連休が明けてから、毎日のようにホームメイドにメンテナンスの問い合わせが来ています。
勿論、輸入住宅に使われている輸入資材・輸入設備に関することなんですが、ほぼ全国から、それもいろいろな案件が舞い込んできます。今回紹介するのは、輸入洗面の水栓金具。輸入の蛇口ってデザインがクラシックで可愛らしいですよね。
愛着も出てきますから、長く使っていきたいというのは人情です。でも、長年使っていると、水量を調整するセラミック・バルブ(国産だとゴム・パッキン)が悪くなったり、排水系が傷んだりします。
今回もそのひとつ。輸入の水栓金具にはポップ・アップと呼ばれる排水口カバーを開閉させる機能が付いています。それは、写真のピボット・ロッドという長い金属棒を動かすことで、右に写っている排水カバーの部品を上下させられるのだが、ロッドの先が腐食してしまい、カバー部品まで届かなくなるというトラブルも多い。
これは、強い洗剤を排水ドレンに流してきたことで、金属のロッドが錆びてしまったことが原因だ。
以前にもこうしたトラブルを書いたことがあるが、水栓金具のメーカーによって、使われている部品に若干の違いがある。だから、その部品を特定して調達するということは、結構大変なことが多い。つまり、時間も掛かるし、経験や知識がないと手も足も出ない。
このお客さんも10年近くこの状態に悩んできたらしいのだが、誰も相談する先がなかったようだ。
幸い私共では、この部品のセットの在庫がありそうだし、この水栓金具のメーカーを特定することが出来た。相変わらず、もの持ちがいい会社ですよねぇ(笑)
多分、これで問題は解決するだろうが、それにしても修理(リペア)といったメンテナンス案件が多いですねぇ。
それくらい多くの人が困っているが、相談する相手が全国には殆どいないということでしょう。いれば、遠くの見ず知らずに問い合わせする必要はないですもんね。
それにしても、こんなことばっかりやってたんでは、新築が仕事の輸入住宅ビルダーにとって仕事やお金になりませんよね(笑) こんなバカは、世の中にいませんでしょうか?
こうした私たちの考えや建築に共感され、施工や資材調達を希望される方は、ご相談下さい。
<関連記事>: 欠損したピボット・ロッド (2016年3月11日)
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