新建ハウジングという住宅雑誌のサイトからメールが来た。そこには、「マンション・ラボ」というところがマンションに住んでいる方に地震についてアンケートを実施したと書いてあった。
2778人の人から回答があったそうで、そのうち7割の人が巨大地震は必ずやってくると思っているらしい。まあ、これだけニュースやTV番組で報道されている訳だから、7割というのは少ないくらいかも知れない。
だが、このアンケートで私が驚いたのは、このことではない。巨大地震で自分は無事だと思うかという質問に対し、何と4割の人が無事だと答えているらしい。そう、怪我すらしないというのだ。
これにはさすがにビックリしました。その理由の1位、2位は「家にはものが少ない」とか、「何となく大丈夫な気がする」なんて呑気な回答なのだ。東日本大震災や神戸の震災であれだけ大変な状況を見てきたのに、マンション住まいの日本人ってどんだけ危機感が薄いんでしょう。
まさに、喉元過ぎれば熱さ忘るるというやつですね。
今回の広島の土石流災害でも、地主や建設業者のリスク管理やモラルのなさが言われていますが、以前被害があっても時間と共にそれを忘れてしまうのは同じ心理なのかも知れない。
過剰に反応する必要はないと思うが、客観的に現状を把握し、あらゆる災害にどう対処すべきかというシミュレーションを考えておくくらいは、やらなきゃダメでしょ。
それにしても、高層マンションの長周期地震動は嫌ですねぇ。だって、場合によっては10分以上ゆっくりと大きく揺れるらしいですから・・・。建物が壊れるかどうかの話の前に、精神的なストレスはすごいでしょうね。
こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
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