昨日は、インシュレート(Insulate)社製輸入樹脂サッシのバランサーを交換する為に、滋賀県まで行ったという記事を書きましたが、その現場で新たにもう一つの問題を見つけました。
それは、2階にある窓1ヵ所について、ペアガラスの内部に曇りや錆が発生しているというもの。これは、ペアガラス内部に湿気が入らないようにスペーサーという気密材でガラスの四方を覆っているのですが、何らかの原因でスペーサーの一部に空間が生じたことで起ります。
その僅かな隙間から、中の空気層に水分(湿気)が入り込んだことによって、ガラス内で結露を起します。
夏場は水分が湿気として空気中にありますから、当初はガラスが曇るようなことはありませんが、冬場に外気が冷たくなると温度差によってペアガラスに結露が発現します。そうしたことが何年か繰り返されると、水分によって菌やカビが発生し、ガラスの中がこのように常時曇った状態になってきます。
また、ガラスとガラスとの間にあるスペーサーは、その多くが金属製ですので、水分によって錆が進んできます。そうなると、両方のガラスを密着させるスペーサーの力が失われます。それは、それぞれのガラスが分離した状態になることを意味しますから、将来的に最悪ガラスがサッシから脱落するかも知れません。
今すぐ実害が発生することはありませんが、そうならない為に早めに不具合のあるガラスを交換し、対処して欲しいと思います。また、こうしたトラブルは、国産サッシでも起こりますからご注意下さい。
こうしたペアガラスの曇りやガラスの交換でお困りの方は、お問い合わせ下さい。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
<関連記事>: ペアガラスの内部結露 (2015年2月15日)
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