ドライウォールは、道具も大切

ドライウォールは、道具も大切

ドライウォール下地をしっかり造るには、専用の道具が不可欠です。道具がなければ、正確な施工が出来ないですから、自ずと間違った材料ややり方をしてしまい、「なんちゃってドライウォール」の輸入住宅が出来上がります。

写真中央にある黒くて長い棒が、バケツに立て掛けてありますが、何だか分かりますか?これは、オートマティック・テーパーと言う道具です。通称バズーカと呼ばれますが、筒状の下の方にロールになった紙のジョイント・テープを取り付けます。

そして、バズーカの右手に見える手押しポンプを使って、筒の中によく練った天然石膏のパテ(コンパウンド)を流し込みます。

それが完了するといよいよ石膏ボードのジョイント部分にテーピングをするのですが、この道具があれば、専用の紙テープと石膏パテが同時に出てきてテーピング処理を一度にやってしまうのです。

これを使わないでドライウォールをやってますというのは、モグリですね(笑)

写真のバックに写っている壁が、そのテーピングを施した状態のところです。でも、これで下地工事が完了する訳ではありません。その上から更に何度もパテを塗り込んで、ジョイント部分を更に美しく、更に強くしていくのです。

一度にたくさんのいパテを載せれば、もっと簡単に早く出来るとお思いになるでしょうが、そうしてしまうと石膏パテの中の方がしっかり乾燥せず、柔らかな状態のままになります。

薄く何度も塗ると強くなるというのは、実は塗料も同じです。外壁の塗り直しで、塗装を厚塗りして一度しか塗らないという塗装業者さんもいるようですが、実はそれは手抜き工事なんですよ。

ドライウォールも塗装も手間を掛けたら掛けただけ、丈夫で強い状態が生まれるということを覚えておいて下さいね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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