気密性が高い窓の方が、雨は侵入しやすい

気密性が高い窓の方が、雨は侵入しやすい

今日、台風8号が東海地方に接近する予定です。今後風雨が強まってきそうですから、現場の養生もしっかりとしなければいけませんが、皆さんも外出は控えた方がよさそうです。

状況に拠るかも知れませんが、名古屋の近くを台風が通る可能性がありますし、雨は台風が来る前や去った後にも強く降るかも知れません。

台風の強い風や雨は、思わぬところから侵入してきます。以前にもお話ししたように、引違い窓のレールは気密を作るには難しい構造になっています。ですから、他のタイプの窓に比べて水がくぐってきやすいのです。大きな掃出しサッシなども、レール構造ですから注意して下さい。

だからといって、他の窓が安全かと言えば、そうでもないのです。輸入サッシの場合、窓周りに付いた気密性のゴムシールやパッキンが劣化し始めているような時には、気密が弱くなっている部分を目がけて雨水は浸入してきます。

窓以外に、屋根の軒の下に開いている通気孔(穴)やバルコニーの外壁サイディングと防水されたバルコニーの床との境界などからも水が浸入する場合があります。そう、雨は下に向かって降るだけでなく、上に吹き上げてくる場合もあるということを覚えておかなければなりません。

台風は人智を超える自然の驚異ですから、完全には防御できません。ただ、極力抑えることは可能ですので、台風がやってくる前にバルコニーの排水口が詰まっていないかなどの点検をして下さいね。

また、自転車や植木など、飛んでいきそうなものは室内に入れるか、ワイヤーなどで固定するかして、迷惑にならないようにすることも大切です。川沿いの皆さんは、停電でも使える携帯ラジオで情報を聞いて増水などには注意して下さいね。

今日は、私も早めに帰宅します。台風後に何かトラブルがあれば、最寄りの建築屋さんか、ホームメイドへお問い合わせ下さい。

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