リビング・ドアは、ステンド・グラス

リビング・ドアは、ステンド・グラス

最近、私たちが家のプランをする際は、エントランスとリビングを区切らず、1つの空間として広く使うことを考えます。

それは、家を小さな部屋(スペース)でたくさん区切ってしまうと狭苦しく感じられることと、出来るだけ家の温度がどこでも一定になるように空気が流通しやすいデザインを心掛けているからです。

そこには、セルロース・ファイバーの断熱材を外壁面に施工したり、トリプル・ガラスの高性能な輸入樹脂サッシを使ったりして、断熱性能が非常に高い状況を作り出せているという要因があると思います。

また、家の中全体の空気を管理し、どこでも同じ温度を実現出来る全館空調(全館冷暖房)システムを導入していることも大きいかも知れません。

しかしながら、愛知県日進市の輸入住宅 M邸では、玄関ホールにステンド・グラスの入ったダブル・ドアを付けて、リビングを分ける形で施工しました。それは、お客様の今までの生活状況が大きく影響したと考えるべきでしょう。

今まで住んでいた古いおうちは、玄関先が非常に寒かったそうです。玄関を開け閉めしたりする際に寒い外気が入り込む為、常に寒い思いをしていたことや、アルミの玄関ドア自体の断熱性能が低かったのです。

いくら私たちの輸入住宅が、今までの国産住宅よりも高性能で高断熱と説明しても、一旦肌に刻まれた感覚を拭い去ることは難しいようです。

まあ、そのかわり、ダブルのステンド・グラスがお客様をリビングに迎え入れてくれるというアクセントを加えることが出来たのですから、物事は考え方ひとつで変わりますね。家のプランニングは、臨機応変。私たちの考え方で提案することは大切ですが、お客様の生活スタイルを考慮してあげることは更に重要です。

その際、施工する素材やデザインをひと工夫することで、見え方や雰囲気をガラッと変えられると思います。さあ、あなたも私たちと一緒に、想像の翼を広げてみませんか。こんなおうちを造りたいという方は、ご相談下さい。

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