素敵なものは、古くなると価値が増す

素敵なものは、古くなると価値が増す

先日東京出張した際に時間があったので、上野に行った。上野は、博物館や美術館が集まっていて、その上公園も広いので、散策するにはもってこいの場所だ。

2時間程度しか時間がなかったので、どこか拝観するにしても1ヶ所しか行けない。悩んだ結果、開館時間も早く化石も見られるということで、国立科学博物館へ行くことにした。

でも、やっぱり国立だけあって、展示物も多いですねぇ。時間内に半分も見られませんでした。特別展もやっていたのですが、そっちへ行ったら常設展なんて全く見られなかっただろうね。

それにしても建物も素晴らしいですねぇ。写真は館内の天井ですが、日本の左官職人が漆喰を使って西洋のデコレーションを真似たんでしょうね。よく出来ています。吊り下げ型の照明器具のデザインもいい!

欧米であれば、大理石を彫刻したり、プラスター(石膏)を固めてこういうデザインを造り上げたりするんでしょうが、何をどうしたらいいか分からなかった近代日本の人たちは、観察力と既存の技術で欧米に負けないものを造ったのだと思います。

こういうデザインを自分の家づくりでもやってみたいという人は、輸入住宅好きに多いと思いますが、今はアメリカでも硬質ウレタンで成形したいろいろなパーツを組み合わせてインテリアを装飾します。(部材は、Millworkと呼ばれます)

まあ、あまりやり過ぎると、反ってお洒落感がダウンしてしまいますが、部分的、局所的に部材を使えば、欧米の雰囲気を長く楽しむことが可能となります。

どれをどこに使うかは、私たちビルダーのセンスと知識次第。価値あるものを造るには、情熱が必要なんでしょうね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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