シングル・ハングのInsulate社製輸入サッシに装着されているチャネル・バランサー(Channel Balance)。
この部品の交換作業について先日書いてきましたが、交換の際に絶対必要となるのが、写真にあるTake-Out Clip(バランサー交換用クリップ)です。バランサーのプラスチック先端に、このクリップを引っ掛けて脱着するのですが、通常窓を開閉する時には、何の役にも立ちません。
多分一般のお客さんは、窓枠の両側に何やら小さなプラスチックの薄板が張り付いているくらいにしか思っていないでしょう。でも、これがないと、バランサーの交換が出来ないのですから、重要な部品と言えばそうなんです。
ただ、長年窓の近くで太陽の紫外線に当たっていますから、プラスチックも柔軟性がなくなり、クリップが硬化してきます。
だから、窓枠に張り付いているクリップを交換時に持ち上げるとクリップの爪の先が折れてしまうことがよくあります。そう考えると、シングルハング・サッシのバランサーを交換する際は、このクリップも一緒に交換が必要かも知れませんね。
ホームメイドでは、予備用にいくつかクリップを在庫しています。ただ、多くの輸入住宅のサッシ全部を取り替えるだけはありません。もしチャネル・バランサーと一緒に、このクリップも調達して欲しいという場合は、その旨お問い合わせ下さい。その際は、もしもの時用に少し余分にご注文頂くといいかも知れません。(色を気にしないなら、メタル製の銀色のクリップもありますよ)
国産サッシをお使いの方には、全然分からない話ですよね・・・。いや~、マニアックですねぇ。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
<関連記事>: シングルハング窓のバランサー交換に行きました(2014年6月14日)
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