土曜にNHKを見ていたら、昔の白黒フィルムの記録映像にデジタルデータで色を載せて当時を再現するというプロジェクト番組をやっていた。
本当にその色だったかどうかは定かではないが、恐らくこんな色遣いであったろうという想定の下で色が付けられた8ミリ映画の映像は、数十年も前の大正・昭和初期の人や風景とは思えない親近感のある不思議な感じがした。そう、全てが生き生きとして見えるのです。
その際、番組で紹介されたゴッホの絵が1枚あった。この絵は、「麦の穂並み」というらしいが、ゴッホが知ってか知らずか、色で見事に遠近感を表現しているという。
そう、色には遠近感を感じさせる不思議な仕掛けがあるらしい。
一番近く感じるのは「赤」、そして「オレンジ」、次に「黄色」、それから「緑」、一番遠いのが「青」という具合に人は感じるというのである。
実際にこの絵をモノクロにしてみると、確かに遠近感は消えて、平面的な絵に見えてしまうから不思議でしょ。
色彩って、ほんと面白いですねぇ。家のインテリアにもこうした色彩の仕掛けを使えば、もっと面白いデザインに出来るかも知れません。
色のないモノトーンの服やシンプル・モダンのインテリアって、生活の楽しみを1つ減らしているのかも知れませんよ。さあ、パラペイントを使ったドライウォールで、住まいをもっとカラフルにしてみませんか?
こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
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