住宅には、いろいろな内装材が使われます。写真に写っているものは、建築用語でケーシング(Casing)と呼ばれているものです。
これは、窓に四方枠を入れた際に、その周りを飾り付ける為に使われます。
ドアの場合は、フローリングがありますので下枠は付きませんね。ですから、三方枠の飾りにこのケーシングが使われるんです。
通常、住宅メーカーさんや工務店さんでは、MDFという木の粉を接着剤で固めて成形した枠材を使います。MDFそのものを使う場合もありますが、一般的にはその表面に木目などを印刷した塩ビ・シートを張った枠材が使われます。
でも、こうした材料は室内の湿気にやられて、シートが剥がれてきたり、MDF自体が水分で膨張してきたりするんですね。
それに引き換え、私たち ホームメイドが使っているケーシングをご覧下さい。本物の木で出来ているのが分かりますか?
私たちは、無垢のツガやパインの木で作られた枠材しか内装には使わないのです。勿論、写真のように表面に白い塗装をしてしまえば、中身が木なのかMDFなのかは分かりません。誤魔化そうとすれば、いくらでも誤魔化せるのが今の建築です。
でも、10年後には、皆さんでもそれが何なのかが分かるはず。本物は、どんなことがあっても化けの皮が剥がれることはないからです。
金額や取り付ける手間は、何倍も違うかも知れませんが、ここで手を抜く訳にはいかないのです。
それが、私たちの良心だからです。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
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