防火構造面材モイスを張った外壁の上に施工した青い防水紙。これが北米で開発された特殊な防水紙、ウェザーメイト・プラス。
この防水紙は、夏場にエアコンで冷たくなった建物の外壁に発生する結露を防ぐ機能を持っている。
こうした機能は国産の透湿性防水シートにはないので、防水紙の内側になっている外壁面(構造体)では結露による木材や合板の劣化、カビの発生が問題となる。
(実際にアメリカではこれが大きな問題となって、この特殊な防水シートが開発されたという経緯がある)
どうしてウェザーメイト・プラスだけが、結露を防げるのかということの詳細は、以前私が書いた記事をお読み頂きたいが、日本でもこの製品が普及することを切に願っている。
こういうノウハウを公開すれば、競争相手に塩を送るようなものではあるが、そんな小さな欲に縛られて、日本の家づくりをよりよいものにしようという大きな理想を見失うとしたら、馬鹿げていると私は思う。
だから、情報を出来るだけ多くの人に提供出来るように、私たちはこうした記事をNETに掲載し、希望する方には材料の販売や施工も行う。
こうした私たちの考えや建築に共感され、施工や購入を希望される方は、ご相談下さい。
関連記事: ホームメイドの透湿性防水シートは、全然違う! (2007年5月10日)
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