フローリングと壁との接点となる部分に回される幅木。英語で「Baseboard」と呼ばれるように部屋の四方の壁の一番下(ベース)となる場所にグルリと施工する板材です。
国産の幅木は、装飾が少ないものばかりで大きさも5cm以下。材質も、昨日ケーシングの記事に書いたように塩ビ・シート張りのMDF。どうして、無垢の木製のものを使わないんでしょうねぇ。
さて、今回紹介する幅木は、日進市で建築中の輸入住宅 M邸で採用した北米製。
材質は、パインの無垢材。これに予め白い塗装がされた状態のものを輸入しました。こうすることで下塗りの施工を省き、仕上げのセミグロスの塗装をするだけでOKとなります。
大きさも手のひら一杯の高さがありますし、デザインも装飾的ですよね。まあ、アメリカやカナダでもこれくらい大きなものは、高級住宅でしか使われなくなっていますが、豪華ですよね。
施工写真の壁の出隅コーナーの波型の曲線美は、うっとりするようなデザインです。これぞ、輸入住宅の極致と言えるかも知れません。
輸入資材を扱う国内の資材屋さんから調達するのが今の輸入住宅メーカーの主流ですが、どこの輸入住宅でも同じデザインの内装なんてことになってしまいます。
でも、直輸入するとこんな楽しい材料も使えるんですよ。まあ、資材をわざわざ探してくる私たちは大変ですけどね(笑) こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
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