今年の夏は、やたらに雨や曇りの日が多い天気となりました。木製の輸入サッシにとっては、非常につらい状況でした。
アンダーセン社のクラッドサッシのような木製窓は、外側は樹脂(他社の場合、アルミ)ですが、建具(サッシュ)や窓枠の下側や上側、その両サイドまで樹脂が覆っている訳ではありません。だから、うちの窓はクラッドサッシだから雨でも平気なんて思っていると、そのうちそういった部分に水が入り込み、劣化や腐れが発生します。
ウッディで美しいデザインのインテリアにする為には、必修とも言える木製サッシですが、まめな窓明けによる乾燥が大切です。でも、こう天気が悪いとそれもままなりませんね。
あと、外側の樹脂にしても一体成型で作られてはいませんから、その継ぎ目の箇所やガラスと接する部分は防水性が悪くなる恐れが生じます。樹脂の下はすぐ木ですから、放っておくと腐れの原因にもなりますので、3~5年に一度くらいご自身で窓の点検を行って下さい。
もし隙間が空いていたり、様子がおかしかったりするようなら、防水の為にコーキングを打つなり、ウェザーストリップ(パッキン材)を交換するなりすべきです。窓からの雨漏りが原因で、構造部分まで劣化してしまうなんて話は少なくありません。
そんな時、頼りになるのが私たちのような輸入住宅ビルダーです。数あるパッキン材の中から、その窓に適切な部材を選び出し、特殊なコーキングも駆使出来ます。ただ、まずは自分自身でやってみることも大切ですから、トライしてみることはいいことです。
そして、最も木製サッシや木製ドアで大切なのは塗装です。一般的には室内用のニスのような塗料を塗るのが一般的ですが、耐候性や防水性がないばかりか、本来木が持つ呼吸作用を抑制してしまいます。
そうなると、木が無理に塗膜を破ろうとして、塗装に細かなひび割れを発生させます。この場合、全く塗装の意味がなくなってしまうのです。
だからこそ、クラッド・サッシのような木製の窓や玄関ドアには「Para ティンバー・ケア」のような屋外木部専用塗料を塗って下さい。美しさを保つ為には新築時に塗ることが一番ですが、補修やメンテナンス用としても十分効果を発揮します。
耐候性や防水性に優れ、木の呼吸作用を止めない安全な水性塗料「Para ティンバー・ケア」。油性塗料のような嫌な臭いもなく、自然オイル塗料のように頻繁な塗り直しも必要ありません。是非一度お試し下さい。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。塗料の購入や施工をご希望の方は、お問い合わせ下さい。
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