以前、国産窓メーカーのアルミ樹脂複合サッシが、防火認定を取り消されたというニュースをブログ等でも掲載しましたが、窓メーカー各社は今後アルミ樹脂複合サッシとアルミ・サッシの両方とも防火仕様の窓の販売を取りやめるそうです。
尚、サッシ枠にシャッターや雨戸を内蔵している防火戸仕様の製品は、どの窓メーカーも存続させるとのこと。
この問題は、アルミ樹脂複合サッシが防火認定を取り消されたということに端を発して、メーカーに代わって認定を取得していたカーテンウォール・防火開口部協会が、今後各社が自社で認定を受けるように指示してきた為、自社での取得が難しいと判断したということらしい。
つまり、今まで販売したサッシも防火性能を有していない可能性があるのである。それにしても、今まで防火認定を受けた窓として販売したものはどうなるのだろうか。
問題は、姉歯の耐震偽装と同様のことが、国産サッシ業界全体で行われていたと言っても言い過ぎではないし、そういう場合のリコールや賠償はどうなるのかということである。
それにしても、住宅メーカーや工務店にとっては、ちょっと大変なことになるかも知れません。
今まで防火規定というものを背景に、高性能な輸入サッシを排除してきたサッシ業界にツケが回ってきたんでしょうねぇ。国産窓メーカーを含めて、国産住宅業界が今後どう対応するのか、消費者への責任が問われています。
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建築雑誌記事:「住宅用防火サッシ、一斉に販売終了」2011/08/19 日経ホームビルダー
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