システム・キッチンじゃなくてもいいんだ

システム・キッチンじゃなくてもいいんだ

ここ何十年もの間、日本のキッチンは、2.5mか2.7m程度の長さがある一体型システム・キッチンというものが主流です。国産のキッチン・メーカーもそういったものが標準で、オール・イン・ワン(All in One)でないキッチンなど存在しない。

そんなこと、当たり前じゃない?なんて言われそうですが、お洒落な欧米のお宅ではそうでもないことに気付かされます。写真をご覧頂くと分かりますが、左下のオーブンレンジは、奥行きがそれ程ない机のようなミニ・テーブルの横に置かれているではありませんか。

つまり、このフリー・スタンディングのオーブンレンジ(アメリカではストーブと呼びます)は、部屋のオブジェのひとつなんですね。ある意味、これって衝撃的ですよね。

だって、 家具としてレンジを部屋に置いてしまい、キッチンという個別空間をなくすという発想は、日本人の誰もが持ち合わせていないものだと思いませんか?多分この部屋には、キッチン・シンクや作業台もオブジェとして部屋を飾っているのだろうということが、自ずと想像されます。

逆に、昔の日本にはこういう発想の住居が多かったのかも知れませんが、アメリカからシステム・キッチンという概念が入ってきた時に、失われてしまったのかも知れませんね。

豊かさとは、既成概念に捉われない自由な発想の中にあるのです。でも、これを国産のキッチンでやろうとしても無理かもね(笑) そんな時は、輸入キッチンや輸入家電を施工するホームメイドにご相談下さい。

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