通電火災への備え

通電火災への備え

一昨日、TVを見ていたら、巨大地震への対応をどうするかといった内容の番組がやっていた。

想定外のことが起らない限り、大きな被害はないと言えるのだろうが、東日本大震災の如く想定外のことが起るから甚大な被害を社会は受ける。だから、想定外のことは必ず起きると考えることが大切だと感じさせられた。

そういった意味では、耐震や免震の施策が実施された超高層ビルやマンションなんていう建物からは、遠ざかっていた方が怖い思いをしないで済むんだろうなぁ。人間の本能では、やっぱり危ないと感じちゃうもんね。(実際は、高所恐怖症なだけかも知れないが・・・)

さて、その番組の中で一番簡単で効果が高いと思われたものが、このブレーカー自動遮断装置。

大きな地震の際に電気器具(電気ストーブ等)を使っていた場合、それが揺れで倒れたり、電気の配線がちぎれてしまったりすることは往々にしてある。

そんな大きな地震が起こると、ほぼ同時に大規模停電という事態になるから、慌てて電気を切るなんてことは想定外となってしまう。そりゃ、スイッチ確認するより逃げる方が先決だもんな。

でも、その後、電気が復旧すると、通電した機器や電気コードから火災が発生することになる。これを通電火災と呼ぶらしい。そういうことが、阪神淡路大震災でも起こっていたというのだ。

だが、分電盤に付いているブレーカーを落とす感知機器を追加するのは、結構な費用が掛かる。でも、ブレーカーに重りを付けただけの装置であれば、簡単にそれも自動でブレーカーを下ろすことが出来るという訳だ。

逃げるのが精一杯な時、こういうものが手助けしてくれるなら、安心して家を離れることが出来るよね。勿論、小さな揺れの際は重りが落ちないように、調整も出来る。

是非、皆さんもこうした対策を検討してみては如何でしょうか?

あと、全館空調やエコキュートなどの電気温水器は、通常の家庭用電源の他に動力契約をしていますから、室内の分電盤以外で屋外ブレーカーが設置されています。そちらもご注意下さいね。

防災対策や耐震補強でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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