私たちの輸入住宅のキッチンや洗面に使う輸入キャビネットは、1つひとつのユニットを組み合わせて、その場所に相応しい大きさやデザインのものとなる。
写真は、愛知県豊川市のレンガの家 N邸のキッチンの一部だが、三段の引き出しユニットを3つ横並びにして、合計9個の引き出し(Drawer)の固まりを作り出している。まるで、昔の古い薬屋さんにあった薬ダンスの風情を感じるデザインですよね。
引き出しを四段にしたり、それぞれのユニットの幅を変えたりすることも可能だから、そのデザインも多様に選択できるのが、輸入キャビネットの素敵なところ。
引き出しでなく、開きドアにすることだって、いとも簡単にやってのける。ここでは、3つ共同じサイズ、同じデザインを並べることでリズムを感じるようにプランした。勿論、これはお客様からの要望を聞きながら考えてあるのは言うまでもない。
こんな細かい変更やサイズの指定をしたら、国産キッチンでは数百万円掛かるだろうが、オーダーが基本の輸入キャビネットではビックリする程の価格アップにならない点もうれしい。
ただ、こうしたことを気軽にやってくれる輸入住宅ビルダーが少なくなっていることも確かである。プランするには、センスとスキルが必要だし、デザインする時間や手間も相当になる。
だから、標準化された大きさやデザインの輸入キッチンや洗面を、パッケージにして輸入建材屋さんから購入するなんて手抜きが、一般的になってしまったのは悲しい限りです。
キャビネットのノブ、ドアの面材の材質、色に至るまですべてをオーダー出来る輸入キャビネットの魅力を思う存分感じられるのが、本物の輸入住宅だったはずですよね。
こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
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