に余分な防火材を使用しない限り建築許可が下りません。そういった制限を受けない敷地に家づくりをご計画されているのなら、是非ご採用頂きたいと思います。

でも、皆さんに覚えていて頂きたいのは、家の寿命や価値は材料の問題だけではないということ。それらの大部分を占めるのは、普遍的で美しいデザインなのです。愛着は感動しなければ湧いてこないですし、メンテナンスして大切に守っていこうという気持ちは、そこから生まれてくるのです。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<作品紹介>: 伝統的なアーリーアメリカン ~O邸~

<関連記事>: 木質サイディング Canexel (2007年11月14日)

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