家づくりの際に一番お金を掛けるのは、何でしょうか?勿論、おうちと答える方が、一番多いと思います。
でも、本当は土地の購入が最もお金を使うとことかも知れません。何故なら、購入には千万単位のお金が掛かるのに、それに見合うだけのプロダクトは何もないからです。
つまり、住宅なら無から形あるものを産み出すことに対してお金を出すのですが、土地は買うというだけで産み出すものはありません。いわゆる権利の移動だけですから、最もお金が掛かると言えるのではないでしょうか。
但し、この土地というスペースがなければ家が建ちませんから、その重要性を軽視する訳ではないですよ。
さて、土地を買って建物を造るのですが、それ以外にカーテンや家具・家電も新しいものを買いたいですから、予定していた資金がどんどん減っていってしまうというのが多いですよね。
まあ、新しいおうちだと、何でも新しくて素敵なものにしたいというのが人情ですから、仕方ありません。で、最後に残されるのが、外構工事。駐車場も要るし、防犯用のフェンスも付けたいですよね。ただ、ここに使うべきお金が後回しにされて、なかなか十分なお金がないという場合が殆どです。
アメリカ・カナダでも同様のことがよくありますが、お金がない時に貧相な外構工事をして済ませてしまうということはありません。彼らはまずお金がなければ外構工事をやりません。その代わり、将来を見据えた外構計画(スケジュール)を立てます。
そして、少しずつそれを実現していって、最後に完成させるといったことをするんですね。
室内の豊かさは、人間を作りますが、外周りの豊かさも感性を育みます。だから、お庭や駐車スペース、建物の外壁を浮かび上がらせる間接照明などにも彼らはお金を掛けるんですね。
これらの工事は、人間が生活をする上では何ら必要なことではありません。でも、家は周囲を含めたデザインで完成するものなのです。ここで初めて、土地を買うことへの生産性が生じてくるのです。
ここでケチってしまうと、せっかくの素敵なおうちも価値が半減してしまうかも知れません。だから、外構工事は慌てないでやるか、予め十分な資金を確保しておくかして下さいね。そう、家づくりは総合芸術ですから・・・。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
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