破損したドア・ロック用レバー

破損したドア・ロック用レバー

Milgard 社掃出しサッシ(スライディング・パティオ・ドア)の部品が破損したので、調達したいという依頼があった。

詳細を写真に撮って欲しいというお願いをした処、モーティシー・ロックの金物に差し込む為の二股部分が欠損してしまったレバー部品の写真が送られてきた。

以前は、ミルガードのレバーのオペレーション・アーム部が折れてしまったというトラブルでお話を頂いたことがありましたが、差し込み側の部分も折れるんですね。この部品は、恐らく鋳物で出来ていますから、非常に堅いと思われますが、必要以上に力が加わった場合、細くなった部分(比較的弱い部分)にそのエネルギーが集中するのでしょう。

何れにしても、力を入れなければロックが掛からないという状態をまずは解消しなければ、また同じことが起る危険性は排除出来ません。

まずは、ドアに仕込まれているモーティシー・ロックに付いているビスを回してラッチの出方を調整することが大切です。ただ、闇雲に回してしまうと元の位置が分からなくなりますので、回す前にマジック等で目印を付けて、うまく行かなかった場合に最初の位置へ戻せるようにしておくのが、秘訣です。

これをすると結構調子がよくなると思いますが、ロック金物の違いによって調整方法が違うかも知れませんので、注意下さい。

また、モーティシー・ロックの内部には、小さなバネが入っていることがあり、それが劣化してちぎれたり、飛んでしまったりすると、ラッチがちゃんと動かないこともあります。そうなると、レバーだけでなく、ロック金物も交換する必要が生じますから、しっかり状況を把握して何が悪いのか、何を交換しなければいけないのかを連絡して下さいね。

輸入サッシの掃出し窓の多くは、おおよそ同じ構造で同じ部品を使っていることも多いですが、サッシ・メーカーによって、又は製造時期によって使っている部品が異なることもあります。

私たちがお伺いして調査すれば、話は早いでしょうが、その分費用が掛かります。でも、写メを私たちに送信頂ければ、ある程度の状況確認や遠隔誘導で調査を実施出来る時代です。携帯やPCなどの文明の利器を活用して、上手に輸入住宅のメンテナンスをしていって下さいね。

こうした問題は防犯対策上も早めの対応が必要ですから、お困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 輸入の掃出しサッシのロック・レバーは、よく折れる? (2014年5月14日)
<関連記事>: ジェルドウェンの掃出しサッシのロックレバー (2017年5月19日)

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<お客様からのその後のメール>

村瀬様
お世話になっております。本日レバーを受け取りました。早速取り付けましたところ、問題無く使用出来ました。この度は本当にありがとうございました。 (2014/09/03)
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