先日、とある輸入住宅に施工されていたKwikset社のドアノブの不具合で、ドアのラッチを交換したという記事を書きました。その際、フェース・プレート(フロント)が付いていない丸い頭のドライブ・イン・ラッチというタイプもあるとお伝えしていました。
今回、私の記事をご覧頂いた別の方から、Taymor社製の玄関ドア・ハンドルに付いているドライブ・イン・ラッチがおかしくなったので、交換用のラッチを探しているという連絡がありました。
ラッチのサイズや取付け時の寸法が合っていれば、問題なく使えるだろうと思っていましたが、送って頂いた古いラッチの形状を見てあることに気が付きました。それは、ドアノブの心棒をラッチに差し込む為に明いている穴に違いがあるということでした。
Kwikset社のドアノブ用ラッチの場合、心棒の形状が特殊な為、それに合うように穴が「きのこの笠」のような形状をしています。
それに引き換え、Taymor社製の玄関ドア・ハンドル用ドライブ・イン・ラッチは、四角い心棒が差し込める形状をしていたのです。
Weiser社のドアノブも確か四角い心棒だったと記憶していますから、Kwikset社のドアノブの方が北米では一般的ではないかも知れません。いや~、勉強になりますねぇ。
因みに、Kwikset社もTaymor社もラッチの長さを60mm~70mmに変化させることが出来る調整ラッチというタイプが使われています。これは、ドアに明けられた穴の位置によって、ラッチの長さを変えられるように出来ているんですね。
さて、今回の問い合わせについてですが、以前輸入したドアノブにTaymor社のものが1つだけ在庫として残っていたものがありました。(何とそこには、Weiser社のラッチが使われていましたよ)
そして、そこからラッチを外して、そのお客さんにお渡しすることにしたんです。確かに新しいドアノブは使えなくなってしまいますが、玄関ドアの開閉に支障があるという困った事態ですから、うちの都合よりセキュリティを優先してあげないと気の毒ですよね。
だって、こんなラッチが在庫であるのは、日本広しと言えどもホームメイドくらいでしょうからね。お困りの方は、お問い合わせ下さい。
<関連記事>: 丸い頭のラッチ(バックセット)
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その後、お客様から頂いた連絡:
頂いた新しいラッチに交換しようと思いましたが、玄関ハンドルの心棒が若干太くて新しいラッチに明いている穴に通りませんでした。同じTaymor社のものでも、玄関ハンドル用と室内ノブ用では形状が異なるようです。
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