長い間、お疲れ様でした

長い間、お疲れ様でした

高校時代の先輩からご依頼を頂いて、連休明けに解体工事に入らせて頂きます。今日は、午前中に解体を担当する人間と一緒に、ご近所に事前の挨拶回り。

既にお休みに入ってしまったご家庭もいらっしゃるようでお会い出来たのは、半分くらいでした。でも、挨拶状と粗品をポストに入れて、案内だけはしておきました。

恐らくこのおうちは、築50年以上経っているのでしょう。瓦は一部剥がれたり、屋根がうねったりしています。それでも、長い間ここに住む人たちの命を守り、風雨を遮ってきたのだと思います。

私には分かりませんが、このおうちにもいろいろな人生や歴史があったと思います。

また、お庭に植えられたサツキも見事に花を咲かせていました。きっと、何年もお手入れをしてこられたんだろうと思うと、自然と手を合わせなくてはおれなくなりました。

着工して10日もすれば、何もなかったかのような更地になってしまいます。その後、どんな感じになるかは、私には知る由もありません。何年もすれば、誰もここにこんな家があったことすら忘れてしまうかも知れません。

でも、ここに人間の営みがあったことだけは確かです。長く住んでもらえるような家づくりをしなければいけないと感じた5月2日でした。感謝

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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